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seisai_no_resonance:sce07_03_01_0
「…………?」
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頬をぺちぺちと(BROKEN:8_20)
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暗い部屋の中、寝ぼけ眼を擦りながら身を起こす。
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「起きたか――って、何故服を着ていない」
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「んん?(BROKEN:8_20)
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隣で寝ていたはずのヤヤの姿は無く、
いつもマントを着た奈岐がやってきていた。
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「とりあえず、何か着ろ。緊急事態だ」
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「どういうこと?」
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奈岐の真面目な様子に驚きながら、
私は散らかしていた服に手をかけていく。
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「禰津が一人で行った。アイツを止められるのは鼎だけだ」
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「ヤヤが一人で……?」
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奈岐の言っていることが分からずに目を瞬かせる。
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「アイツは勾玉を取り戻してから消えるつもりだ」
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「…………」
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「この状況を頼まれて用意したのは私だ。
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「……<RB='そしり'>誹<RB>りは受けよう。ただ今は時間が無い。
(BROKEN:8_20)
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ようやく服に着替え終えると、奈岐の頭を撫でておく。
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「鼎……?」
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「知らせてくれてありがと。場所は?」
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「学園から北の森、立ち入り禁止区画の手前だ」
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「分かった。行ってくる」
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「鼎……私に怒らないのか?」
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疑問を抱いた奈岐の瞳が私を見上げる。
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「こうなるのって想像出来てたし、怒る相手は奈岐じゃないよ」
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「…………」
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「それでも思うところがあるなら、サポートお願い」
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「……分かった」
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奈岐が頷いたのを見てから、私は駆け足で部屋を飛び出す。
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すぐに奈岐が知らせてくれたのだとしたら、まだ間に合うはず。
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だから急げ、私――。
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「……鼎も行ったか」
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「これでいいんだな?」
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「でも、八弥子がいるところに自分がいたかもしれない、
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「未練はある。でも、鼎の気持ちは奈岐に向いていない」
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「向けさせることも出来たんだよ?」
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「それはお前もだろう、片倉末来」
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「ボクは鼎に会えただけでも幸せだ。そういうものなんだよ」
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「……禰津が事を起こせば、本格的に時間が無くなる。
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「目的は同じでも、彼はその過程に全てを置いている。
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「だからこそ、余計にだ」
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「でも、鍵はボクと鼎の勾玉にある」
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「…………」
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seisai_no_resonance/sce07_03_01_0.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)