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seisai_no_resonance:sce06_03_23_1
お互いの身体をシーツでくるんだところで一息。
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こうして見ると、改めてヤヤのバストに視線がいってしまう。
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自分のは特に気にならないんだけど、どうしてだろうか?
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「カナカナさ、事後になっちゃうけど、急にどしたの?」
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ジーッとヤヤの胸を見物していると、そんな質問がやってくる。
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「ダメって言われると、余計に気になったりしない?」
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「んー……言われてみれば、そんな気もする」
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「ふふっ、結局ね、気持ちが好きに傾いちゃったら、
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「しかも、ヤヤからは好きって言葉をもらっちゃってるしね。
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私が話し終えると、ヤヤはふむーと僅かに唸った。
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「じゃ、ヤヤがもし何も言ってなかったら?」
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「それはそれで難しい質問」
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目を閉じて少し黙考する。
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「ヤヤと一緒にいる時間が増えてから、すぐのことだったし……
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「でも、一緒にいる時間があるなら、ヤヤに惹かれてるのは
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「おっぱい大きいから?」
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「あはは、それは趣向の話です」
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時として趣向が重きを得ることも多々あるだろうけど。
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「なんだかね、ヤヤといると自分が自分らしくいられる気がする」
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「ほうほう?」
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「誰かといたりする時ってさ、我慢しなくちゃいけないことが
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「ヤヤは何だかその辺りが自由な感じ」
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私の言葉を聞いたヤヤがニコリと微笑む。
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「ふふっ、だからカナカナはキラキラして見えるのかな」
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「ヤヤの手が届かないところで、ずっとキラキラしてる感じ」
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「手の届かないとこ?(BROKEN:8_20)
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「私はヤヤと触れ合うことが出来たよ?」
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「カナカナは距離感なんて感じさせてくれないんだけどね。
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何とも曖昧なことを言われて、ううんと考え込む。
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「ヤヤはさ、何を気にしているの?(BROKEN:8_20)
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「んー、そだね。ヤヤはカナカナみたいに綺麗じゃないから」
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「人よりも幸せになったらいけないの。
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少し考える。
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ヤヤが言っているのは昔の話。
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何人もの人の命を奪ったと聞いた。
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それがどういう経緯で起きたのかは分からないけれど、
どうしてもヤヤを縛り続けるというなら――。
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「ずっとヤヤは昔のことを引きずっていくの?」
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「うん、そうしないといけないからね」
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「分かった。それはヤヤの気持ちの問題だから、
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「でも、私の気持ちの問題はヤヤに押しつけさせてもらう」
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「カナカナ?」
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「ヤヤが人より幸せになっちゃいけないって言っててもいい。
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「それが出来るのはヤヤだけ。
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「…………」
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「ヤヤが口にしないことは置いておく。
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ヤヤは僅かにきょとんとした後、笑顔を見せてくれる。
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「あはは、カナカナには敵わないなぁ……」
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「そういう言い方されると、イエスもノーも言えないじゃん」
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「ふふんっ。ヤヤを相手にする時はね、強引にいかないといけない
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「あはは。カナカナの強引は、ホント強引だからなぁ」
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二人して笑い合った後、瞳に互いの姿を映す。
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「だから、ヤヤが何を言っても、私はヤヤと一緒にいるからね」
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「そっか。うん。じゃあ、もう何も言わない」
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「でないと、またカナカナに押し倒されちゃいそう」
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「おー、それもいいね」
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「カナカナ、視線がエッチ!(BROKEN:8_20)
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「あはは、それは何というか……条件反射みたいになってる」
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うん、悪い癖になりそうだし、ちょっと気を付けよう。
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「ね、ヤヤ、今日はこのまま寝ない?」
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「開放的な感じで?」
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「うん、一緒のベッドで」
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「ふふっ、いいよー。おいで、カナカナー。
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「では、遠慮なくっ」
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気を付けようと思った途端、甘い誘惑がやってきて、
見事に釣られる自分が悲しい。
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でも、ヤヤの胸はもちもちしてて……幸せ。
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電気を落とすと、一つのベッドで少し間抱き合ってから、
眠るために目を閉じる。
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隣で感じる温もり、その幸せを噛み締めながら、
意識が遠のく心地良さに浸っていく。
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ヤヤといる安堵感からか、眠りに落ちるまで、
そう時間はかからなかった。
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seisai_no_resonance/sce06_03_23_1.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)