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seisai_no_resonance:sce08_03_07_2
陽が昇りきった時、全員が鳥居の下に集まっていた。
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真剣な眼差しをした末来さん。
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同じくヤヤと奈岐――それから、理事長と秘書。
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最後に私が円を描くようにして集っていた。
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「――ボク達は穢れに備える。手助けは必要無いんだね?」
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淡々としながら、末来さんは理事長に問いかける。
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そんな末来さんに対し、理事長は笑みを浮かべた。
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「もう戦いは始まっているんだ。時間になれば、
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「祠への注意を逸らすだけじゃなく、老人達の指揮系統を
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「なにせ、これは僕と昌次郎が受けた七年前の屈辱――
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七年前……また七年前?
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思わずヤヤを見ると、
どこか噛み締めるように目を閉じていた。
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「鼎達、準備はいいね?」
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「はい、大丈夫です」
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「いつでもっ」
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奈岐は物言いたげに目を細めたが、無言で頷く。
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末来さんに……何かを見たんだろうか?
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「じゃあ、始めよう」
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「それじゃあ、巫女諸君、生きて祠で合流しよう。
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「はっ、今が全ての力を注ぐ時――」
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理事長が片手を挙げると、秘書を引き連れ、神社を後にしていく。
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続いて、末来さんと奈岐が歩き出す。
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「カナ、ヤヤから離れちゃダメだからね」
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「ふふっ、守ってもらえるのはお姫様気分だよ」
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「あははっ、おてんばなお姫様だなぁ。
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「ニャーン?」
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分かっているのかいないのか、ガジは不思議そうに声をあげる。
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鳥居の下にガジを置くと、素直に座り込んでくれた。
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その様子に私とヤヤは頷き合ってから、
末来さん達の後を追いかける。
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森はいつもよりも静かに感じた。
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理事長達はもうどこかで戦っているのだろうか?
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そんなことを考えながら、先頭を走る末来さんに続く。
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そして、目的の祠へ続く獣道が見えた時だった。
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「くそっ!(BROKEN:8_20)
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「な、奈岐っ!?」
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「揺れるよ。全員、足下に注意して」
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冷静な末来さんと歯噛みする奈岐が対照的で――。
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その次の瞬間、ゴゴッと地面が縦に大きく揺れた。
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じ、地震っ!?(BROKEN:8_20)
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「わわわわっ!?」
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「禰津、霊石の力を使え!(BROKEN:8_20)
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奈岐が揺れも気にせず、星霊石を輝かせた。
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揺れが鎮まった途端、肌を突き刺すような感覚が周囲を取り巻く。
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「この気配、穢れ!」
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ヤヤがすぐに風を舞い上げ、巫女服に姿を変える。
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「これっていったい……!?」
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「封印にほころびが生じた。
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封じているものっていったい何……?
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「ボクと鼎はまだ力を使えない。
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「言われなくても!(BROKEN:8_20)
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「了解っ!」
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ヤヤと奈岐が左右に分かれ、それぞれの武器を構える。
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進行方向からだけでなく、森の中からも穢れが姿を見せ始めた。
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「――祠の道は私が切り開く。
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「ナギっち、すぐに援護に行くからね」
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「期待している」
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切り開くと言った通り、奈岐が素早く前方へ駆け込む。
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「カナ、ミライっち、離れないで!(BROKEN:8_20)
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その間にも周囲から迫る穢れをヤヤが迎え撃つ。
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seisai_no_resonance/sce08_03_07_2.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)