User Tools

Site Tools


seisai_no_resonance:sce06_04_23_9
「ちょっ……か、鼎っ……!」
>

返事を待たずに背中から彼女を抱きしめる。
>

でも、その意図はいつもと少しだけ違う。
>

「もっと触れるね」
>

「っ…………」
>

緊張気味の吐息を肯定と考えて、奈岐の肌に手を這わす。
>

「こういうのはダメ?」
>

背中から抱きしめて、目を使えないようにして、
ずるい聞き方をしていると思う。
>

でも、気持ちがそこまで奈岐を求めていたから止められない。
>

「……ダメ……じゃない……」
>

か細い声を聞いて、頬を擦り合わせて頷く。
>

「うん、ありがとう。大好きだよ、奈岐」
>

気持ちを伝えながら、彼女に触れた手をゆっくりと動かす。
>

そうして指先を敏感な箇所へ滑らせていく。
>

「っ……」
>

そっと手の平で押し潰すようにして乳房に触れてみる。
>

身体同じく愛らしいサイズに落ち着いてながらも、
弾力のある感触を確かめていく。
>

これが奈岐の胸なんだ、と手の平の感覚から感じ取れる。
>

「鼎……こ、こういうこと……したことあるの?」
>

「ん、初めて」
>

嘘を言っても仕方ないのでさらりと答えておく。
>

「だから痛かったりしたら言ってね」
>

「……うん」
>

奈岐の返事を聞いてから、指先に少し力を込める。
>

少しずつ中心の突起に刺激を加えていく。
>

すると、奈岐の身体が小刻みに震え、敏感に反応を示す。
>

「んっ……鼎……それ……」
>

「平気?」
>

「う、うん……でも……そうされると変な感じ……」
>

きっと正しい反応と認識して行為を続ける。
>

「はぁっ……んっ……んんっ……」
>

奈岐が吐息を漏らすたびに、体温がさらに上がっていく。
>

こうして後ろから触っていると、まるで自分でしているようにも
思えるけど、伝わる感覚も違えば、沸き立つ感情も違う。
>

愛おしい気持ちが溢れて、もっと彼女に触れたいと身体が求める。
>

「んっ……ぁ……かな、え……はぁっ……んんっ」
>

胸に這わせた手と反対の指先が奈岐の下腹部へ伝っていく。
>

ぴくんっと驚いたように太ももが震えた時、
水面に大きな波紋が広がった。
>

「ここも平気?」
>

「……平気……だけど……んっ……」
>

「だけど?」
>

「は、恥ずかしい……」
>

「ぴくってしたこと?(BROKEN:8_20)
>

「両方に……決まってる……い、意地悪っ……!」
>

「ふふんっ」
>

さらに熱くなった奈岐の身体が気持ちを昂ぶらせる。
>

もっと声を聞きたくて、もっと身体を熱くさせたくて、
両手を細やかに動かしていく。
>

「っ……ぁ……んっ……」
>

震える吐息を耳元で感じながら、くすぐるように乳房を撫でる。
>

そして、つんっと固くなった先端を優しく摘む。
>

「あっ……んんっ……鼎……そ、それ……」
>

「ん?(BROKEN:8_20)
>

「うぅ……また意地悪しようとしてる……」
>

覗かれなくても、さすがにバレてしまった。
>

「じゃあ、こっちで意地悪してみる」
>

乳首を軽く摘みながら、指先で転がす。
>

「んっ……んんっ……はぁっ……変な感じ……」
>

「はぁっ……身体が熱くなるの……止まらない……」
>

奈岐が太ももを擦り合わせると、また水面が揺れた。
>

そんな仕草が艶めかしく思えて、彼女にもっとを求める。
>

「ひっ……あっ……んんっ、そこ……だ、ダメ……」
>

下腹部を撫でていた手をさらに下へ。
>

僅かなスリットを指先でなぞっていく。
>

縦筋に沿って上下にゆっくりと動きを繰り返す。
>

「はぁ……あ……ダメ……って言ってる……のに……」
>

「感じてくれてるのが嬉しくて止められないかな」
>

「そういう……言い方、ずるい……んっ……あっ……」
>

柔らかい秘所の感触を確かめるように、ふにふにと指を押し込む。
>

自分のと同じところでも、どこか違う感覚が不思議だった。
>

まるで、そこに初めて触れているような感じがする。
>

それもそうかもしれない――性別や身体の仕組みが同じでも、
私と奈岐は違う人間なのだから。
>

大切に思う人に触れること、その意味が胸を高鳴らせていく。
>

「奈岐のこと、もっと知りたい」
>

触れれば触れるほど、奈岐との違いを埋めたい気持ちが強くなる。
>

もっと一緒になりたいという思いが身体を突き動かす。
>

「んっ……っく……はぁっ、ああっ……そこ、ダメってば……」
>

そう言われても、彼女への愛撫は止まりそうにない。
>

割れ目を擦ると、指先に湿り気が絡みついてくる。
>

くちゅっと水音が聞こえ、それが奈岐の愛液だと分かると、
感じてくれているという嬉しさがこみ上げてきた。
>

「ひぁっ……あぅっ……は、恥ずかし、い……んあっ……!」
>

いやいやとするように奈岐が頭を僅かに振るう。
>

「んっ、奈岐、くすぐったいよ」
>

「だ、だって……あっ……んあっ、そこ……んうぅ……」
>

奈岐が頭を揺すると、長い髪が身体を撫でるので、
こっちの身体まで熱くなりそう。
>

「でも、こんなにしてくれて……嬉しい」
>

指に絡んだ愛液の分だけ私を受け入れてくれている。
>

そのことが堪らなく思えて、粘液を絡ませた指先で、
秘裂にある小さな突起を軽くなぞった。
>

「ひあっ!?(BROKEN:8_20)
>

敏感なところだから、一際甲高い声が耳元で響く。
>

太ももをわななかせ、崩れそうになる奈岐の身体を支えながら、
そのまま刺激を続けてみる。
>

「はぁっ、あっ、んっ……んうぅっ……!」
>

何か言いたそうに奈岐が頭を振るうけれど、言葉にならず、
熱い吐息と声を漏らすだけだった。
>

奈岐の身体が跳ねるたび、水面の波紋が大きくなっていき、
小さな波を立てる。
>

「奈岐、ここも熱くなってる」
>

そう囁きながら、たっぷりと愛液を絡ませた指先で、
さっきよりも膨らんだ敏感な突起をなぞった。
>

「っあ……あっ!(BROKEN:8_20)
>

「鼎……もう、立って……られなっ……ひぁっ……あっ!」
>

嬌声と共に崩れ落ちるようにして、奈岐が私に体重を預ける。
>

見た目以上に軽い彼女の身体を抱きとめながら、
私はゆっくりと愛撫を継続していく。
>

「はぁっ、あっ、あんっ……これ以上……ダメ……」
>

「もう少しだけ。奈岐の可愛い声、もっと聞かせて」
>

「んぅ……ぁ……む、無理……そんな……意地悪……」
>

「ふふっ、可愛い」
>

ちゅっとついばむようにして、火照った頬に口づけた。
>

そんな行為だけでも、今の奈岐には鋭い刺激になるのか、
力が抜けたように膝が折れそうになる。
>

「わわっと――もう立ってられないね」
>

「んっ……だ、だって……鼎が……いっぱい触るから……」
>

「でも、まだ触り足りないよ?」
>

「ううぅ……か、鼎って……すごく意地悪……」
>

「じゃあ、奈岐はすごくエッチな感じ?」
>

と、ホントに意地悪を言いつつ、突起を軽く摘んだ。
>

「んっ、ああぁっ!?(BROKEN:8_20)
>

「えっ?(BROKEN:8_20)
>

唐突にカクッと膝が折れて奈岐の身体が崩れ落ちる。
>

慌てて私はそれを抱きとめるけど――。
>

バシャンッ――と水しぶきをあげて、尻餅をついてしまう。
>

「いたた……奈岐、大丈夫?」
>

「はぁっ、はぁっ……うぅ……大丈夫じゃ……ない……」
>

「だって、急に……する、から……はぁ……はぁ……」
>

「それって……急にしなかったら大丈夫?」
>

「う、うぅ……」
>

口籠もった奈岐の手を引き、岸の草むらへ誘う。
>

「ね、奈岐?(BROKEN:8_20)
>

言葉にこそしなかったけど、奈岐は小さく顎を動かしてくれた。
>

岸に上がると、奈岐の身体を草の上に横たえる。
>

「ホントに……続き、するの?」
>

「うん、する」
>

止められないんだよ、と内心で囁きながら、
再び下腹部へ手を這わせていく。
>

向かい合っている状態なら、きっと私の考えが伝わる。
>

視線を自分の指先へ、奈岐の秘所に向けながら訊ねてみた。
>

《ね、伝わってる?(BROKEN:8_20)
>

「はぁ……んっ……鼎……すごく、熱い気持ち……」
>

「でも、こんな時に……視るのは……っく……無理……」
>

それもそうか――と思いつつ、さっきの続きを再開していく。
>

指に伝って溢れてくる奈岐の愛液は止まらずに、
そのままお尻まで滴っている。
>

それぐらいに濡れてしまっているからか、
くちゅくちゅっと粘液が絡まる淫靡な水音が響いた。
>

「やっ……ぁ……んっ、音……立てるの……ダメ……」
>

恥ずかしさに耐えきれないと、奈岐が目を閉じてしまう。
>

「でも、こうしないと指が滑らないし」
>

「無理に……しなくても……んっ、あっ……はぁっ……」
>

「こんなに奈岐のアソコが熱くなってるのに?」
>

「っ……ぅ……もう……意地悪なこと……言わない……で」
>

瞳を潤ませた奈岐の懇願に、ちょっとの罪悪感と、
もっといじめてしまいたいという欲求がぶつかる。
>

なので、ここは公平に間を取ってみることにした。
>

「そ、それ……公平じゃ、ない……っ……」
>

「てへっ」
>

抗議の声に微笑みながら、指の動きを再開させていく。
>

指の腹にまとわりつかせた愛液を突起に擦りつけ、
円を描くようにして愛撫する。
>

「ひぁ……あっ、んっ……はぁっ……んんっ……!」
>

抵抗や抗議を諦めたのか、奈岐は私に身を委ねて、
甘い吐息を漏らし続けた。
>

さっきよりも大きくなった陰核は、さらなる刺激を求めるように
思えて、私は指の動きを加速させていく。
>

「っ……はぁっ、身体が……熱く……なって……ひあっ……!」
>

「んんっ、あっ……鼎……鼎っ……んうっ……あぁっ……」
>

「奈岐の声、嬉しいよ」
>

出来るだけ意地悪にならないように気持ちを伝える。
>

私を受け入れてくれて、感じてくれている奈岐の様子が嬉しい。
>

「はぁ……あっ、あっ……そんな風に……思われると……
(BROKEN:8_20)
>

「だ、だめ……視て……たら……我慢できな……ぃ……」
>

快楽に耐えきれず、びくんっと奈岐の身体が跳ねた。
>

行為だけじゃなくて、気持ちでも感じてくれていることは、
もっと嬉しくて――どうしても最後まで奈岐を導きたくなる。
>

人にするなんて初めてだから、どうすれば最後まで行かせて
あげられるか、少しだけ悩む。
>

自分に照らし合わせてみても、やっぱり一つぐらいしか方(BROKEN:8_20)
思い浮かばないので。
>

「ね、奈岐、聞くのって……意地悪になる?」
>

「……っ……ぅ…………」
>

肯定とも否定とも取れない吐息だけが漏れる。
>

「このまま続けて……最後までいけそう?」
>

そこまで導いてあげたいという思いが問いを口にさせた。
>

「でも、うぅ……最後までが……分からないから……」
>

「一人でそこまでしたこと……ない?」
>

「……うん」
>

頷いた奈岐を見てから、私は思い浮かんでいたことを告げる。
>

「えっと、限界って思うところまで我慢してみて」
>

「限界……?」
>

「そこから、もうちょっとだけ先に踏み出す感じで……」
>

自分の感覚を思い出してみるけれど、上手く言葉にならない。
>

限界の限界を越えた感じなんだけど……ううん?
>

「……限界の限界?」
>

奈岐の不安そうな視線が私を見つめている。
>

「分かりそう……?」
>

「……続き、してみてくれたら……分かるかも」
>

「うん、じゃあ……続き、するね」
>

指先が少し乾いていたので、再び愛液をすくい取り絡めていく。
>

そして、充分な滑らかさを得た指の腹で陰核への愛撫を再開する。
>

間隔を置いてやってきた刺激に、奈岐が艶めかしい息を吐き出す。
>

「はぁっ、んっ……あっ……鼎の、指……また……んうっ……!」
>

「あっ、んあっ、あっ……熱い……身体が熱いよ……鼎……」
>

断続的な呼吸を繰り返す奈岐は唇を震わせて喘ぐ。
>

その様子を横目に私はさらに指の動きを加速させる。
>

「っく……ああぁっ!(BROKEN:8_20)
>

奈岐が限界を訴えるけど、きっとその次の次ぐらいだから、と
私は指の動きを止めない。
>

それどころか奈岐の意図に反して、さらに刺激を強めた。
>

僅かに力を籠めた指先で陰核を一気に擦りあげる。
>

「ひあっ、ああぁっ、ダメ、ダメ、鼎っ……ダメっ……!」
>

「くううぅっ、んっ、はぁっ、もう……ホントに……!」
>

身体中に走る快楽の刺激に奈岐の背が反り返っていく。
>

「はぁっ、はあぁっ、あっ、んっ、ああぁ……!」
>

きっとあと少し――その少しを後押しするように、
私は濡れた手で陰核を摘み、最後の刺激を送る。
>

「っ……!?(BROKEN:8_20)
>

一際大きく奈岐の身体が跳ねた時、絶頂の声があがる。
>

「はぁ、あぁ……っ……ぁ……はぁ……んっ……!」
>

止まない絶頂の刺激が身体を駆け巡り、
奈岐の身体が軽い痙攣を繰り返す。
>

荒い息づかいが続き、波が過ぎ去るまで、
奈岐の瞳が虚ろに漂っていた。
>

「はぁっ……ふぅ……鼎……ホントに限界の限界……だった」
>

長い息を吐き出した後、奈岐が恨めしげに私に視線を向ける。
>

「あはは、これで良かった……のかな?」
>

「そ、それは……その……途中で……終わるよりは……」
>

「ふふっ――じゃあ、良かったってことだね」
>

「うぅ……鼎は……やっぱり意地悪だ」
>

奈岐の半眼に微笑み、汗で額に張り付いた前髪を掻き分ける。
>

「汗いっぱいかいちゃったから、もう一度水浴びしないとね」
>

「……次はもう背中を向けない」
>

「あはは……でも、それはそれで嬉しいかも」
>

自分でも前向きと思える言葉にさすがの奈岐も苦笑してくれた。
>

「ふふっ、もう少しだけ横になってから行こ」
>

奈岐の手を取って、頬を寄せ合う。
>

「……うん」
>

そうして、初めて肌を重ねた時間が終わりを告げる。
>

いつかきっと――なんて思っていたけど、
今の私達に必ず明日があるとは限らないから。
>

この温かな時間は、とても大切で、とても幸せだった。
>

それはどんなに時が流れても――。
>

それだけは――私の中では変わらない。
>
seisai_no_resonance/sce06_04_23_9.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)