User Tools

Site Tools


tenshitachi_no_harukoi:s010
;//S010
#savetitle 「こっちにおいで」


;**女子寮・夜
#bg bg03c
#wipe fade



;♂MP02
#bgm 0 bgm02


#mes on
#system on


部屋に戻ると、パジャマ姿の皐さまがくつろいでいた。


#cg 1 tsa01f 400 0
#wipe fade


#voice SATUKI0191
【Satsuki】「おかえり、優乃。ソーダ、キミもどうだい?」


#cg 1 tsa01f 200 0
#cg 2 tyu02f 600 0
#wipe fade



#voice YUUNO_0239
【Yuuno】「わぁ……、お風呂上がりのソーダなんて贅沢ですわね\001」
#voice YUUNO_0240
【Yuuno】「いただきます♪」

;//SE:プシュッ
;♀SE022
#se 0 SE022


#voice YUUNO_0241
【Yuuno】「……んっ、んっ……んっ……」


#cg 1 tsa02f 200 0
#wipe fade



#voice SATUKI0192
【Satsuki】「ふふ、よほどのどが渇いてたんだねぇ」


#cg 2 tyu05f 600 0
#wipe fade



#voice YUUNO_0242
【Yuuno】「え……あ、やだ、わたしったら、はしたない……」
#voice SATUKI0193
【Satsuki】「そんなことないよ。すごく美味しそうに飲んでくれて、見てるボクも気持ちがいいよ」
#voice YUUNO_0243
【Yuuno】「そう……ですか? ならいいんですが……」
ゴクゴク飲んでしまったから、呆れられてしまうかと思ったけど、そうでもなくて良かった。


#cg 1 tsa01f 200 0
#wipe fade



#voice SATUKI0194
【Satsuki】「優乃は大人になっても、そんな感じかもね」


#cg 2 tyu03f 600 0
#wipe fade



#voice YUUNO_0244
【Yuuno】「はい? 大人って……?」
#voice SATUKI0195
【Satsuki】「風呂上がりにビールをぐいっと飲みそうだなと思ってね」


#cg 2 tyu05f 600 0
#wipe fade



#voice YUUNO_0245
【Yuuno】「………………」
カーッと頬が赤くなる。
#voice SATUKI0196
【Satsuki】「で、そんな風に顔を真っ赤にして、上機嫌で明日の用意をする、と」
#voice YUUNO_0246
【Yuuno】「か、からかわないでくださいな。人が悪いですわ」


#cg 1 tsa02f 200 0
#wipe fade



#voice SATUKI0197
【Satsuki】「ふふふ、優乃を待っている間、暇だったからね、いろいろ会話のシミュレーションをしていたんだ」
#voice SATUKI0198
【Satsuki】「さ、寝よう。明日も早いよ」


#cg 2 tyu01f 600 0
#wipe fade



#voice YUUNO_0247
【Yuuno】「待っていてくださったんですか?」
#voice SATUKI0199
【Satsuki】「まぁね。帰ってきて、誰もしゃべる相手がいないとつまらないかなと思ってね」


#cg 2 tyu02f 600 0
#wipe fade



#voice YUUNO_0248
【Yuuno】「皐さま……\001」
なんて気の利く、素晴らしい人なんだろう……\001
皐さまのことを考えると、胸がドキドキしてくる。
ふたり、それぞれのベッドに入って、お互いの顔を見た。


#cg 1 tsa01f 200 0
#wipe fade



#voice SATUKI0200
【Satsuki】「そうそう、ここ、『出る』らしいよね」
………………。


#cg 2 tyu03f 600 0
#wipe fade



#voice YUUNO_0249
【Yuuno】「……は?」
#voice SATUKI0201
【Satsuki】「この寮って、昔、隔離病棟が建ってた場所だって聞いたことがあるんだよね」
………………。
#voice SATUKI0202
【Satsuki】「なるほどねって思ったよ」
………………。
あの……何が『なるほど』なんでしょうか?
そう訊きたいのに、怖くて訊けない……。
#voice SATUKI0203
【Satsuki】「ま、病院関係は多いよね『そういうの』って」
………………。
#voice SATUKI0204
【Satsuki】「そういう話を集めてみるのも、良いかもしれないね」
はっ、いけない、気が遠くなってしまっていた。
#voice YUUNO_0250
【Yuuno】「あ、あの……『そういう話』って……?」
#voice SATUKI0205
【Satsuki】「ふふっ……病院って『出る』って言うだろう?」
ごくり。

;♀SE023
#se 0 SE023


#voice YUUNO_0251
【Yuuno】「な、何が……ですの?」
#voice SATUKI0206
【Satsuki】「うん、一言で言えば……この世ならざるもの?」


#cg 2 tyu04f 600 0
#wipe fade



#voice YUUNO_0252
【Yuuno】「ひ……っ!!」
ゾクッとした。
別に寒くもない。
なのに、肌がブルッと震えて、全身の毛が逆立つような感じがした。
#voice SATUKI0207
【Satsuki】「じゃ、そういうわけで、電気を消すよ?」
#voice YUUNO_0253
【Yuuno】「え、ちょ……待ってくださ……っ!」

;//SE:パチッ
;♀SE024
#se 0 SE024


;**女子寮・夜(消灯)
#cg all clear
#bg bg03d
#wipe fade



明かりが消されて、一気に部屋が暗くなる。
わたしたち以外に誰もいないはずなのに、どこかに誰かが……何かが潜んでるような気がしてくる。
#voice YUUNO_0254
【Yuuno】「………………」
#voice SATUKI0208
【Satsuki】「………………」
たとえば、壁とベッドの間とか、机の下とか。
考え始めると止まらない。
お互いの呼吸の音さえも、別の何かの息吹が混じっているような気がする。
#voice YUUNO_0255
【Yuuno】(……こ、怖い)
歯を食いしばっていないと、ガチガチと鳴ってしまいそう。
恥ずかしいけど、背に腹は替えられない。
それにきっと、皐さまなら笑ったりしないはず……!
#voice YUUNO_0256
【Yuuno】「あ、あの……お願いがありますの……」
#voice SATUKI0209
【Satsuki】「どうしたんだい? 心配しなくても、明日はボクが起こしてあげるよ」
#voice SATUKI0210
【Satsuki】「そのかわり、起きられなければ、キミが起こしてくれると嬉しいな」
#voice YUUNO_0257
【Yuuno】「そうではなくて……あ、あの……そちらへ行ってもよろしいでしょうか?」
#voice SATUKI0211
【Satsuki】「ん? こっちへ来るの?」
#voice YUUNO_0258
【Yuuno】「……あ、お嫌でしたら、断っていただいても……構いません……」
#voice SATUKI0212
【Satsuki】「………………」
ああ、やっぱり呆れられてしまったかしら。
それとも、笑われてしまうのかしら。
#voice SATUKI0213
【Satsuki】「いいよ。こっちにおいで、子猫ちゃん」
………………。
ここは期待に応えるべく、ニャーとでも言った方がいいのかも?
#voice YUUNO_0259
【Yuuno】「え、えっと……にゃー?」
#voice SATUKI0214
【Satsuki】「いい子いい子。さ、ボクのベッドへお入り」


;※EV05
#bg EV05
#wipe fade



皐さまのベッドはとても温かくて、わたしは全身に無駄な力が入っていたことに気づかされた。
ゆっくりと身体が弛緩していく。
頭を撫でられて、更にホッとする。
安心して初めて、とても良い香りが周囲に漂っていることに気がついた。
自分のベッドにいた時には気がつかなかったから……これは、皐さまの香り……?


;※EV05P1
#bg EV05P1
#wipe fade



#voice YUUNO_0260
【Yuuno】「皐さま……いい香りがします……」
#voice SATUKI0215
【Satsuki】「気に入った? 寝る時は、いつもこの香りを纏っているんだよ」
#voice SATUKI0216
【Satsuki】「この香りに包まれて眠ると、安眠できるんだよね」
#voice YUUNO_0261
【Yuuno】「ええ……ホッとする香り……ですわね……」
心地よい香りと、温もりに包まれて、そっと目を閉じる。
さっきまであんなに恐怖を感じていたというのに、今はとても安心している。


;※EV05P2
#bg EV05P2
#wipe fade



……ここなら、大丈夫。
もう、何も怖くない……。


;//フェードアウト
;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade


いつの間にか、わたしは皐さまに抱きしめられるようにして、寝入ってしまっていた。


#mes off
#mes clear
#system off


;♂MS
#bgm 0 stop 1000


#wipecancel disabled
#waitcancel disabled
#log off

#bg eyecatch01
#wipe vshutter

#wait 3000

#bg black
#wipe fade

#log on
#waitcancel enabled
#wipecancel enabled



;//END
#next2 S011
tenshitachi_no_harukoi/s010.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)