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tenshitachi_no_harukoi:s022
;//S022
#savetitle 「それはいわゆる恋愛小説」


;※EV10
#bg EV10
#wipe fade



;♂MP12
#bgm 0 bgm19


#mes on
#system on


ふと、目を開けると、ベッドの中で、皐さまと一緒に横になっていた。
#voice SATUKI0440
【Satsuki】「ごめんね、優乃。無理させてしまったかい?」
#voice YUUNO_0510
【Yuuno】「……そんなことは……ありませんわ」
わたしたちが全裸のままでいることが、少しだけ照れ臭い。
……だって、わたしたちは……。
#voice SATUKI0441
【Satsuki】「本当のことを言うとね、一目見た時から、ボクはキミに惹かれていたんだよ」
#voice SATUKI0442
【Satsuki】「でも『恋なんて、思いこみと気の迷いだ』と本に書いてあったから、自分の気持ちも気の迷いかと思ってしまったんだ」
#voice YUUNO_0511
【Yuuno】「………………」
思わず、絶句した。
それでは、わたしは、その本のせいで気持ちを否定された、というわけ……?
少しの頭痛を覚えながらも、疑問に思ったことを訊いてみた。
#voice YUUNO_0512
【Yuuno】「……いったい、何の本をお読みになったんですの?」
#voice SATUKI0443
【Satsuki】「えっと、何だったかな……」
皐さまは、考えるような表情をしたけれど、どうやら思い出せなかったようだ。
#voice SATUKI0444
【Satsuki】「ただ、恋は気の迷いだと言い切った主人公は、物語の最後には、恋に生きることに決めたみたいでね、読んでいるこちらとしては、意味不明だったよ」
#voice SATUKI0445
【Satsuki】「まったく、行動に一貫性のない登場人物だと思わないかい?」
#voice YUUNO_0513
【Yuuno】「………………」
ラストで恋に走るということは……少なくとも、その小説のカテゴリーは……。
ちらっと皐さまを見ても、本気でわかっていないらしい表情をしている。
うーん……何と言えば良いのだろう……。


;++選択肢
;『それとなく賛成する』×
;『ちゃんと説明する』○
#select select04_1 select04_2
それとなく賛成する
ちゃんと説明する


;『それとなく賛成する』×
#label select04_1


#voice YUUNO_0514
【Yuuno】「ええ、その通りですわね」
#voice SATUKI0446
【Satsuki】「おおっ、優乃もそう思うかい? そもそも一貫性のない主人公の思想がだね──」
#voice YUUNO_0515
【Yuuno】(ああ……一気に書評のお話になってしまいましたわ……)
やはり、きちんと説明致しませんといけませんわね。


#goto select04_end


;『ちゃんと説明する』○
#label select04_2


でも、ここでちゃんと言って差し上げないと、皐さまは延々、今のままなんだろう。
それがわかるので、言いにくいけれど、言葉にしてみた。


#set f1 f1+1


;++選択肢ここまで
#label select04_end


#voice YUUNO_0516
【Yuuno】「あの、とても言いにくいんですが、それはいわゆる『恋愛小説』というものでは……?」
#voice SATUKI0447
【Satsuki】「!!」
#voice SATUKI0448
【Satsuki】「なるほど、あれが恋愛小説というものなのか! ボクとしたことが、全く気づかなかったよ!」
#voice YUUNO_0517
【Yuuno】「………………」
傍迷惑な小説だ。
#voice SATUKI0449
【Satsuki】「……ということは、ボクが氷川くんや高尾さんを邪魔だと思ったこの感情が、『嫉妬』という感情か!」
嫉妬……?
#voice SATUKI0450
【Satsuki】「いやぁ、氷川くんや高尾さんには申し訳ないことをしてしまったね」
#voice YUUNO_0518
【Yuuno】「成美さんや高尾さん……?」
#voice SATUKI0451
【Satsuki】「ああ、氷川くんはボクの優乃ととても仲良しだし、学校だけでなく、寮でも良く話しているみたいだし」
#voice YUUNO_0519
【Yuuno】「そりゃあ、親友ですもの……」
#voice SATUKI0452
【Satsuki】「高尾さんには、キミとの仲を誤解して、わざわざ職場訪問までしてしまったわけだし……ああ、思い返すと、自分のしたことが恥ずかしいよ」
そう言いながら、わたしの髪を愛しそうに何度も撫でてくれている。
#voice YUUNO_0520
【Yuuno】(……すごく、幸せな気分……)
こんな嫉妬なら、大歓迎。
成美さんと高尾さんには、申し訳ないことをしてしまったけれど……。


;※EV10P1
#bg EV10P1
#wipe fade



#voice YUUNO_0521
【Yuuno】「……おふたりなら……きっとわかってくださいますわ……」
#voice SATUKI0453
【Satsuki】「そうだね」
#voice SATUKI0454
【Satsuki】「氷川くんはキミの親友だし、高尾さんはりんごちゃんの好きな人だし」
む。
そういえば、気づいたことがある。
#voice YUUNO_0522
【Yuuno】「……皐さま……いつの間にか、りんごちゃんと仲良くなっていましたわね……」
寮生でもないりんごちゃんのことを、『相原くん』じゃなくて『りんごちゃん』って呼んでいるもの。
#voice SATUKI0455
【Satsuki】「おや? それは嫉妬かい?」
#voice YUUNO_0523
【Yuuno】「!!」
カーッと顔が赤くなる。
慌てて隠そうとしたのに、遮られて、正面からキスされた。
#voice SATUKI0456
【Satsuki】「ちゅっ……隠さないで、その可愛い顔を」
#voice YUUNO_0524
【Yuuno】「い、嫌ですわ、……見ないで……くださいっ!」
#voice SATUKI0457
【Satsuki】「キミが恥ずかしがっている様子が、とても愛しいよ」
#voice YUUNO_0525
【Yuuno】「さ、皐さまはイジワルです!」
#voice SATUKI0458
【Satsuki】「だって仕方がないじゃないか」
#voice SATUKI0459
【Satsuki】「好きな子ほど、いじめたくなるんだから\001」
#voice YUUNO_0526
【Yuuno】「………………」
ぷいっと視線を背ける。
#voice YUUNO_0527
【Yuuno】(聞いていて恥ずかしくなるようなことばかり皐さまが言うのは、恋愛小説に書いてあったことなのかしら?)
でも……恥ずかしいことを言われるのは、悪い気分じゃない……。


#endscene
#setscene 1


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;♂MS
#bgm 0 stop 1000


#wipecancel disabled
#waitcancel disabled
#log off

#bg eyecatch01
#wipe vshutter

#wait 3000

#bg black
#wipe fade

#log on
#waitcancel enabled
#wipecancel enabled


;//END
#next2 S023
tenshitachi_no_harukoi/s022.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)