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seisai_no_resonance:sce07_06_01_0
島でお母さんがどういう風に生きていたか、
末来さんの知る範囲で色んなことを教えてもらう。
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私の知っている破天荒なお母さんだったのは変わらず……
何度も笑って、何度も苦笑させられてしまった。
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末来さんの表情は終始優しくて、
今朝の話が嘘みたいに思えてしまう。
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でも、それは現実のことで……。
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気付くと夜も更けていたので、
今日も末来さんの部屋に泊めてもらうことになった。
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寝巻きに着替え、ベッドに入ったところで思い立つ。
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側にいた末来さんのシャツを私は掴んでいた。
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「鼎?(BROKEN:8_20)
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「そうじゃなくて……その……」
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「添い寝が必要?」
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言い当てられてしまって顔が熱くなる。
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「子供っぽい……ですか?」
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「ううん、それ以前に鼎はボクの子だよ」
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「実感……無いです」
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「だろうね。でも、それでいいんだよ」
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電気が消され、末来さんは私のベッドに入ってきてくれた。
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そして、今日も優しく頭を撫でてくれる。
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「おやすみ、鼎」
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その言葉とともに頬に口づけ。
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暗がりの中、また頬が熱くなっている。
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「おやすみなさい……末来さん」
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色んなことを聞いて、知って……まだ緊張が解けないけど。
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でも、末来さんが側にいる安心感から、意識が遠のいていく。
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「戻ってきてしまったんだね、未来」
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「ん……アイツが無茶しようとしてるって聞かされてね」
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「それを止めに戻ってきたっていうのは言い訳かい?」
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「本当は……頼継くんは未来に知られたくなかったんだよ。
(BROKEN:8_20)
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「鼎と一緒に外の世界で生きていて欲しかったんだと思う」
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「でも、巫女の血がそれを許してくれない」
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「……そうだろうね、この身体に流れている血は薄れちゃいない」
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「諏訪の家と血が未来を呼び戻してしまった」
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「因果はあるだろうさ。でもね、そいつを運命だなんて、
(BROKEN:8_20)
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「こうなったら、どこまででも戦ってやるつもりだよ」
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「……そっか、未来らしいよ」
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「でも……もしさ、同じようにあの子まで血の宿命ってやつに
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「分かってる、その時はボクが鼎を導く。
(BROKEN:8_20)
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「あははっ、頼もしいね。これで心置きなく――」
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「先にいけるよ」
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「必ず望みは叶えてみせる」
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「ああ、頼んだよ、末来」
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seisai_no_resonance/sce07_06_01_0.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)