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seisai_no_resonance:sce08_03_01_2
森に入ると、人目を気にせず、
私達は全力で走り出していた。
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奈岐の話では、北にある神社に、
末来さんと理事長が身を潜めているらしい。
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以前、奈岐が失踪したときに隠れていたところで、
今は松籟会に反抗する理事長達の拠点――。
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「二人ともストップ!!」
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ヤヤの声に私達は一斉に足を止め、周囲を警戒する。
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目を凝らすと、周囲の茂みに複数の(BROKEN:8_20)
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「これ……恵の……」
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間違いない。巫女の力だ。
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そう思った時、私達に歩み寄る足音が聞こえた。
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三輪さんと恵の二人――既に巫女服を纏っている。
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「やはり理事長達と行動していましたか」
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「カナちゃん……今からでも遅くないから、
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「止めたところで、処罰はまぬがれませんが――
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これは脅しであるとばかりに、鋭い切っ先が私達へ向く。
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この二人がここにいるということは……
遠山先輩や由布にも指示が出ているはず。
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奈岐の言った巫女候補達による狐狩りはもう始まっている。
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考えている暇は無い。
勾玉を使って支援に回るか、私も戦うか――。
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「……このまま遠山と風間に合流されるのはまずいな。
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「ナギっちこそ平気なの?(BROKEN:8_20)
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「フッ、私を甘く見ない方がいい。
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「でも……」
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「禰津を信じろ」
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勾玉に触れていた私に対し、奈岐の強い言葉が降りかかる。
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「ナギっち、ヤヤが星霊石を使ったら、
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「分かっている。対応してみせる」
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タイミングを合わせるかのようにヤヤと奈岐が頷き合う。
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そして、ヤヤが星霊石を輝かせ始める。
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「やはり一筋縄ではいきませんか……保科さん、支援を」
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「カナちゃん、八弥子先輩……ごめんね」
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恵の力が三輪さんに注ぎ込まれ、一対として(BROKEN:8_20)
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それを迎え撃つようにヤヤは両手の得物を握り締める。
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「カナカナ、何があってもヤヤから離れないでね」
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「行くよっ!」
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私が頷くと同時にヤヤが地面を蹴った。
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風を巻き上げ、彼女が駆け抜けると、
私の隣で奈岐が星霊石を輝かせる。
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氷塵を舞い上がらせ、姿を変えた彼女は陽動に出ると言った通り、すぐに木々を蹴って森の奥へ向かっていく。
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その間にも正面でヤヤと三輪さんが互いの武器を交錯させる。
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seisai_no_resonance/sce08_03_01_2.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)