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tenshi_no_akogare:s005
;//S005 入学式の日。
#savetitle 入学式の日。


;**青空
#bg bg17a
#wipe fade


;♂MP08
#bgm 0 bgm08


#mes on
#system on


聖ミカエル総合病院付属高等看護学院入学式。
新入生の席で、壇上をぼんやりと眺める。
壇上で新入生代表のあいさつをしているのは、見たことのない同級生。
#voice satuki0000
;Context is needed to translate this name tag.
【新入生代表】「……本日は、私たち新入生のために、このような素晴らしい入学式を挙行いただき、本当にありがとうございました」
#voice ringo_0100
【Ringo】「………………」
……この学校に入学できたことは嬉しい。
けど……。
わかってたことだけど、やっぱりちょっと残念だな。
#voice satuki0001
【新入生代表】「新入生一同、聖ミカエルの名に恥じぬよう精進してゆきますので、どうぞご指導のほど、よろしくお願いいたします」
あたしが主席入学できてたら……。
そしたら、あの場で新入生代表として、入学の抱負を読んでるのは、あの人じゃなくて、あたしだったのに。
#voice satuki0002
【新入生代表】「新入生代表、石神皐」


;//SE:拍手
;♀SE017
#se 0 SE017


……でも、仕方がないよね。
結果は結果だもん、あたしの頑張りが足りなかっただけ。
今、ここにこうしている『事実』を素直に受け入れて、看護師になるための三年間、しっかり頑張ろう!


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
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;**学校教室・昼
#bg bg07a
#wipe fade



;//SE:ざわざわ
;♀SE018
#se 0 SE018


#mes on
#system on


#voice narumi0000
【???】「りーんごっ!」


;//SE:バシッ
;♀SE019
#se 0 SE019


;//シェイク
#shake screen 1 1 50
#wait 100
#shake all stop


#cg 1 tri10s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0101
【Ringo】「あいたあっ!」
肩を叩かれた。
というより、肩を殴られた。
振り向くと、見覚えのある顔がふたつ並んでる。


#cg 1 tyu02s 150 0
#cg 2 tri02s 400 0
#cg 3 tna02s 650 0
#wipe fade



#voice ringo_0102
【Ringo】「優乃ちゃんに成美ちゃん! 同じクラスだったんだぁ!」
#voice yuuno_0000
【Yuuno】「うふふ、りんごちゃんったら物思いに沈んだお顔をしているんですもの、声をかけようか迷ってしまいましたわ」
#voice narumi0001
【Narumi】「ほーんと! りんごの考え、休みに似たり、ってね!」
優乃ちゃんも成美ちゃんも、聖ミカエルの同級生。
慣れた顔を見て、緊張も溶けてゆく。


#cg 2 tri07s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0103
【Ringo】「またシッツレイなこと言って!!」
プンスカと怒ったフリをしてみたけど、すぐに笑顔になる。


#cg 2 tri02s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0104
【Ringo】「ふたりが一緒で嬉しい! 本当のところ、ちょっと不安だったんだよね」
もう子供じゃないんだから、友達ができるかできないかで不安がることはないって考えてた。
もし、仲の良い友達ができなかったとしても、看護師になるために入学したんだから、慣れ合う必要はないって言えなくもない。
けど、やっぱり『青春時代』なんだもん、楽しく過ごせる方がいいに決まってるよね。
その点、元・同級生が同じクラスにいるっていうのは心強い。


#cg 2 tri03s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0105
【Ringo】「……あれ?」


#cg 1 tyu03s 150 0
#cg 3 tna01s 650 0
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#voice yuuno_0001
【Yuuno】「どうしましたの?」
何だか仲良し三人組として、既に教室で馴染み始めたようなあたしたちだけど、何かが引っかかった。
思わずじっと成美ちゃんを見る。


#cg 3 tna03s 650 0
#wipe fade



#voice narumi0002
【Narumi】「な、何よ……何か言いたいことあんの?」
#voice ringo_0106
【Ringo】「記憶違いだったら悪いんだけど、成美ちゃんって医大に行くって言ってなかったっけ?」
#voice narumi0003
【Narumi】「………………」
#voice yuuno_0002
【Yuuno】「………………」
成美ちゃんだけでなく、優乃ちゃんまでも黙り込んでしまった。
#voice ringo_0107
【Ringo】「あ、あれっ? あたし、何かマズイこと言った?」


#cg 1 tyu02s 150 0
#wipe fade



#voice yuuno_0003
【Yuuno】「まずい、と申しますか……うふふ……」
困った顔で優乃ちゃんが微笑んでいる。
肩を竦めて、成美ちゃんが笑った。


#cg 3 tna01s 650 0
#wipe fade



#voice narumi0004
【Narumi】「……落ちたのよ、全部」


#cg 2 tri04s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0108
【Ringo】「は!?」
成美ちゃんはミカ女でも、かなりの成績優秀者だったはず。
先生たちだって、希望の医大の合格に太鼓判を押してくれてたのに……。


#cg 2 tri03s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0109
【Ringo】「……そ、それは……ご愁傷様というか……」
やばい!
あたし、今、成美ちゃんの地雷踏んだよね。
てか、医大を受験しておきながら、看護学校にいるってことに気づいた時点で、良く考えればわかりそうなものを……!
あたしのバカ!!
ここは素直に謝らないと……!
#voice ringo_0110
【Ringo】「悪気はなかったの……ゴメン」


#cg 3 tna02s 650 0
#wipe fade



#voice narumi0005
【Narumi】「もー、やだなー、謝らないでよー!」
#voice narumi0006
【Narumi】「変に慰められる方が屈辱なんだからさー」
あははと屈託なく、成美ちゃんが笑う。


#cg 3 tna01s 650 0
#wipe fade



#voice narumi0007
【Narumi】「取り敢えず、看護学校行きながら一年間勉強して、来年、医大を受け直すことにしたの」
#voice narumi0008
【Narumi】「応援してよね、りんご!」
不用意な発言をしたあたしのこと、気遣ってくれてる。
成美ちゃんのこういうサバサバしたところ、見習いたいなぁ。
#voice narumi0009
【Narumi】「そういうりんごは、主席入学、逃がしたみたいじゃない?」


#cg 2 tri02s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0111
【Ringo】「うん……頑張ったんだけど、頑張りが足りなかったみたい」
成美ちゃんを見習って、気にしてないフリで笑ってみせた。


#cg 2 tri01s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0112
【Ringo】「入学式で、新入生代表として抱負を読むのが目標だったのになー。あーあ」
#voice narumi0010
【Narumi】「あんたってば、変なところで詰めが甘いから、どうせカミカミになるって」


#cg 3 tna02s 650 0
#wipe fade



#voice narumi0011
【Narumi】「却って良かったんじゃない、恥かかなくて」


#cg 2 tri07s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0113
【Ringo】「もう、成美ちゃん、ひどいよぅ! 優乃ちゃんも何か言ってよ!」


#cg 1 tyu01s 150 0
#wipe fade



#voice yuuno_0004
【Yuuno】「そんな……わたしごときが皐さまの抱負についてコメントするだなんて……」


#cg 2 tri03s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0114
【Ringo】「は?」
皐『さま』……?


#cg 3 tna03s 650 0
#wipe fade



#voice narumi0012
【Narumi】「優乃? ナニ言ってんの?」


#cg 1 tyu02s 150 0
#wipe fade



#voice yuuno_0005
【Yuuno】「嫌ですわ、皐さまのことですわ\001」
#voice ringo_0115
【Ringo】「は?」
#voice yuuno_0006
【Yuuno】「新入生代表として抱負をお読みになった方じゃありませんか~\001」
ゆ、優乃ちゃんが恋する乙女の顔をしてる……!
#voice yuuno_0007
【Yuuno】「ねぇねぇ、聞いてくださいな! 運命ですのよ、運命!」
#voice yuuno_0008
【Yuuno】「わたし、皐さまと同じ部屋ですの、相部屋ですのよ、これを運命と呼ばずして、何を運命と呼びましょうか!」
#voice ringo_0116
【Ringo】「は、はぁ……」
初めて見たけど、もしかして、優乃ちゃんのスイッチ、入っちゃってる?
……スイッチ入ったら、こんな熱く語る子だったんだね、優乃ちゃんって。
#voice yuuno_0009
【Yuuno】「皐さま、素敵な方ですわよね!」
#voice yuuno_0010
【Yuuno】「一つ屋根の下で暮らすことになって、早一晩経ちましたけれど、まだ興奮と感動が冷めやりませんの!」
#voice yuuno_0011
【Yuuno】「特に先ほどの抱負……! 素晴らしいスピーチでしたわ……\001」


#cg 1 tyu05s 150 0
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#voice yuuno_0012
【Yuuno】「たおやかな物腰、鈴を振ったような涼やかな声音、凛とした姿勢、聡明さを感じさせる言葉の数々……はふん」
はふん、って……。


#cg 2 tri02s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0117
【Ringo】「あ、あはは……」
優乃ちゃん、ミカ女ではおしとやかなお嬢様、という感じだったんだけど……。
これが看護学校デビューってやつ?


#cg 3 tna01s 650 0
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#voice narumi0013
【Narumi】「ほっとこう」
#voice ringo_0118
【Ringo】「……あはは……」
成美ちゃんは相変わらずクール。
あたしはただ愛想笑いを浮かべるしかない。


#cg 3 tna03s 650 0
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#voice narumi0014
【Narumi】「優乃のことはともかく、わたしは今から不安だわ」


#cg 2 tri03s 400 0
#wipe fade



#voice ringo_0119
【Ringo】「不安なの?」
#voice yuuno_0013
【Yuuno】「ああ、皐さま……優乃は幸せですわ……」
#voice narumi0015
【Narumi】「………………」
成美ちゃんはちょっと困った顔をして、話を続けた。
優乃ちゃんのことはスルーするみたい。
#voice narumi0016
【Narumi】「……医師を目指していたはずが、看護学校なんかに入学してしまうなんて、わたしの人生、どうなってしまうのーってね」
ああ、たしかにそうかも、って相槌を打とうとした途端!!


#cg 1 tri03s 150 0
#cg 2 tak07s 400 0
#cg 3 tna03s 650 0
#wipe fade



#voice akira0000
【???】「ちょっと、あなた!」


#cg 1 tri04s 150 0
#wipe fade



#voice ringo_0120
【Ringo】「!?」
#voice akira0001
【???】「看護学校『なんか』って、どういうことよ!?」
怒鳴りつけてきた相手を見て、あたしたちは絶句した。


#cg 3 tna04s 650 0
#wipe fade



#voice narumi0017
【Narumi】「……美少女だぁ……」
成美ちゃんの言うように、そこには少しキツそうな顔をした美人さんがいた。


#cg 2 tak08s 400 0
#wipe fade



#voice akira0002
【???】「聞くともなしに聞いてりゃ、あなた、医大受験したんですってね?」
#voice akira0003
【???】「それなのに、看護学校に来てる、ですって?」


#cg 3 tna01s 650 0
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#voice narumi0018
【Narumi】「うん、そう」
#voice akira0004
【???】「フン、どこの医大にもひっかからなかったくせに、看護学校『なんか』って発言はどうかと思うわ」
#voice ringo_0121
【Ringo】「……あわわわ……」
うわ、キッツー!
あたしが成美ちゃんだったら、きっと……ううん、絶対、落ち込んじゃうような言葉だけど、当の成美ちゃんは平然としてる。
#voice narumi0019
【Narumi】「あらら、気に障っちゃったんならゴメンね? 特に深い意味はなかったのよ」
#voice akira0005
【???】「深い意味がないからって、何を言ってもいいってわけじゃないでしょう?」
#voice akira0006
【???】「あなた、空気読めないの?」
#voice akira0007
【???】「ここは看護学校よ、看護学校! わかる?」
#voice akira0008
【???】「なのに、看護学校『なんか』だなんて、看護の道を目指して入学した人をバカにしてると思わないの?」


#cg 2 tak07s 400 0
#wipe fade



#voice akira0009
【???】「まったく、なんって無神経なのかしら!」
#voice ringo_0122
【Ringo】「……あわわわわ……」
わ、『無神経』だなんて、面と向かって言われたら、あたしだったら泣いちゃうかもしれない!


#cg 3 tna02s 650 0
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#voice narumi0020
【Narumi】「そっかー。言われてみればそうだよね」


#cg 1 tri03s 150 0
#wipe fade



#voice ringo_0123
【Ringo】「成美ちゃん?」
#voice narumi0021
【Narumi】「わたし、無神経だったわ、ごめんね」
平然と笑って、更に頭を下げるなんて、成美ちゃんってすごいっ!
この潔さがあたしは好きなんだけど、女の子は面食らったみたいだ。
#voice akira0010
【???】「あ、あたしに謝ってどうすんのよ!」
#voice akira0011
【???】「それに、別に謝れなんて言ってないっ!!」
面食らった後、「そうね、ちょっと言い過ぎたわ」で済ませりゃいいのに、女の子は逆にヒートアップしちゃったようだ。
#voice akira0012
【???】「それとも、問題をすり替えようってつもり!?」


#cg 1 tri04s 150 0
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#voice ringo_0124
【Ringo】「……あわわわわわ……」
こ、このふたりの遣り取り、止めなきゃいけないよね。
でも……っ、この人、何だか怖いよぅ!


#cg 3 tna01s 650 0
#wipe fade



#voice narumi0022
【Narumi】「んー、そんなつもりはないんだけど……でも、あなたを不愉快にさせちゃったのは事実だよね」


#cg 2 tak08s 400 0
#wipe fade



#voice akira0013
【???】「そうね、思い切り不愉快にさせられたわ」
……うう、あたし一人じゃ、止められそうにないよぅ。


#cg all clear
#cg 1 tri03s 400 0
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#voice ringo_0125
【Ringo】「ね、優乃ちゃん……」


#cg 1 tyu01s 200 0
#cg 2 tri03s 600 0
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#voice yuuno_0014
【Yuuno】「ほら、りんごちゃん、ご覧になって?」
#voice ringo_0126
【Ringo】「へ?」


#cg 1 tyu02s 200 0
#wipe fade



#voice yuuno_0015
【Yuuno】「皐さまがこのクラスに入ってらっしゃいましたわ!」
#voice ringo_0127
【Ringo】「………………」
そういう場合じゃないんですけどー!
#voice yuuno_0016
【Yuuno】「部屋だけじゃなくて、クラスまで皐さまとご一緒だなんて、わたし、何て幸運なんでしょう!」
#voice yuuno_0017
【Yuuno】「これって、運命としか言いようがありませんわよねっ!!」
#voice ringo_0128
【Ringo】「………………」
ダメだこりゃ。


#cg 1 tak08s 200 0
#cg 2 tna01s 600 0
#wipe fade



#voice narumi0023
【Narumi】「そっかー。じゃあ、やっぱりわたしが謝るのは当然だよね」
#voice narumi0024
【Narumi】「あ、そうそう。わたし、氷川成美って言うの。あなたは?」


#cg 1 tak07s 200 0
#wipe fade



#voice akira0014
【???】「何をのんびりと自己紹介なんかして……っ!」
#voice narumi0025
【Narumi】「仲良くなるにしても、ならないにしても、まずは名前くらいは知っておかないと不便じゃない?」


#cg 1 tak08s 200 0
#wipe fade



#voice akira0015
【???】「………………」
女の子は、怒った顔で、ちょっと考える仕草をした。
#voice akira0016
【???】「……それは一理あるわね、いけ好かない人間にも名前くらいはありますものね!」
……い、『いけ好かない』って……。
#voice narumi0026
【Narumi】「うんうん、じゃあ、名前、教えてよ」
#voice akira0017
【Akira】「面倒臭いわねぇ。稲取晶よ、これでいい?」
#voice narumi0027
【Narumi】「晶さんかぁ」


#cg 1 tak07s 200 0
#wipe fade



#voice akira0018
【Akira】「何、馴れ馴れしく名前で呼んでるのよ!」


#cg 2 tna03s 600 0
#wipe fade



#voice narumi0028
【Narumi】「えー、ダメかなぁ?」
うっ、今度こそ止めに入らないと!


#cg 1 tri03s 150 0
#cg 2 tak07s 400 0
#cg 3 tna03s 650 0
#wipe fade



#voice ringo_0129
【Ringo】「あ、えっと、ミカ女では下の名前で呼ぶ風習があってね……」


#cg 2 tak08s 400 0
#wipe fade



#voice akira0019
【Akira】「聖ミカエルでの風習とやらを、看護学校にまで持ち込まないで」
ピシャリ。
きっぱりと言い切られてしまった……。


#cg 1 tri10s 150 0
#wipe fade



#voice ringo_0130
【Ringo】「ううう……」
うう、へこみそう……てか、もうへこんじゃってるんだけど……。
#voice akira0020
【Akira】「あちらは文部科学省管轄の高校、こちらは厚生労働省管轄の看護学校」
#voice akira0021
【Akira】「同じような敷地内にあるからといって、一緒にされるのは不愉快だわ」


#cg 3 tna01s 650 0
#wipe fade



#voice narumi0029
【Narumi】「まぁまぁ、そんなにツンツンしないで……ね?」
#voice narumi0030
【Narumi】「あ、親切に教えてくれた子は相原りんご。今、涙目になってるけど気にしないで」
……ええと、そこは気にしてほしいなぁ。
と思ったけど、稲取さんに何を言われるかと思うと、怖くて何も言えない。


#cg 1 tyu02s 150 0
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#voice narumi0031
【Narumi】「で、こっちの新入生代表に目がハートマークになってる子は片倉優乃」
#voice narumi0032
【Narumi】「ふたりとも、わたしと同じミカ女出身なのよ」
#voice akira0022
【Akira】「興味ないわ、そんなこと」
#voice akira0023
【Akira】「慣れ合う気はないの、あたし」


#cg 2 clear
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稲取さんはプイッとそっぽを向いて、あたしたちから離れてしまった。


#cg all clear
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#voice ringo_0131
【Ringo】「はーーーー……」
ちょっとだけホッとする。
……本当は友達になりたいけど……なってみたいけど、ちょっと難しそうだなぁ。
#voice satuki0003
【???】「ボクは石神皐」


#cg 1 tri04s 400 0
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突然、背中から声をかけられて、ビクッとした。


#cg 1 tsa02s 200 0
#cg 2 tri04s 600 0
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振り向くと、笑顔の新入生代表さんが微笑んでいる。


#cg 2 tna03s 600 0
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#voice narumi0033
【Narumi】「えっと……?」


#cg 1 tsa01s 200 0
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#voice satuki0004
【Satsuki】「ああ、驚かせてしまったかな」
#voice satuki0005
【Satsuki】「キミたちが仲良く自己紹介し合ってるのを見て、便乗してみたよ」
仲良く……?
自己紹介し合ってた……のかな……?


#cg 1 tyu02s 150 0
#cg 2 tsa01s 400 0
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#voice yuuno_0018
【Yuuno】「うふふ、皐さまったらお茶目ですのね!」


#cg 3 tri03s 650 0
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#voice ringo_0132
【Ringo】「……えー……?」
お茶目……なのかな。
優乃さんが嬉しそうだから、いいのかな。
#voice yuuno_0019
【Yuuno】「わたしは皐さまと慣れ合う気、満々ですから!」


#cg 2 tsa02s 400 0
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#voice satuki0006
【Satsuki】「ありがとう、片倉くん。昨日から、キミには世話になっているね」


#cg 1 tyu05s 150 0
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#voice yuuno_0020
【Yuuno】「やだ、そんなこと……」
ポッと優乃が頬を染める。
……何だかよくわからないけど、同じ部屋だって話だし、既にイロイロあったのかもね。
寮生は昨日、一斉入寮してるはずだし。


#cg all clear
#cg 1 tsa01s 400 0
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#voice satuki0007
【Satsuki】「稲取くんは個性的な人のようだね。氷川くん、大丈夫だったかい?」


#cg 1 tsa01s 200 0
#cg 2 tna02s 600 0
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#voice narumi0034
【Narumi】「ははは……、個性的……。あんたが言うか……」
成美ちゃんの笑顔がひきつってるように見えるのは、あたしの気のせいかな?


#cg all clear
#cg 1 tyu03s 400 0
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#voice yuuno_0021
【Yuuno】「大丈夫って……何かありましたの?」


#cg 1 tyu03s 200 0
#cg 2 tri03s 600 0
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#voice ringo_0133
【Ringo】「何かって、優乃ちゃん、何も聞いてなかったの?」


#cg 1 tyu01s 200 0
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#voice yuuno_0022
【Yuuno】「嫌ですわ、聞いておりましてよ、皐さまとおしゃべりしていたのですから」
#voice ringo_0134
【Ringo】「………………」
つまり、優乃ちゃんは石神さんとしゃべってて、あたしたちと稲取さんとの遣り取りは全く聞いてなかった、というわけね。


#cg 1 tyu02s 200 0
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#voice yuuno_0023
【Yuuno】「楽しい三年間にしましょうね!」


#cg all clear
#cg 1 tna02s 400 0
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#voice narumi0035
【Narumi】「充実した三年間になりそうだわ!」


#cg 1 tsa02s 400 0
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#voice satuki0008
【Satsuki】「はっはっは、賑やかな三年間になりそうだなぁ」


#cg 1 tri03s 400 0
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#voice ringo_0135
【Ringo】「………………」
どうしてだろう、何となく気苦労の絶えない三年間になりそうな気がしてきた……。


;**暗転
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#mes clear
#system off
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#cg all clear
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;♂MS
#bgm 0 stop 1000


;//END
#next2 S006
tenshi_no_akogare/s005.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)