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shirayuki_no_kishi:s085
;S085「両親にご挨拶」
#savetitle ◇両親にご挨拶


;**繁華街・昼
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#mes on
#system on


;♂MP05
#bgm 0 bgm05


#cg 1 tna03f2 400 0
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#voice NANAMI1120
【Nanami】「お姉さま、大丈夫ですか?」
#voice YUUNA_0806
【Yuuna】「………………」
わたしがお姉さまを追いかけて駆け付けた時。
お姉さまはすっかりうなだれていて……普段のお姉さまからは、考えられないような光景だった。
#voice NANAMI1121
【Nanami】「お姉さま……」
#voice YUUNA_0807
【Yuuna】「………………はぁ……」
キュッと口元を引き締めたお姉さまに、わたしはハンカチを差し出した。


#cg 1 tyu01f2 200 0
#cg 2 tna03f2 600 0
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#voice YUUNA_0808
【Yuuna】「ありがとう、七海……」
ようやくお姉さまが、振り向いてわたしを見た。
#voice NANAMI1122
【Nanami】「お姉さま、その……大丈夫ですか?」
#voice YUUNA_0809
【Yuuna】「ええ……緊張しすぎて、内臓が口から出そうだったわ」


#cg 2 tna04f2 600 0
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#voice NANAMI1123
【Nanami】「えぇっ、そんなに酷かったんですか!?」


#cg 1 tyu03f2 200 0
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#voice YUUNA_0810
【Yuuna】「ここまで緊張したのは、七海に私のオナニーを初めて見られてしまった時以来……いえ、あの時の緊張を遥かに超えるかも」


#cg 2 tna01f2 600 0
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#voice NANAMI1124
【Nanami】「もう……エッチな冗談が言えるなら、大丈夫ですね」


#cg 1 tyu01f2 200 0
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#voice YUUNA_0811
【Yuuna】「冗談なんかじゃないわ! 七海を初めて組み敷いた時、どれだけ私が歓喜と興奮と緊張で………………あっ」
熱く語ろうとするお姉さまをジトッとした目で見つめると、少したじろいでいた。


#cg 1 tyu03f2 200 0
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#voice YUUNA_0812
【Yuuna】「はぁ……私、七海のご両親に何か、失礼なことを言ってしまったんじゃないかしら……」
#voice NANAMI1125
【Nanami】「そんなの全然ですよ。とっても気に入ってましたよ」
#voice YUUNA_0813
【Yuuna】「そ、そうかしら……なんだか何を言っても、嫌われてしまうんじゃないかって思えて」
#voice NANAMI1126
【Nanami】「大丈夫です。そんなことはぜーったい、あり得ませんから!」


#cg 1 tyu01f2 200 0
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#voice YUUNA_0814
【Yuuna】「七海……」
わたしはお姉さまの両手を、そっと包み込んだ。
#voice NANAMI1127
【Nanami】「お姉さまは、わたしが憧れて好きになった、唯一の人なんです。そんな人がわたしの両親に嫌われるワケ、ありません」
#voice YUUNA_0815
【Yuuna】「七海…………」
#voice NANAMI1128
【Nanami】「だから……もっと気楽にして下さい、ねっ?」
#voice YUUNA_0816
【Yuuna】「ええ、ありがとう。もう大丈夫よ……覚悟は決めたわ」


#cg 2 tna03f2 600 0
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#voice NANAMI1129
【Nanami】「覚悟……??」
それが何のことか意味がわからなくて、わたしはきょとんとしてしまった。
さっきまで不安そうで、自信のなさそうだったお姉さま。
でも今、その表情は何か強い決意を秘めたような、そんな面差しになっていた。
#voice YUUNA_0817
【Yuuna】「七海……私、頑張るから……だから、頑張ってって言って」
#voice NANAMI1130
【Nanami】「お姉さま……何故?」
#voice YUUNA_0818
【Yuuna】「お願いよ。七海の応援に、勇気づけられたいの」


#cg 2 tna01f2 600 0
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#voice NANAMI1131
【Nanami】「わかりました……お姉さま、頑張って下さい」


#cg 1 tyu02f2 200 0
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#voice YUUNA_0819
【Yuuna】「うん……ありがとう、七海\001」
途端に見惚れるような笑みを浮かべたお姉さまは、そのままわたしを優しく抱きしめてくれた。
お姉さまが何を覚悟したのかは、さっぱりわからなかったけれど……


#cg 1 tyu01f2 200 0
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#voice YUUNA_0820
【Yuuna】「あまり戻らないと、ご両親に心配をかけてしまうわね。そろそろ戻りましょう」
#voice NANAMI1132
【Nanami】「あ、はいっ」


#cg all clear
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わたしはお姉さまの後に続いて、戻っていった。
お姉さまの背中は、何か大きな覚悟を背負ったような……そんなオーラを纏っていた。


;※EV052
#bg EV52
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#voice mobNANAHH0009
【Nanami's Mom】「あら……おかえりなさい」
#voice YUUNA_0821
【Yuuna】「すみません、お待たせしました」
テーブルに戻って、わたし達は席に着いた。
#voice mobNANAHH0010
【Nanami's Mom】「デザート、運ばれてきたわよ」
#voice NANAMI1133
【Nanami】「わぁ、おいしそ~」
夕食の前だというのに、目の前の美味しそうなデザートに食欲をそそられてしまう。
それって女の子の特権よね~
#voice NANAMI1134
【Nanami】「ふふふ、いただきまぁ~」
#voice YUUNA_0822
【Yuuna】「あの……七海さんのご両親に、お話があります」
#voice NANAMI1135
【Nanami】「ふぇっ?」
なっ、何? 突然!?
わたしはデザートを口に運ぼうとしている手を、思わず止めてしまった。
お姉さまは、わたしの両親を真摯に見つめている。
#voice mobNANAHH0011
【Nanami's Mom】「まあ……お話って、何かしら?」
お姉さまは横に座っているわたしを見て、こくんとひとつ頷いて。
また、両親の方へと向き直った。
少しの沈黙の後……お姉さまはゆっくりと、口を開いた。
#voice YUUNA_0823
【Yuuna】「私、実はただの先輩ではありません、七海さんの恋人なんです」
#voice NANAMI1136
【Nanami】「なっ!?」
#voice mobNANAHH0012
【Nanami's Mom】「えっ……優菜さん、今なんと……」
#voice YUUNA_0824
【Yuuna】「私、七海さんとお付き合いさせて頂いております」
#voice NANAMI1137
【Nanami】「お、お姉さまっ!?」
;#voice mobNANAFT0004
【Nanami's Dad】「そ、それって……」
#voice mobNANAHH0013
【Nanami's Mom】「……本当なの、七海?」
#voice NANAMI1138
【Nanami】「う……うん……そう」
お姉さまの突然の告白に、両親は相当驚いていた。
でも、無理もないと思う。
だって、ただの食事会でこんな展開、わたしでさえ予想していなかったから。
#voice NANAMI1139
【Nanami】(これが……さっきのお姉さまの、決意だったんだわ……)
そんなにも真剣に、わたしとのことを考えてくれていた……だからこそ、あれほど緊張していたんだわ。
胸の奥が、たまらなく熱くなっていく。
そして更に、お姉さまから衝撃の発言が飛び出した。
#voice YUUNA_0825
【Yuuna】「私は一生、七海さんと添い遂げる覚悟でいます……ですから、お嬢さんを私に下さい」
#voice NANAMI1140
【Nanami】「えっ……えぇぇぇっ!?」
#voice mobNANAHH0014
【Nanami's Mom】「それって……」
#voice YUUNA_0826
【Yuuna】「はい、言葉通りの意味です。七海さんを、私に下さい」
#voice NANAMI1141
【Nanami】「お姉さまっ!?」
先程以上の強い衝撃を感じて、わたしは思わず大声を上げてしまった。
だって……それはまるで、テレビのドラマで見るような光景だったから。
でも、お姉さまが全てを投げうってでも、わたしを欲しいと言ってくれるのなら……
わたしも絶対、それに応えなくてはならないと思った。
驚く両親を前に、お姉さまは更に話を続ける。
#voice YUUNA_0827
【Yuuna】「私はミカ女で七海さんと出会って、すぐに恋に落ちました……出会って1年と少しですが、今では公私共になくてはならない存在なんです」
#voice NANAMI1142
【Nanami】「………………」
お姉さまがわたしの膝の上の手を取って、握り締める。
その手は少し湿っぽくて、ああ……とても緊張しているのだと悟れる。
わたしも強く強く、お姉さまの手を握り返した。
#voice YUUNA_0828
【Yuuna】「出会ってからというもの、毎日を七海さんと過ごし、苦しいことも悲しいことも分けあってきました。七海さんは、私の分身です」
;#voice mobNANAFT0005
【Nanami's Dad】「………………」
#voice mobNANAHH0015
【Nanami's Mom】「………………」
#voice YUUNA_0829
【Yuuna】「もう七海さんなしで、私の生活は考えられません。一生、一緒にいて、守りたい大切な存在なんです」
#voice YUUNA_0830
【Yuuna】「これからの人生をずっと、二人で歩んでいきたいと思います」
#voice NANAMI1143
【Nanami】「お姉さま……」
#voice YUUNA_0831
【Yuuna】「二人で一緒に、幸せになりたいです。ですから……どうか、よろしくお願いします」
そう言って、お姉さまは深く頭を下げた。
いくらウチの両親でも、これは呆気にとられていると思う。
;#voice mobNANAFT0006
【Nanami's Dad】「………………」
#voice mobNANAHH0016
【Nanami's Mom】「………………」
#voice NANAMI1144
【Nanami】「あの……お父さん、お母さん……」
お姉さまにだけ、言わせていてはいけない……わたしだって!!
#voice NANAMI1145
【Nanami】「わたしも……ずっと優菜お姉さまと、一緒にいたいんです。許して下さい、お願いします」
#voice YUUNA_0832
【Yuuna】「七海……あなた……」
わたしがきっぱりそう宣言すると、場の緊張感は更に増した。
でも………………
#voice mobNANAHH0017
【Nanami's Mom】「……二人とも、頭を上げて」
#voice NANAMI1146
【Nanami】「お母さん……」
顔を上げ、目に入ったお母さんの顔は、とても優しくて……いつもの母親の顔だった。
#voice mobNANAHH0018
【Nanami's Mom】「いきなりこんな話になったんで、驚いたわ」
#voice YUUNA_0833
【Yuuna】「す、すみません……」
#voice NANAMI1147
【Nanami】「ご、ごめんなさい……お母さん」
#voice mobNANAHH0019
【Nanami's Mom】「……優菜さん」
#voice YUUNA_0834
【Yuuna】「……はい」
#voice mobNANAHH0020
【Nanami's Mom】「将来のことはともかく、ウチの娘の恋人がアナタのような素敵な方で、わたしは嬉しいわ」
#voice YUUNA_0835
【Yuuna】「えっ……??」


;※EV052P1
#bg EV52P1
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お母さんのその言葉に、優菜お姉さまの顔が崩れた。
#voice YUUNA_0836
【Yuuna】「お……お母さま……で、でしたら……」
#voice mobNANAHH0021
【Nanami's Mom】「これからも、ウチの娘をよろしくお願いしますね、優菜さん」
#voice YUUNA_0837
【Yuuna】「あ……ありがとうございますっ!!」
#voice mobNANAHH0022
【Nanami's Mom】「アナタ……いいわよね?」
;#voice mobNANAFT0007
【Nanami's Dad】「ああ、もちろん。優菜さんだったら安心して、七海を任せられるよ」
#voice YUUNA_0838
【Yuuna】「本当に、ありがとうございますっ!!」
#voice NANAMI1148
【Nanami】「あ、ありがとう……お父さん、お母さんっ」
わたしとお姉さまは、笑顔で見つめ合った。
#voice YUUNA_0839
【Yuuna】「七海……ななみっ!!」
#voice NANAMI1149
【Nanami】「お姉さまっ!!」
わたし達は、わたしの両親に感謝をしながら、抱き合って喜んだ。
#voice mobNANAHH0023
【Nanami's Mom】「まあ、でも……まだ学生だし、節度のあるお付き合いをね」
#voice YUUNA_0840
【Yuuna】「はいっ、もちろんそうさせて頂きます」
#voice NANAMI1150
【Nanami】「………………」


;**青空
#bg bg42b
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節度も、何も……やることはもう、とっくの昔にしちゃってるんだけどね……
わたしとお姉さまは顔を見合わせて、ニッコリ微笑んだ。
とりあえず、この件はこれで一件落着なのでした。


;**暗転
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;♂MS
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#log on
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;//END
#next2 S086
shirayuki_no_kishi/s085.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)