User Tools

Site Tools


tenshi_no_akogare:s021
;//S021 離れたくない
#savetitle 離れたくない


;**千秋の部屋・夜
#bg bg01c1
#wipe fade



;♂MP01
#bgm 0 bgm01


#cg 1 tch02f 400 0
#wipe fade



#mes on
#system on


#voice chiaki0573
【Chiaki】「今日の夜ご飯も美味しかったわ、りんごちゃん、ありがと\001」


#cg 1 tch02f 200 0
#cg 2 tri02f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0781
【Ringo】「どういたしまして\001」
――あれから。
あたしと千秋ちゃんの間には、何もない。
うーん……、『何もない』っていうのとは違うかな。
実際、同じベッドでくっついて寝てるわけだし。
起きたら、腕枕ならぬ胸枕になってる時もあるし。
あたしが言いたい『何もない』っていうのは、千秋ちゃんが以前のように触れてこなくなったってこと。
てっきり千秋ちゃんってスキンシップが好きなタイプって思ってたけど……そうじゃないのかな。


#cg 2 tri01f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0782
【Ringo】「あ、千秋ちゃん、お風呂の用意、できてるよ」
#voice chiaki0574
【Chiaki】「そう? いつも気が利いてるわね、ありがとう\001」


#cg 1 clear
#wipe fade


;//SE:遠ざかる足音
;♀SE052
#se 0 SE052


#voice ringo_0783
【Ringo】「……やっぱり」
それにね、気がついちゃったの。
最近の千秋ちゃんは、お風呂に行くのに、脱ぎ散らかしたり、脱ぎながら歩いたりしなくなった。
裸のままでお風呂から出てくることもない。
たしかに、ちょっと前のあたしは、そういうズボラな千秋ちゃんなんて見たくないって思ってた。
けど……今のあたしは『ダメなところを見せてくれてるくらい気を許してもらってる』って思うようになってるのに。
千秋ちゃんのズボラなところが直ったのは、悪いことじゃないとは思うんだけどね。


#cg all clear
#cg 1 tri03f 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0784
【Ringo】「でも……」
やっぱり物足りなさを感じてしまう時があるのよね……ちょっとだけ、ね、ちょっとだけ。


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;**千秋の部屋・夜
#bg bg01c1
#wipe fade



;//SE:茶器の音
;♀SE056
#se 0 SE056


#cg 1 tch02f 400 0
#wipe fade



#mes on
#system on


#voice chiaki0575
【Chiaki】「こうしてくつろぎながら、りんごちゃんの淹れてくれたお茶をいただく……うふふ、素晴らしい贅沢だわ\001」


#cg 1 tch02f 200 0
#cg 2 tri05f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0785
【Ringo】「千秋ちゃん、褒めすぎだよ……ぅ」
褒められるのは嬉しいけど、そんな風に手放しで褒められちゃうと、顔が赤くなっちゃうよ。
#voice chiaki0576
【Chiaki】「うふふ、りんごちゃんったら、お顔が真っ赤よ?」
くすくすと千秋ちゃんが笑ってる。
#voice ringo_0786
【Ringo】「………………」
あたしは黙って、千秋ちゃんの次の行動を待つだけ。
でも、千秋ちゃんは満足そうな顔で、一口お茶を飲んだだけだった。


#cg 2 tri03f 600 0
#wipe fade



……どうして?
以前なら、真っ赤になったあたしのほっぺをつついて、遊んでたのに。
もう、あたしのほっぺをつつくことなんて、飽きちゃったの?


#cg 1 tch01f 200 0
#wipe fade



#voice chiaki0577
【Chiaki】「りんごちゃん、どうかしたの?」


#cg 2 tri02f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0787
【Ringo】「う、ううん、別に何でもないよ?」
慌てて笑顔を繕った。
あたし、ここにいる意味、あるのかな。
あたしは千秋ちゃんが好きだし、千秋ちゃんだって、好きって言ってくれた。
でもさ、千秋ちゃんは待つって言ってくれたけど、それって無理させてるんじゃないのかな。
千秋ちゃんのことが好きで、好きだから役に立ちたいって思ってるのに、逆に千秋ちゃんの負担になってない?
あたし、役に立ててるのかな?
そりゃ、お食事の用意とか、お掃除とかお洗濯とかは、ちゃんとやってるつもりだけど。
千秋ちゃんだって、褒めてくれる。


#cg 2 tri03f 600 0
#wipe fade



でも……。
褒めてくれるのは、言葉でだけ。
ちょっと前のように、あの優しい指で意地悪に触れてくれないのは、何故……?
悩んでるのは、あたしだけ?
千秋ちゃんにとって、あたしって、何なのかな?
あたしは、こんなに千秋ちゃんのことが好きなのに、千秋ちゃんは違うのかもしれない。
だって、そう考えないと、千秋ちゃんのスキンシップがなくなったことが説明できない……。


#cg 2 tri06f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0788
【Ringo】「あ……」
ぽろっと、何かがほっぺを転がり落ちた。


#cg 1 tch03f 200 0
#wipe fade



#voice chiaki0578
【Chiaki】「りんごちゃん?」
慌てて俯いて、カップを置いた。

;//SE:カチャン
;♀SE057
#se 0 SE057


やだ……泣くつもりなんか、なかったのに。
こんなところで泣いたりしたら、千秋ちゃんに心配かけちゃうのに。
#voice ringo_0789
【Ringo】「あ……や、やだな……、お茶が跳ねちゃったのかな……っ」
#voice chiaki0579
【Chiaki】「大丈夫? ちょっと見せて」

;//SE:カチャリ
;♀SE056
#se 0 SE056


茶器を置いた千秋ちゃんの手が、握り締めたあたしの手の上に重なるように、握り込んでくれる。


;♂MS
#bgm 0 stop 1000


;※EV16
#cg all clear
#bg EV16
#wipe fade



;♂MP16
#bgm 0 bgm16


#voice ringo_0790
【Ringo】「………………っ!」
久しぶりに触れた、千秋ちゃんの温もり。
#voice ringo_0791
【Ringo】「やめ……離して……」
#voice chiaki0580
【Chiaki】「りんごちゃん?」
#voice ringo_0792
【Ringo】「………………」
どうしよう。
絶対、千秋ちゃん、変に思ってる。
あたしに触れてる千秋ちゃんの手が、戸惑ってるもん。
……そんな気配が伝わってくるもん……。
#voice chiaki0581
【Chiaki】「……りんごちゃん、どうして泣いてるの?」
#voice ringo_0793
【Ringo】「……っく……」
バレちゃった……あたしが泣いてるの、バレちゃった……。
#voice chiaki0582
【Chiaki】「こっちを向いて?」
優しい千秋ちゃんの声。
その声が、温もりが、嬉しいのに……胸に痛い。
#voice ringo_0794
【Ringo】「ふ……うぅ……っ」
#voice chiaki0583
【Chiaki】「何か悲しいことがあったの?」
千秋ちゃんの言葉に、ふるふると首を横に振る。
悲しいことも辛いことも、何もない。
側にいられるだけで、あたしはこんなにも幸せ。
なのに……千秋ちゃんとずっと一緒にいたことで、ワガママになってしまった自分に気がついただけ。
触れてもらえないことが、不安で――不満なだけ。
#voice chiaki0584
【Chiaki】「泣いてちゃわからないわ?」
その言葉に、泣くのを止めた。
#voice chiaki0585
【Chiaki】「りんごちゃん、わたしを見て?」
#voice ringo_0795
【Ringo】「ぐすっ……う……っ、ふぇ……」
#voice chiaki0586
【Chiaki】「顔を上げて、わたしを見て」
#voice chiaki0587
【Chiaki】「わたしの大好きな、りんごちゃんの顔を見せて?」
優しい声に、勇気を貰う。
おそるおそる、顔を上げた。
真っ正面から、千秋ちゃんの心配そうな眼差しにぶつかる。
#voice ringo_0796
【Ringo】「……好き……」
つい、言葉が溢れてしまった。
#voice chiaki0588
【Chiaki】「え?」
#voice ringo_0797
【Ringo】「あたし……千秋ちゃんのことが好きなの……大好きなの」
#voice chiaki0589
【Chiaki】「………………」
ほら、千秋ちゃんが戸惑った顔してる。
千秋ちゃんにとっては、あたしの本気の告白なんか、やっぱり迷惑なんだ。
いろいろな人と恋愛経験を積んだ大人の千秋ちゃんには、軽い恋愛ごっこの方が気楽だよね……。
#voice ringo_0798
【Ringo】「あたし、重たいよね。こんなあたし、千秋ちゃん、鬱陶しいよね」
#voice chiaki0590
【Chiaki】「いきなり何を言い出すのよ……?」
#voice ringo_0799
【Ringo】「だって……千秋ちゃん、あたしのこと、もう好きじゃなくなってるでしょう?」
#voice chiaki0591
【Chiaki】「な……?」
目を丸くした千秋ちゃんが絶句してる。
それから、千秋ちゃんはにっこりと笑った。
あたしの大好きな笑顔なのに、この状況で向けられるのが、こんなにも悲しくて辛い。
#voice chiaki0592
【Chiaki】「どうしてわたしが、りんごちゃんのこと、好きじゃないなんて思ったの?」
#voice ringo_0800
【Ringo】「……だって……触れてくれなくなったし」
#voice chiaki0593
【Chiaki】「はい?」
また千秋ちゃんが怪訝な顔をした。
#voice ringo_0801
【Ringo】「うう、やっぱり~!」
#voice chiaki0594
【Chiaki】「待って待って待って!」
#voice chiaki0595
【Chiaki】「ごめんなさい、良く聞こえなかったのよ、今、何て言ったの?」
いっそこのまま、うわーんと子供のように泣きじゃくってしまいたい。
#voice ringo_0802
【Ringo】「だって……千秋ちゃん、あれから全然、あたしに何もしてこない……」
#voice chiaki0596
【Chiaki】「り、りんごちゃん……」
スン、と鼻を啜って、千秋ちゃんをちゃんと見る。
#voice ringo_0803
【Ringo】「あたしなんか飽きちゃった?」
#voice ringo_0804
【Ringo】「いつまでも大人になれない子供だから? 胸も小さいから?」


#bgm 0 stop 1000


#bgm 0 bgm21


涙を拭こうとした手を掴まれて、指にちゅっとキスされた。
#voice chiaki0597
【Chiaki】「ちゅっ……んもう、おバカさんね\001」
そのまま顔の上にやってきて、目尻も、頬にも、鼻の先にも、たくさんキスをされる。
#voice chiaki0598
【Chiaki】「ちゅっ、言ったでしょう?」
#voice chiaki0599
【Chiaki】「ちゅっ、ちゅっ……わたしは、りんごちゃんの成長を楽しんでるのよ、って」
#voice ringo_0805
【Ringo】「………………」
#voice chiaki0600
【Chiaki】「子供のりんごちゃんも好きだし、大人になろうって背伸びしてるりんごちゃんも大好きよ。でもね……」
#voice ringo_0806
【Ringo】「でも……何?」
#voice chiaki0601
【Chiaki】「無理に大人になろうって頑張ってるりんごちゃんを見てたら、痛々しくなってきちゃったの」
#voice chiaki0602
【Chiaki】「わたしは、りんごちゃんがりんごちゃんでいてくれたら、それでいいの、幸せなの」
#voice chiaki0603
【Chiaki】「それなのに、りんごちゃんはわたしを好きになってくれたわ」
#voice chiaki0604
【Chiaki】「それ以上の幸せは望むまいって思ったの……今は、ね」
#voice chiaki0605
【Chiaki】「だから、りんごちゃんがわたしを欲しいって思ってくれるまで、わたしは我慢することにしたのよ」
#voice ringo_0807
【Ringo】「………………」
何、それ……。
#voice chiaki0606
【Chiaki】「これでもわたしだって、りんごちゃんと同じくらい……ううん、それ以上に悩んでたのよ?」
#voice ringo_0808
【Ringo】「千秋ちゃん……」
#voice chiaki0607
【Chiaki】「りんごちゃんのこと、わたしはずっと『そういう意味で』大好きなのに、りんごちゃんは違ってたでしょう?」
#voice chiaki0608
【Chiaki】「りんごちゃんが好きだったのは、『ナースで、自立してる、従姉のお姉さん』である千秋ちゃんだもの」
#voice chiaki0609
【Chiaki】「我慢しきれなくて、何度か触れちゃったけど……本当はそれ以上のことをしたいの」
#voice chiaki0610
【Chiaki】「だから……りんごちゃんが、わたし自身を好きになってくれるまで、触れないことにしたのよ」
#voice chiaki0611
【Chiaki】「……逆にりんごちゃんを悩ませてしまったみたいだけど、ふふっ」
千秋ちゃんが笑う。
#voice ringo_0809
【Ringo】「それって……千秋ちゃんもあたしが好きなの?」
#voice chiaki0612
【Chiaki】「そうよ。ずっとそう言ってたつもりだけど?」
あたしの大好きな笑顔……あたしだけに向けられた、それ。
#voice chiaki0613
【Chiaki】「好きよ、りんごちゃん」
ぶわっと涙が溢れる。
#voice ringo_0810
【Ringo】「あたしも……あたしも、好き!」
瞬きを何度もして、ぼやける視界をクリアにする。
大好きな千秋ちゃんの顔を、ちゃんと見たいから。
ゆっくりと千秋ちゃんの顔が近づいてくる。
#voice chiaki0614
【Chiaki】「……いいのね?」
何が、なんて訊かない。
#voice ringo_0811
【Ringo】「……いいよ」
#voice chiaki0615
【Chiaki】「……逃げないの?」
#voice ringo_0812
【Ringo】「どうして逃げなきゃいけないの?」
#voice chiaki0616
【Chiaki】「襲われちゃっても……いいの? 今のわたしに自分を抑えられる自信はないわ」
#voice ringo_0813
【Ringo】「千秋ちゃんなら……怖くないもん」
#voice chiaki0617
【Chiaki】「馬鹿ね……捕まってしまったら、もう逃げられないわよ」
#voice ringo_0814
【Ringo】「逃げるつもりなんかないからいいの」
#voice chiaki0618
【Chiaki】「泣いても、許してあげないわよ?」
#voice ringo_0815
【Ringo】「……優しく、泣かしてくれるんでしょう?」
くすっとまた千秋ちゃんが笑った。
#voice chiaki0619
【Chiaki】「くすっ……まったくもう、りんごちゃんには敵わないわね」
#voice ringo_0816
【Ringo】「あたしだって、子供のままじゃないんだから」
#voice ringo_0817
【Ringo】「それを今から証明してあげる」
今度は、あたしから千秋ちゃんにキスをした。
#voice ringo_0818
【Ringo】「んちゅっ\001」
#voice chiaki0620
【Chiaki】「~~~~~~!!」

;//SE:ドサッ
;♀SE058
#se 0 SE058


;//シェイク
#shake screen 1 1 50
#wait 100
#shake all stop


#voice ringo_0819
【Ringo】「きゃあっ!?」
気がついたら、ソファに押し倒されていた。
#voice chiaki0621
【Chiaki】「りんごちゃん……本当の本当に、いいのね……?」
気持ちに変わりはないことを示したくて、しっかりと千秋ちゃんを抱き締める。
#voice ringo_0820
【Ringo】「……好き……大好き、千秋ちゃ……んんっ!」


#bgm 0 stop 1000


#label hscene


;※EV17
#bg EV17
#wipe fade


#bgm 0 bgm19


#if m==1
#mes on
#system on
#endif


息が苦しい。
でも、千秋ちゃんの唇から離れたくない。
ずっと唇と唇をくっつけてたい。
呼吸ができなくても構わない。
#voice chiaki0622
【Chiaki】「……りんごちゃんたら……」
#voice chiaki0623
【Chiaki】「鼻で息をすればいいのよ……」
唇をくっつけたまま、千秋ちゃんが教えてくれた。
#voice chiaki0624
【Chiaki】「相手の唇の感触を味わいながら……相手の香りを楽しみながら……ね?」
こくりと、小さく頷く。
#voice ringo_0821
【Ringo】「ん……、ぅふ……んっ」
千秋ちゃんのアドバイスに従って、触れる唇の感触を、唇で、舌で味わう。
レモンの味はしないけど……千秋ちゃんの味がする。
顔にかかる長い髪からは、千秋ちゃんのシャンプーの香りがする。
ボディソープの香りと……うっすらと、汗の香り。
……千秋ちゃん、もしかして、緊張してる……?
#voice ringo_0822
【Ringo】「あふ……っ」
#voice chiaki0625
【Chiaki】「……素敵なキスだったわ、りんごちゃん……」
ゆっくりと唇が離れてゆく。
体温が離れてゆくのが惜しくて仕方がない。
千秋ちゃんがじっとあたしを見てる。
潤んだ瞳で、でも、どこか悲しそうな瞳。
……どうしてそんな目であたしを見るの?
あたしが千秋ちゃんを好きな気持ち、まだ信じられないの?


;※EV17P1
#bg EV17P1
#wipe fade



#voice ringo_0823
【Ringo】「あたし……千秋ちゃんが好き。本当に好きなの」
#voice ringo_0824
【Ringo】「千秋ちゃんの言う意味で、ちゃんと千秋ちゃんが好き。だから……」
#voice ringo_0825
【Ringo】「だから、千秋ちゃんのものになりたいの」
#voice chiaki0626
【Chiaki】「り、りんご……ちゃん……」
さぁっと千秋ちゃんの頬が赤くなる。
あたしの言葉、ちゃんと伝わったよね!?
#voice ringo_0826
【Ringo】「あたし、千秋ちゃんのものになるから、千秋ちゃんもあたしのものになって!」
思っていたことを告白すると、驚いたような顔をされた。
#voice ringo_0827
【Ringo】「……んちゅっ、ちゅっ、ちゅうっ!!」
驚かれたのが、ちょっと腹立たしくて、強く抱きしめて、何度も触れるだけのキスをする。
くすくすと千秋ちゃんが笑った。
#voice ringo_0828
【Ringo】(あたしの必死さを笑うなんて、ひどいっ!)
#voice chiaki0627
【Chiaki】「そんな顔をしないで、りんごちゃん」
#voice chiaki0628
【Chiaki】「キスって言うのは、こうするのよ……」
千秋ちゃんの腕が回されて、身体が密着した。
くっついた唇の間から何かが――千秋ちゃんの舌が滑り込んでくる。
#voice ringo_0829
【Ringo】「!!」
驚いて、身体を離そうとしても、千秋ちゃんは腕の力を緩めてはくれない。
息が苦しくなるくらい、しっかりと抱き締められた。
#voice chiaki0629
【Chiaki】「ん……ちゅるっ……、こうして……舌と舌で挨拶をするのよ……」
#voice ringo_0830
【Ringo】「ん……はっ、……あ、あいさつ……?」
#voice chiaki0630
【Chiaki】「時々は……、ちゅ、こうして、吸い上げてあげるの」
#voice ringo_0831
【Ringo】「んふっ、……っは、……っちゅ」
キスをしながら、千秋ちゃんがあたしの服を脱がせてゆく。
あたしも、見よう見まねで、千秋ちゃんの服を脱がす。
あたしはこんなこともやっぱり不器用で、せっかくくっつけてる唇が時々離れちゃう。
でも、千秋ちゃんが、離れた唇をちゃんと再びくっつけてくれる。
――まるで、あたしたちの唇は、本来、くっついているのが正しいものであるかのような気になってくる。
#voice chiaki0631
【Chiaki】「りんご、ちゃん……っ、大好きよ……\001」
#voice ringo_0832
【Ringo】「んっ、あ、あたしも……っ\001」
……どうしてだろう、キスをしてるだけなのに、こんなに気分が高揚するなんて。
もぞりと膝をすり合わせた。
くちゅりと、濡れた感触がする。
あたし……すごく濡れてる……。
千秋ちゃんも……?
唇を離して、全裸になった千秋ちゃんが笑う。
#voice chiaki0632
【Chiaki】「りんごちゃんはそのままでいてね」
#voice ringo_0833
【Ringo】「えっ!?」


;※EV18
#bg EV18
#wipe fade



#voice ringo_0834
【Ringo】「!!」
あまりのことに声が出ない。
目の前に、千秋ちゃんの……千秋ちゃんのアソコがっ!?
#voice chiaki0633
【Chiaki】「わたしの大事なところ、好きにしてもいいのよ?」
#voice ringo_0835
【Ringo】「で、でも……」
神々しくて、申し訳なくて、直視できないよ……!
#voice chiaki0634
【Chiaki】「わたしも、りんごちゃんのココ、十分に可愛がってあげるから」
#voice ringo_0836
【Ringo】「へ?」
可愛がる……?
千秋ちゃんの言葉の意味はわからなかったけど、すぐに、あたしのソコに、何かが触れた。
同時に全身を甘い電撃が駆け抜ける。
#voice ringo_0837
【Ringo】「あっ、やぁぁあああんん!」
#voice chiaki0635
【Chiaki】「これ、嫌?」
#voice ringo_0838
【Ringo】「あっ……あっ……」
いいとか嫌だとか、そういう次元の問題じゃない。
何が起きたのか、わかんなかった。
#voice ringo_0839
【Ringo】「い、今、何したの?」
#voice chiaki0636
【Chiaki】「ふふ……、舐めたのよ」
#voice ringo_0840
【Ringo】「へ?」
#voice chiaki0637
【Chiaki】「こんな風に……ちゅるっ\001」
#voice ringo_0841
【Ringo】「ひゃぁあああん!」
ビリビリとものすごい感覚が、背筋を駆け上がる。
頭は痺れたようにぼんやりして、もう何も考えられない。
#voice chiaki0638
【Chiaki】「りんごちゃんも……嫌じゃなかったら、舐めて?」
#voice ringo_0842
【Ringo】「い、いいの……?」
耳元で、心臓の音がドキドキしてる。
ち、千秋ちゃんの……あそこ……。
#voice ringo_0843
【Ringo】「………………」
すごく濡れて……溢れてる。
そっと舌を伸ばす。
ぺろり。
#voice chiaki0639
【Chiaki】「あんっ!」
#voice ringo_0844
【Ringo】「あっ、ごめん、い、嫌だった!?」
慌てて舌を引っ込めた。
#voice chiaki0640
【Chiaki】「ふふっ、嫌なわけがないでしょう?」
#voice chiaki0641
【Chiaki】「このもどかしい感じが……幸せだわ……\001」
#voice ringo_0845
【Ringo】「もどかしいの……?」
#voice chiaki0642
【Chiaki】「もっとすごいのをしてもいいのよ? りんごちゃんにできるかしら?」
む。
また子供扱いしてっ!
#voice ringo_0846
【Ringo】「できるもんっ!!」
今度は、千秋ちゃんをひんひん泣かせちゃうんだから!
#voice ringo_0847
【Ringo】「……ちゅっ\001」
さっきは舌で軽く舐めたところを、唇でキスしてみた。
#voice chiaki0643
【Chiaki】「あっ……ん!」
あ、いい感じの反応だ!
あたしのやりかた、間違ってないのかも!?
#voice ringo_0848
【Ringo】「ちゅっ……ちゅっ……ちゅるっ……ん\001」
キスの合間に、時々、吸い上げてみた。


;※EV18P1
#bg EV18P1
#wipe fade



#voice chiaki0644
【Chiaki】「あんっ、は、っふ……、あはんっ\001」
千秋ちゃんも気持ちよさそう……。
あたし、張り切っちゃうぞっ!
#voice ringo_0849
【Ringo】「んちゅ、ちゅるっ……ちゅ……あっ!!」
途中で、千秋ちゃんが反撃してきた。
#voice ringo_0850
【Ringo】「あんっ、ち、千秋ちゃん、ズ、ズルイっ!」
#voice chiaki0645
【Chiaki】「んふっ、ずるくなんか……ちゅるっ、ないわよ」
#voice chiaki0646
【Chiaki】「この行為はね、愛し合う恋人同士が、お互いの身体を愛する方法のひとつなのよ?」
#voice ringo_0851
【Ringo】「こ、恋人同士!?」
#voice chiaki0647
【Chiaki】「そうよ、わたしとりんごちゃんは恋人同士だから、こんなこともできるの」
#voice ringo_0852
【Ringo】「で、でもぉ……」
あたしみたいな初心者、千秋ちゃんに舐められたら、もう何もできなくなっちゃう!
これじゃ、千秋ちゃんを舐めてあげられない……!
だって……強烈すぎるんだもん……。
#voice chiaki0648
【Chiaki】「でもね、もっと良い方法があるのよ?」
#voice ringo_0853
【Ringo】「良い方法って……?」
千秋ちゃんはくすっと笑った。
#voice chiaki0649
【Chiaki】「りんごちゃん……足を開いて……?」
#voice ringo_0854
【Ringo】「う、うん……」
身体を起こした千秋ちゃんに見せるように、足を大きく開く。
もう恥ずかしいって思わない。
だって……千秋ちゃんのアソコだって見ちゃったんだもの。
きれいなピンク色をして、濡れてきらきら光ってる……。
あたしのは、綺麗って思ってもらえたのかな。
#voice chiaki0650
【Chiaki】「綺麗よ、りんごちゃん……」
千秋ちゃんのしなやかな腕が、あたしの脚に絡み付く。


;※EV19
#bg EV19
#wipe fade



#voice chiaki0651
【Chiaki】「わたしに……りんごちゃんにキスさせて……?」
#voice ringo_0855
【Ringo】「え……?」
キス?
意味がわからずに、身体を起こした千秋ちゃんを見つめる。
くちゅり、と、千秋ちゃんのその部分と、あたしのその部分が触れ合った。
#voice ringo_0856
【Ringo】「あ……っ」
#voice chiaki0652
【Chiaki】「わかる、りんごちゃん?」
#voice chiaki0653
【Chiaki】「りんごちゃんとわたしのクリトリスが……キスを……してるわ……」
#voice ringo_0857
【Ringo】「あっ、ん……っふぁっ」
指で触れられるよりも、もっともどかしい、でも、舌で触れられるよりももっと熱い感覚がわき上がってくる。
#voice ringo_0858
【Ringo】「な、なに……こ、れ……ぇ!」
千秋ちゃんが腰を揺らす度に、くりくりと、あたしのアソコが刺激される。
#voice ringo_0859
【Ringo】「ああっ、どうし……あたしっ、おかしくなりそう……っ!」
#voice chiaki0654
【Chiaki】「いいのよ、りんごちゃん……わたしでおかしくなって?」
千秋ちゃんの吐息がくすぐったい。
ううん、身体中のどこもかしこも、くすぐったくて……熱い。
#voice chiaki0655
【Chiaki】「わたしが後のことまで全部、面倒を見てあげるから……わたしのものになって……!」
もう、何も考えられないくらいに、とろけてしまいそう。
でも……これだけは、伝えなきゃ!!
#voice ringo_0860
【Ringo】「あぁ……、あ、たしは……千秋ちゃんのもの……っはぁん!」
勝手に腰が動いてしまう。
#voice ringo_0861
【Ringo】「だ、だから……千秋ちゃんも……あたしのものよ……っ!」
#voice chiaki0656
【Chiaki】「ええ、ええ、いいわ……いいわよ、りんごちゃん……っ」
千秋ちゃんと濡れて触れている部分から、あたしと千秋ちゃんとが、ひとつに溶けて混ざり合ってしまいそう……!
#voice ringo_0862
【Ringo】「このまま……っ、混ざり合ってしまったら、いいのに……っ!!」
#voice chiaki0657
【Chiaki】「ああっ、好きよ、りんごちゃん……!」
身体の奥から、何かわからないうねりのようなものが、あたしの意識を押し上げて……。
#voice ringo_0863
【Ringo】「あたしもっ、あたしも……好きっ!!」
もう、あたしはわけがわからなくなって、必死で叫んだ。


;※EV19P1
#bg EV19P1
#wipe fade



#voice chiaki0658
【Chiaki】「りんごちゃん、りんごちゃん……好き、りんごちゃん……!」
#voice ringo_0864
【Ringo】「あっ、ああっ、あたし、死んじゃうっ!!」


;//スパーク
#bg white
#wipe fade


;**暗転
#bg black
#wipe fade


;※EV19P2
#bg EV19P2
#wipe fade


#voice ringo_0865
【Ringo】「は……はぁっ、はぁっ……はぁ……」
#voice chiaki0659
【Chiaki】「……はぁ……ふ、……ふふ……っ」
汗で濡れた前髪を千秋ちゃんが整えてくれる。
#voice ringo_0866
【Ringo】「あ、あたし……?」
息が整わない。
#voice ringo_0867
【Ringo】(あたし……死んじゃったって思ったのに、まだ生きてるの?)
#voice chiaki0660
【Chiaki】「生きてるわよ」
ふふっと千秋ちゃんが笑った。
今の……口に出ちゃってた!?
#voice chiaki0661
【Chiaki】「……素敵だったわ、りんごちゃん」
優しい千秋ちゃんの笑顔を、ぼんやりと見つめる。
#voice chiaki0662
【Chiaki】「いつか、りんごちゃんとこうなる日がきたらいいなぁって思ってたけど……わたし、今、すごく幸せよ」
#voice chiaki0663
【Chiaki】「もう、いつ死んでもいいくらい。うふっ\001」
#voice ringo_0868
【Ringo】「……気軽に死ぬとか言わないで」
#voice chiaki0664
【Chiaki】「さっき『死んじゃう』って喚いたのは、誰だったかしら?」
#voice ringo_0869
【Ringo】「………………」
千秋ちゃん、イジワルだ……。
#voice chiaki0665
【Chiaki】「でも、あながち間違いじゃないのよ?」
拗ねた額に、ちゅっとキスをされた。
#voice chiaki0666
【Chiaki】「エクスタシー……絶頂を迎えることを、『小さな死』と捉えることもあるの」
#voice chiaki0667
【Chiaki】「わたしたちは、一度、一緒に死んで、もう一度、一緒に生まれたようなものなのかしらね」
#voice ringo_0870
【Ringo】「………………」
じわじわと嬉しさがこみ上げてくる。
千秋ちゃんと一緒に死んで、また一緒に生まれることができた……。
あたしと千秋ちゃんは、一心同体って言われたようなものだよね。
それって……すごく嬉しい。
#voice ringo_0871
【Ringo】「……千秋ちゃん……あたし、ずっと好きだったの」
#voice ringo_0872
【Ringo】「たぶん、生まれた時からずっと好きだった……もしかしたら、生まれる前から……」
千秋ちゃんは優しい目をして、またキスしてくれた。
#voice chiaki0668
【Chiaki】「それはわたしも同じよ、りんごちゃん……ちゅっ」
#voice chiaki0669
【Chiaki】「わたしはりんごちゃんが生まれた時から、いいえ、叔母さまのお腹に宿った時から、ずっと見てきたわ」
#voice chiaki0670
【Chiaki】「あなたを見守ってきたのは、叔母さまのお腹に宿る前からよ」
#voice chiaki0671
【Chiaki】「もし、成長したりんごちゃんが他の人を好きになっちゃうなら、りんごちゃんの幸せのために身を引こうって覚悟してたけど……」
#voice ringo_0873
【Ringo】「………………」
そんな……。
千秋ちゃんがそんな覚悟であたしに接してくれてたなんて……。
#voice chiaki0672
【Chiaki】「でも……」
#voice chiaki0673
【Chiaki】「りんごちゃんが、わたしを好きになってくれて……嬉しいわ……」
#voice ringo_0874
【Ringo】「あ……あたしも嬉しい……」
今度は、あたしからのキス。
#voice ringo_0875
【Ringo】「これからも、あたしは千秋ちゃんだけが好き……」
#voice chiaki0674
【Chiaki】「わたしもよ。過去も現在も、もちろん未来も、りんごちゃんだけを見てるわ」
ベッドの中で、あたしたちは微笑み合いながら、そっと誓いの口づけをした。


#endscene
#setscene 5


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade


;♂MS
#bgm 0 stop 1000


#wipecancel disabled
#log off

#bg eyecatch03
#wipe vshutter

;#wait 3000
#set f2 0
#label loop
#wait 1
#set f2 f2+1
#if f2<=100 loop

#bg black
#wipe fade

#log on
#wipecancel enabled


;//END
#next2 S022
tenshi_no_akogare/s021.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)