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seisai_no_resonance:sce08_04_08_0
「…………!?」
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突然、人の気配を感じて、
勾玉を握ったまま、背後へ振り返る。
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「えっ……?」
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つい素っ頓狂な声が口から漏れてしまう。
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「先生は高遠さんと向山さんの味方ですよー」
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いつもの通りの口調で、葉子先生が両手を挙げていた。
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「……こんなところで何をしている?」
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先生の言葉は素直に受け取れそうだが、奈岐の疑問は最もだ。
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「学園長の指示です。祠以外の場所で高遠さん達の力を感じたら、(BROKEN:8_20)
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「えーっと……?」
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「ふふっ、学生の身を第一に考えるのが先生達のお仕事ですから」
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葉子先生が横たわる恵に歩み寄り、髪を優しく撫でた。
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「保科さんは先生が責任をもって、寮までお送りします。
(BROKEN:8_20)
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「先生……ありがとうございます」
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恵の側でかがみ込んだ葉子先生に頭を下げる。
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学園長と葉子先生の(BROKEN:8_20)
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これで躊躇いなく前に進むことが出来る。
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「二人とも、ちゃんと無事に帰ってきて下さいね」
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「はい、必ず」
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「鼎、急ごう。他の巫女候補はもう動き出しているはずだ」
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奈岐の言葉に頷き、その場を離れようとすると、
葉子先生がいつもの笑顔で手を振ってくれた。
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期待に応えて、無事に帰らないといけない――
そんな思いを胸に刻み、私は再びを祠を目指す。
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seisai_no_resonance/sce08_04_08_0.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)