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tenshi_no_akogare:s009
;//S009 あたしを、見ないで
#savetitle あたしを、見ないで


;**学校食堂・昼
#bg bg10a
#wipe fade



;♂MP01
#bgm 0 bgm01


;//SE:ざわざわ
;♀SE018
#se 0 SE018


#cg 1 tri02s 400 0
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#mes on
#system on


#voice ringo_0243
【Ringo】「ごちそうさまでしたー\001」


#cg 1 tri02s 200 0
#cg 2 tna01s 600 0
#wipe fade



#voice narumi0086
【Narumi】「ミカ女もそうだったけど、どうして聖ミカエル関係の学校の食堂のごはんって、こうも美味しいのかしらねぇ……ズズズッ」


#cg 1 tyu02s 150 0
#cg 2 tri02s 400 0
#cg 3 tna01s 650 0
#wipe fade



#voice yuuno_0056
【Yuuno】「うふふ、食べるものが美味しいと、幸せを感じますわー\001」
#voice ringo_0244
【Ringo】「お弁当もいいけど、たまにはこうして食堂ごはんもいいよね」
三人で食堂でお昼。
最近の優乃ちゃんは、同室者の石神さんと一緒のことが多かったけど、今日はあたしたちと一緒。
こうして見慣れた顔ぶれで食後のお茶を飲んでると、まるで高校生の頃に戻った気がする。


#cg 3 tna02s 650 0
#wipe fade



#voice narumi0087
【Narumi】「優乃は最近、石神さんにべったりだもんねー」
ニヤニヤしながら、成美ちゃんが取り出した手鏡を覗き込みつつ、優乃ちゃんをからかう。
#voice yuuno_0057
【Yuuno】「だって、皐さま、すごく素敵なんですもの……\001」
優乃ちゃんもリップクリームを手に、にっこり笑顔で返してる。


#cg 2 tri03s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0245
【Ringo】(……これって、ノロケ?)


#cg 3 tna01s 650 0
#wipe fade



#voice narumi0088
【Narumi】「あー、はいはい、ごちそうさまーって、りんご、リップ、塗らないの?」
#voice ringo_0246
【Ringo】「へ?」
#voice narumi0089
【Narumi】「リップ塗るなら、鏡、貸してあげようか?」
#voice ringo_0247
【Ringo】「いいよ……、あたし、リップ持ってきてないし」

;//SE:ガタッ
;♀SE037
#se 0 SE037


#cg 1 tyu09s 150 0
#wipe fade



#voice yuuno_0058
【Yuuno】「何ですって!?」


#cg 2 tri04s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0248
【Ringo】「ひぇっ!?」
勢いよく優乃ちゃんが立ち上がった。
#voice yuuno_0059
【Yuuno】「もう大人なのですから、リップくらいは塗らないと!」


#cg 2 tri03s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0249
【Ringo】「そ、そうなの……?」
#voice yuuno_0060
【Yuuno】「そうですわよ!」
珍しく優乃ちゃんが熱くなってる。
#voice yuuno_0061
【Yuuno】「リップケアは乙女の身だしなみ! 常識ですわ!」
#voice ringo_0250
【Ringo】「そ、そうなんだ……」
チラッと成美ちゃんを見ると、うんうんと頷いてる。
リップケアなんて、あんまり考えたこともなかった。
ああ……、あたし、乙女失格なんだぁ……。
だんだん悲しくなってきちゃった。
こんなんじゃ、千秋ちゃんに呆れられちゃうかも……。
#voice ringo_0251
【Ringo】「………………」


#cg 1 tyu03s 150 0
#wipe fade



#voice yuuno_0062
【Yuuno】「あっ、ごめんなさい、言い過ぎましたわ」


#cg 1 tyu01s 150 0
#wipe fade



#voice yuuno_0063
【Yuuno】「良かったら、わたしのリップクリームをお貸ししますわ」
#voice narumi0090
【Narumi】「じゃあ、わたしは手鏡を貸してあげる」
#voice yuuno_0064
【Yuuno】「ね、だから、そんな悲しそうな顔をしないで?」
#voice narumi0091
【Narumi】「そうよそうよ! 乙女は常に笑顔でいるべし、よ!」


#cg 2 tri01s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0252
【Ringo】「う、うん……ありがと」
優乃ちゃんから借りたリップクリームを、成美ちゃんから借りた手鏡を覗き込みながら、慎重に塗る。
#voice ringo_0253
【Ringo】(唇プルプルになったら、千秋ちゃん、気づいてくれるかなぁ?)
手鏡の中のあたしの唇は、ふっくらつやつやで、ぷるんとしてる。


#cg 2 tri02s 400 0
#wipe fade



……うふっ。
優乃ちゃんと成美ちゃんのおかげで、気分が上がってきた。
こういうのって、いいよね。


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
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;**千秋の部屋・夜
#bg bg01c1
#wipe fade



#mes on
#system on


学校から帰ってすぐ取りかかった、夕食の下拵えも完了!
時間が余っちゃったので、掃除でもしようと掃除機を手に取った。


#cg 1 tri04f 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0254
【Ringo】「あ…………」
指先にささくれができてることに気づいて、慌ててハンドクリームに手を伸ばす。


#cg 1 tri01f 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0255
【Ringo】(荒れた手じゃ、千秋ちゃんに幻滅されちゃうかもしれないもんね!)
ハンドクリーム適量で、指先までマッサージしながらケア。
綺麗になーれって念じながらマッサージするといいのよ、って教えてくれたのは、優乃ちゃんだったかな。
滑らかになった指先で、そっと唇を触ってみる。
#voice ringo_0256
【Ringo】(ずっと、プルプル……)
この唇で、千秋ちゃんに……。


#cg 1 tri09f 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0257
【Ringo】「って、あたしったら、何を考えてるのー!!」


#cg 1 tri08f 400 0
#wipe fade



ダメダメ!
千秋ちゃんは、そういう人じゃないんだから!!

;//SE:ガチャ
;♀SE038
#se 0 SE038


#voice chiaki0171
【Chiaki】「ただいまー!」


#cg 1 tri04f 400 0
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#voice ringo_0258
【Ringo】「!!」

;//SE:走る足音
;♀SE024
#se 0 SE024


#cg 1 tri01f 400 0
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#voice ringo_0259
【Ringo】「おかえりなさー……」
思わず絶句した。


#cg 1 tch02f 200 0
#cg 2 tri01f 600 0
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#voice chiaki0172
【Chiaki】「ただいま、りんごちゃん!」
あたしの大好きな笑顔の千秋ちゃん。
その両手には大量の荷物。
美味しそうな匂いがする……ってことは、ごはん、買ってきちゃったの……!?
あたし、晩ごはんの下ごしらえしてたのに、あの食材、無駄になっちゃったわけ!?


#cg 2 tri08f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0260
【Ringo】「千秋ちゃん……何、その荷物……」
つい口調がトゲトゲしくなっちゃう。
#voice chiaki0173
【Chiaki】「りんごちゃんの新生活の船出を祝してイロイロ買ってきたのよ」
#voice chiaki0174
【Chiaki】「本当はもっと早くに買ってこようって思ったんだけど……遅くなっちゃってごめんなさいね」
#voice chiaki0175
【Chiaki】「遅れたお詫びも兼ねて、美味しそうだったから、お惣菜も買ってきちゃった\001」
#voice ringo_0261
【Ringo】「お惣菜、って……」
千秋ちゃんの食べるものは、何でもあたしが作ってあげようって思ってたのに……。
あたしの気持ち、全然わかってないっ!
千秋ちゃんのバカッ!!


#cg 1 tch03f 200 0
#wipe fade



#voice chiaki0176
【Chiaki】「りんごちゃん? どうしたの、そんな顔して……」


#cg 2 tri09f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0262
【Ringo】「べっつに!!」
ふーんだ、千秋ちゃんなんか知らないもん!
ぷいっとそっぽを向く。
#voice ringo_0263
【Ringo】「お惣菜なんか買ってくるなんて、不経済だって思っただけ!」
ツンッてして言うと、途端に千秋ちゃんがオロオロし始める。
#voice chiaki0177
【Chiaki】「ご、ごめんなさいね。ローストビーフとかエビチリとか……作るの面倒かしらって思って……」
あたしのご機嫌を取ろうとしてくれてるのがわかって、ちょっと気分いい。


#cg 2 tri08f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0264
【Ringo】「それくらい、あたし、作れるもん」
別に面倒じゃないもん。
#voice ringo_0265
【Ringo】「千秋ちゃんのためなら、手間くらい、いくらでもかけられるもん」


#cg 1 tch01f 200 0
#wipe fade



#voice chiaki0178
【Chiaki】「りんごちゃん……」
さっきまで台所でスポンジを持っていた手を、そっと握られた。
あ……良かった、ハンドケアしてて。
でも、強い洗剤使っちゃうと、また元の木阿弥になっちゃうな。
手が荒れないように、洗剤も考えなきゃ。
千秋ちゃんに『りんごちゃんの手、ガサガサ』って思わちゃ悲しいもんね。
#voice chiaki0179
【Chiaki】「だって……同居記念よ? りんごちゃんと一緒に生活できるお祝いを、ちゃんとしたいって思ったの」
#voice chiaki0180
【Chiaki】「お祝いなのに、りんごちゃんに手間をかけさせるのも変な話でしょう? だから……」
#voice ringo_0266
【Ringo】「………………」


#cg 1 tch03f 200 0
#wipe fade



#voice chiaki0181
【Chiaki】「それでも、ダメ?」
#voice chiaki0182
【Chiaki】「りんごちゃんは、わたしとの同居記念日、一緒にお祝いしてくれない?」
そんなことないよって言いたいのをぐっと堪える。
千秋ちゃんがあたしのことを考えてくれてたことは、すごく嬉しい。
でも、いくら嬉しくても、怒った矢先にすぐに機嫌を直すのは……子供みたいで、ちょっと恥ずかしい。


#cg 2 tri03f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0267
【Ringo】「……お、お祝いはするけど……」
#voice ringo_0268
【Ringo】「でも、次からは、そういうことは先に言ってほしいなって思う」
#voice ringo_0269
【Ringo】「今日だって、もう晩ご飯の下ごしらえしちゃったし……」
#voice ringo_0270
【Ringo】(別に食材は冷凍しておけばいいんだけど……)


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#wipe fade



千秋ちゃんはにっこり笑って、わたしの手を強く握ってくれた。
手のひらを通して、じんわりと伝わってくる千秋ちゃんの温もりが心地いい。
気持ちの強さが伝わってくる。
#voice chiaki0183
【Chiaki】「そうね、わかったわ」
千秋ちゃんがあたしをじっと見つめてくれている。
包み込むような眼差しに、あたしは自分が思ってることを言ってみた。


#cg 2 tri01f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0271
【Ringo】「あたしね、千秋ちゃんと対等になりたいの」


#cg 2 tri03f 600 0
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#voice ringo_0272
【Ringo】「……だから、変に気を遣われるのは……イヤ」
#voice chiaki0184
【Chiaki】「ええ、りんごちゃんの気持ちもわかるわ」
#voice chiaki0185
【Chiaki】「ごめんなさいね、浮かれちゃって、りんごちゃんの気持ちをちゃんと考えてなかったわね」
千秋ちゃんが優しく微笑んでくれる。
それだけで……すごく嬉しくなってしまう。
だって、あたし、こんなにも千秋ちゃんのことが大好きなんだもん。
大好きな人の、大好きな笑顔を向けられるだけで、こんなに幸せな気分になれる!


#cg 2 tri01f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0273
【Ringo】「次の記念日からは、あたしが千秋ちゃんのために料理を作るね」
#voice ringo_0274
【Ringo】「千秋ちゃんに美味しいものを食べさせてあげたくて、お母さんからイロイロ教わって、料理の腕を磨いてきたんだから」
#voice chiaki0186
【Chiaki】「ふふ……、叔母さま直伝のレシピ、美味しそうね」


#cg 2 tri02f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0275
【Ringo】「うん、自分で言うのも何だけど、すごく美味しいよ!」
#voice chiaki0187
【Chiaki】「りんごちゃんの手料理……楽しみだわ」
#voice chiaki0188
【Chiaki】「ふふ、次の記念日は何の記念日にしようかしらね?」
千秋ちゃんが嬉しそうに笑ってくれる。
それが嬉しくて、くすぐったくて、でも、素直に認めるのが照れ臭い……。


#cg 2 tri01f 600 0
#wipe fade



#voice ringo_0276
【Ringo】「千秋ちゃん、子供みたいだよ?」
#voice chiaki0189
【Chiaki】「わたし、嬉しいって思ったことには素直に『嬉しい』って言うことにしているのよ、うふふ」


;**暗転
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#label hscene


;※EV03
#bg EV03
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#if m==1
#bgm 0 bgm01
#endif


#mes on
#system on


#voice ringo_0277
【Ringo】「……千秋ちゃん、ちょっと飲みすぎじゃない?」
#voice chiaki0190
【Chiaki】「だって、りんごちゃんが可愛いんらもーん\001」
#voice chiaki0191
【Chiaki】「こぉーんな可愛い子と一緒にいられるんれすものぉ、おしゃけも進むってもんれしょお?」
#voice ringo_0278
【Ringo】「ううっ、やっぱり飲みすぎてる。呂律が回ってないよ」
#voice chiaki0192
【Chiaki】「うふふー、りんごちゃん。りんごちゃあん\001」
#voice ringo_0279
【Ringo】「もーうっ! 千秋ちゃん、飲み過ぎ!」
#voice chiaki0193
【Chiaki】「あーん、可愛い~\001」
#voice chiaki0194
【Chiaki】「ぎゅーってしちゃうー、ぎゅう~\001」
しなだれかかってきた千秋ちゃんに、ぎゅっと抱きしめられた。
#voice ringo_0280
【Ringo】「ち、千秋ちゃんっ」
#voice chiaki0195
【Chiaki】「なぁに? りんごちゃんは千秋ちゃんとこういうことするの、いや?」
#voice ringo_0281
【Ringo】「い、嫌じゃないけど……」
でも、困っちゃうよ。
顔が熱くなっちゃうし。
実際、あたし、今、すごく赤い顔してるはずだし。
やだな、恥ずかしいよ、お酒も飲んでないのに。
#voice chiaki0196
【Chiaki】「んふふー、可愛いわ、りんごちゃんったら\001」
更にぎゅうっとされる。
いい匂いがする……。
千秋ちゃんの匂いだぁ……。
#voice ringo_0282
【Ringo】「……ん?」
モゾモゾと、胸元を何かが這い回ってる気がした。
#voice ringo_0283
【Ringo】「千秋ちゃん……何してるの?」


;※EV03P1
#bg EV03P1
#wipe fade



#voice chiaki0197
【Chiaki】「……ぎゅっとしてるだけなのも……ちょっと飽きちゃった\001」
#voice ringo_0284
【Ringo】「あ、飽きたって……えっ、えっ……?」
気がついたら下着姿になってるし!
あたしだけじゃなくて、千秋ちゃんまで!


;♂MS
#bgm 0 stop 1000


;※EV04P1
#bg EV04P1
#wipe fade



;♂MP14
#bgm 0 bgm14


#voice ringo_0285
【Ringo】「ち、千秋ちゃん!?」
背中からぎゅっとされる腕の心地よさは変わらないのに。
何も着てないっていうだけで――肌と肌が触れ合ってるというだけで、ひどく心許ない。
どうしてだろう……、何だか、怖い……。
#voice ringo_0286
【Ringo】「や、やめてよぅ……」
千秋ちゃんの柔らかな肌に優しく抱き締められる。
ううん、抱き締められるだけじゃなくて……下着の上から触れられてる。
#voice ringo_0287
【Ringo】「ち、ちあきちゃ……ん……」
やめて……恥ずかしいよ。
大好きな千秋ちゃんに抱き締められるのは嬉しいけど、でも、……こういうのは恥ずかしいし……怖い。
あたし、まだまだ子供だし、こういうことはもっと大人になって、胸とかお尻とか、大人っぽく大きくなってからの方が……
#voice chiaki0198
【Chiaki】「りんごちゃん……どう? 気持ちいい?」
#voice ringo_0288
【Ringo】「ひゃ……ぁっ……」


;※EV04
#bg EV04
#wipe fade



いつのまにかブラが外され、何かがあたしの身体に巻き付いてる。
それが千秋ちゃんの腕だってわかっても……身体の自由が利かないのは、やっぱり、怖い。
千秋ちゃんの優しい指が、あたしの身体のラインを何度もなぞる。
あたしの、まだちゃんと膨らんでもいない胸を、優しく揉んでくれる。
その度に、肌が、身体が、震えてしまうの。
#voice chiaki0199
【Chiaki】「ここなんか、こうされると……ほら」
#voice ringo_0289
【Ringo】「あ……っふ……ぅ」
変な声が出ちゃうよぅ……。
#voice chiaki0200
【Chiaki】「ほら、ビクビクしちゃって……可愛い」
#voice ringo_0290
【Ringo】「いや……こんなの、いや……ぁ」
……いたたまれない。
自分の意志に反して、ビクビクと震える身体も。
変な声が出ちゃうことも。
こんなの、あたしじゃない。
#voice chiaki0201
【Chiaki】「可愛いわ、……りんごちゃん」


;※EV04P2
#bg EV04P2
#wipe fade



ポロッと涙がこぼれた。
#voice ringo_0291
【Ringo】「お願い……やめて……、あたしを、見ないで、千秋ちゃん……」
涙が、堪えられないよ……。
#voice ringo_0292
【Ringo】「あたしを……見ないで、千秋ちゃん……」
#voice chiaki0202
【Chiaki】「!!」
今まで優しく触れてくれてた指が、ビクッとして、引っ込められた。
#voice chiaki0203
【Chiaki】「や、やだわぁ~! わたし、酔っぱらっちゃってたみたい~」
取り繕うような笑顔で、千秋ちゃんがあたしから身体を離した。


#endscene
#setscene 0


;**千秋の部屋・夜
#bg bg01c1
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#cg 1 tri03z 400 0
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#voice ringo_0293
【Ringo】「ち、千秋……ちゃん?」


#cg 1 tch03z 200 0
#cg 2 tri03z 600 0
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#voice chiaki0204
【Chiaki】「びっくりさせてごめんなさいね~、りんごちゃん」
#voice chiaki0205
【Chiaki】「わたしってダメね、裸族だし、すぐ酔っぱらっちゃって、変なことしちゃうし」
#voice chiaki0206
【Chiaki】「わたしのような大人になっちゃダメよ?」


#cg 1 tch01f 200 0
#wipe fade


千秋ちゃんが元通りに服を着始める。
あたしの方を見ることもしないで。
#voice ringo_0294
【Ringo】「ちあきちゃん……」


#cg 1 tch02f 200 0
#wipe fade



#voice chiaki0207
【Chiaki】「ほら、りんごちゃんも、ちゃんと服を着て……って、脱がせたわたしが言うことじゃないわよね」
千秋ちゃんが優しく微笑んでくれたけど、その視線があたしを包んでくれることはない。
あたしを見ないまま、あたしの服だけが整えられてゆく。


#cg 1 tch01f 200 0
#cg 2 tri03f 600 0
#wipe fade



#voice chiaki0208
【Chiaki】「酔っぱらっちゃったし、わたし、先にお風呂に入って休むわね」
#voice chiaki0209
【Chiaki】「片付けるのは明日でもいいから、りんごちゃんも、落ち着いたら寝るのよ?」
#voice ringo_0295
【Ringo】「………………」
#voice chiaki0210
【Chiaki】「ああ、わたし、寝付きは良い方だから、わたしが眠ってても、気にせずにベッドに入ってきても大丈夫だからね」
#voice ringo_0296
【Ringo】「………………」


#cg 1 clear
#wipe fade


;//SE:引き戸の閉じる音
;♀SE039
#se 0 SE039


ひとり、ソファに取り残される。
最後まで、千秋ちゃんはあたしを見てくれなかった。
誰もいない部屋。
千秋ちゃんと同居するってことが決まって、すごく嬉しかったのに。
こんなはずじゃなかった。
千秋ちゃんに抱き締められて、拒絶するなんてあるはずがなかった。


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
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;※EV05
#bg EV05
#wipe fade



#mes on
#system on


#voice ringo_0297
【Ringo】「……ううっ……」
取り残されたソファで、千秋ちゃんが飲んでいた冷たいワインの瓶を抱きしめる。
少しでも、このワインに千秋ちゃんの思いが移ってたらいいのに……。
千秋ちゃんがあたしのことを本当に好きで、ああいうことをしてくれたんだったら良かったのに。
でも、酔っ払った勢いだって言ってたし……。
あたしみたいなお子様、本気で相手にしてくれるわけがないよね。
優しいキスのひとつもしてくれなかったし。
あたし、怖くて、恥ずかしくて、いたたまれなくて、やだって言っちゃったし。


;※EV05P1
#bg EV05P1
#wipe fade



#voice ringo_0298
【Ringo】「千秋ちゃん……」
一緒に暮らしてるはずなのに、千秋ちゃんが遠い……。
あんな風に泣いて、拒否しちゃうなんて、もう嫌われちゃったかもしれない。
あたしみたいな子供なんか、千秋ちゃんに不釣合いだよね。
あたしがもっと大人だったら、笑顔で抱き締め合えたのかな。
#voice ringo_0299
【Ringo】「千秋ちゃん……千秋ちゃん……」


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;♂MS
#bgm 0 stop 1000


;//END
#next2 S010
tenshi_no_akogare/s009.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)