User Tools

Site Tools


seisai_no_resonance:sce99_00_09_2
「フッ、何とか転移魔術には成功したか――
(BROKEN:8_20)
>

「で、デューン……ここ、どこ?(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「レイラよ、よくぞ聞いた。ここはオトフセと呼ばれる離島だ。
(BROKEN:8_20)
>

「同胞、同胞ね……あー、また触手とか?」
>

「今回は否だ。ケガレと呼ばれる人型の魔物らしい。
(BROKEN:8_20)
>

「故にっ!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「あー、そう。人型なら興味無い。私、帰るから。じゃ」
>

「待てぃっ!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「んー、何かここの扉さ、あの世に繋がってるんだけど。
(BROKEN:8_20)
>

「おい……何故、そのように物騒な物があるのだ……。
(BROKEN:8_20)
>

「はいはい、確かにまずいわね。一応、閉じておくわ」
>

「フッ、かかったなっ!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「うわ……その言い方、何かむかつく。殴っていい?」
>

「フンッ、構わん。だが、殴るのは我が同胞達を救った後だっ!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「そして、お前が動くであろう絶対の情報を俺は握っている。
(BROKEN:8_20)
>

「めんどくさい喋り方してないで、何かあるならさっさと言う」
>

「この島には乙女の園である女学園が存在する。そして、そこへ
(BROKEN:8_20)
>

「つまり俺達には大義があるっ!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「…………」
>

「――それほど大きくない島みたいね。
(BROKEN:8_20)
>

「……き、切り替えの早い奴だな……まあ、良い。
(BROKEN:8_20)
>

「しかしだ、俺達が行動するのは目立ちすぎる」
>

「そこで俺がケガレに似せた魔物を召喚し、
(BROKEN:8_20)
>

「そんなに上手く行くのかしら?」
>

「フンッ、まあ見ているが良い――」
>

「魔眼――《<RB='プロヴィデンス・トレイター'>摂理への反逆<RB>》――発動ッ!!」
>

「《<RB='グリモワール・オブ・グリューンガルド'>王家の魔導書<RB>》――封印術式エクリプスを解除――
(BROKEN:8_20)
>

「あー……ちょっと見ないうちに、すごくめんどくさくなってる」
>

「来たれ、我が同胞の影を成す者よ――<RB='シュバルツ・ヴォルフ'>黒き狼<RB>ッ!!!」
>

(BROKEN:8_20)
>

「ふーん、これがケガレ?(BROKEN:8_20)
>

「確かにな、<RB='じんろう'>人狼<RB>に近いやも知れぬ。では、頼んだぞ」
>

「は?(BROKEN:8_20)
>

「時間の都合で、ケガレの<RB='よ'>依<RB>り<RB='しろ'>代<RB>までしか召喚出来んのだ。
(BROKEN:8_20)
>

「さっきすっごく大層な名前付けてなかった?(BROKEN:8_20)
>

「フッ、何事もまずは形からだ。そこで士気というものが決まる」
>

「……私の士気は下がるんだけど」
>

「まあ、いいわ。好きに解釈させてもらえば、コイツを使って、
(BROKEN:8_20)
>

「フンッ、良い。だが、情報収集だけは欠かすなよ」
>

「はいはい、適当にやるわよ……」
>

「さぁて――待ってなさいよ、子猫ちゃん達、ふふっ」
>

「って、これ、動きにくっ……!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「とにかく、乙女の園を目指して――」
>

「きゃっ!?(BROKEN:8_20)
>

「眼鏡っ娘……胸は……大きいっ……!?」
>

「け、気配も感じなかったし……でも、早く誰かに知らせないと」
>

「……ッ!(BROKEN:8_20)
>

「きゃっ!?(BROKEN:8_20)
>

「何、これが巫女とか言ってたやつ?(BROKEN:8_20)
>

「そんな……やられる、なんて……死にたく……ないよ……」
>

「命は取らないっていうのに……
(BROKEN:8_20)
>

「とにかく、まずはこの子から……ふっ、ふふっ……」
>

「ええい、何をしているかっ!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「邪魔が……憑依してる時に話しかけないで、気が散るでしょ!」
>

「気を失ったはいいが、ケガレの存在を知られてしまったか……。
(BROKEN:8_20)
>

「レイラよ、お前は早く島の構造を把握するのだっ!」
>

「……デューンが召喚してるなら、私の行動もバレるか。
(BROKEN:8_20)
>

「とにかく距離を離せば、デューンが感知出来なくなるかも」
>

「なっ、穢れっ!?(BROKEN:8_20)
>

「黒髪、少し残念な胸、ツンとした雰囲気――合格!」
>

「とにかく、このようなところまで穢れの侵入を許すわけには!」
>

「この子も巫女!?(BROKEN:8_20)
>

「くっ……まさか……後れを取るとは……」
>

「細剣使い……あー、何か色々思い出すわ……」
>

「またこの子はデューンが眠らせるとして、
(BROKEN:8_20)
>

「海に出た……あの洞窟から海までは近い。
(BROKEN:8_20)
>

「な、なんでこんなところに穢れがっ!?
(BROKEN:8_20)
>

「黒髪、貧乳、へたれな雰囲気――合格!」
>

「声は聞こえないけど、何か残念な目で見られた気がするっ!
(BROKEN:8_20)
>

「また巫女!?(BROKEN:8_20)
>

「そんな……神住……姉様…………」
>

「巫女は飛び道具まで使えるの……?(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「しかし、この何も出来ない口惜しさっ……くぅ……」
>

「……海岸はここまで、か。森との距離から考えて、
(BROKEN:8_20)
>

「――止まれ。気配を感じさせない穢れか。
(BROKEN:8_20)
>

「ポニーテール、巨乳、クール雰囲気――この子も合格!」
>

「嫌な視線を感じるな……だが、やることは一つだ」
>

「やはり巫女か……!」
>

「くっ、こんなところで……倒れるわけには…………」
>

「蒼い炎とか被ってるし……同族かと思ったじゃないの」
>

「……はぁ、早く次に行った方が良さそうね」
>

「遠くに何か見えるわね、建物……?
(BROKEN:8_20)
>

「なっ、穢れがこんなところにまで……!?」
>

「ロング、<RB='れいにゅう'>麗乳<RB>、美人――また合格!(BROKEN:8_20)
>

「見過ごすことは出来ません、すぐに祓ってさしあげますわ」
>

「やはり巫女の水準は高いっ……!」
>

「くっ……まさか穢れに……この私が……由布…………」
>

「巫女は穢れを恐れているような気が……?
(BROKEN:8_20)
>

「とにかく女学園が近いし、そっちの方が大切だわ」
>

「間違いない、女学園……!」
>

「うわっ……穢れが登校してるっ!?(BROKEN:8_20)
>

「ふわ毛、爆乳、元気っ子――合格ってことは!」
>

「でも、ここで戦うとまずいし……場所変えないと!」
>

「姿を変えない……?(BROKEN:8_20)
>

「こっちこっち!(BROKEN:8_20)
>

「逃げた?(BROKEN:8_20)
>

「……見失った?(BROKEN:8_20)
>

「隙ありっ!」
>

「しまっ――!」
>

「いたたっ……このままやられちゃうわけには……!」
>

「また逃げたか……でも、もう戦える体力は無いはず。
(BROKEN:8_20)
>

「<RB='おうま'>逢魔<RB>が<RB='とき'>時<RB>か……少し早いが、そろそろ調査に向かうとするか」
>

「ん……何だ?(BROKEN:8_20)
>

「穢れか?(BROKEN:8_20)
>

「当たりだ……低身長、貧乳っ……自分を制御出来ないっ!」
>

「出たか……だが、意思がない?(BROKEN:8_20)
>

「いずれにしても、放っておけないな――」
>

「ふっ、ふふっ……ここは勝ったけど、負けたことにしよう。
(BROKEN:8_20)
>

「何だ……?(BROKEN:8_20)
>

「看過は出来ないか。少し調べた方が良さそうだ」
>

「ふぅ――というわけで、私、行くから」
>

「ええいっ、待てっ!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「あー……はいはい、うるさいわね。
(BROKEN:8_20)
>

「っていうか偉そうにしてないで、あんたも何かしなさいよ」
>

「さっきの小娘だが、他の者と違うな。少し小細工をした」
>

「何をしてるのか知らないけど、こっちもいいの見つけた。
(BROKEN:8_20)
>

「フンッ、猫だと?(BROKEN:8_20)
>

「じゃ、しばらく別行動ね」
>

「あー……猫、ダメね。逃げるつもりだったけど、
(BROKEN:8_20)
>

「フンッ、だから言っただろう?(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「うるさいわね……ふふっ、でも、目の保養になったわ」
>

「……いったい何をしていたのだ」
>

「そんなこと言ってるあんたの方も見抜かれてるし」
>

「あの子、面白い目を持っているみたいね。
(BROKEN:8_20)
>

「フッ、ククッ、失敗?(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「特殊な目を持つ者はあの小娘のみっ!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「排除……捕獲……ふっ、引っ張ってきた甲斐があったわね」
>

「……島の人間では無い!?(BROKEN:8_20)
>

「フッ、ククッ、来たか――特殊な目を持つ者よ!
(BROKEN:8_20)
>

「グリューンガルドが王にして、魔王と畏怖されし者!
(BROKEN:8_20)
>

「長い、うるさい、黙れ」
>

「子猫ちゃん、あなたの相手は私が――」
>

「フッ、面白い……面白いぞっ!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「は……?」
>

「我は神狼が眷属にして、鬼と遠ざけられし目を持つ者っ!
(BROKEN:8_20)
>

「…………」
>

「おかしい……頭痛がしてきた……」
>

「フッハハハッ――こうなれば世界など関係あるものかっ!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「世界を関係なくするなっ!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「さっきのケガレの依り代、アレなら干渉しないはず……!
(BROKEN:8_20)
>

「本気で殴ってから言うかっ!」
>

「だが、俺も熱くなりすぎたのは事実だ――
(BROKEN:8_20)
>

「ただし無駄な詠唱したら、もう一回本気で殴る」
>

「……」
>

「……来いっ!(BROKEN:8_20)
>

「穢れを呼び出した……!?(BROKEN:8_20)
>

「くっ……これ以上、あの子に喋らせたくないっ……
(BROKEN:8_20)
>

「来るかっ!(BROKEN:8_20)
>

「フッ、ククッ……最後に教えてやる……魔王よ……」
>

「この島には……私を越えるほどの…………がくっ……」
>

「逝ったか……貴様との……いや、お前との死闘……
(BROKEN:8_20)
>

「いや、戦ったの私だし。あと生きてるし」
>

「フッ、鬼眼を持つ神狼が眷属よ――お前の死力にめんじて、
(BROKEN:8_20)
>

「えっ、帰るの?(BROKEN:8_20)
>

「しかし、あえて言おうぞ!(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「分かり合い、その口で愛を説く時まで戦いは続くのだっ!
(BROKEN:8_20)
>

「マジで帰るの?(BROKEN:8_20)
>

「向山先輩ー、向山先輩ー、おーきーてーくーだーさーいっ」
>

「むっ……高遠……?」
>

「――ここはっ!?(BROKEN:8_20)
>

「まおう……はい?(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「変な穢れ……?」
>

「あ、ナギっち、やっと起きたんだー。
(BROKEN:8_20)
>

「そして、ガジも無事だよー。ねー?」
>

「ニャーン♪」
>

「……ゆ、夢?(BROKEN:8_20)
>

「夢ですよ、夢。もう夜になりますから、帰りますよー?
(BROKEN:8_20)
>

「あ、ああ……」
>

「…………」
>

「しかし、夢だとしても心躍ったぞ――魔王よ」
>
seisai_no_resonance/sce99_00_09_2.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)