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seisai_no_resonance:sce06_03_10_1
寮に戻ってきて、八弥子さんの部屋にお邪魔していた。
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もう少し詳しい事情を話しておきたかったことと、
成り行き上というのが理由になる。
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「ふむふむ、そんなことになってたんだ」
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勾玉のことを一通り話した後、中村さんが言ったお母さんのことも八弥子さんには伝えておく。
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思いの外、反応は普通だった。
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その方が八弥子さんらしい気もするけど。
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「勾玉のことを奈岐から聞かされて、そこから波瀾万丈です」
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「勾玉は使わなければいいかも、だけど。マコの方は重症だなぁ。
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ベッドの上であぐらをかいた八弥子さんが苦笑する。
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「あはは……明日が怖いですよ」
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もし明日の模擬戦が行われれば、
中村さんと戦うことになるかもしれない。
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そんなことになれば、間違いなく命を狙われそう。
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「じゃ、マコが何かしそうなら、ヤヤがカナカナを守ってあげる」
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「それは頼もしいですけど……平気なんですか?
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織戸伏島という閉鎖空間で、絶対的な権力を持つ松籟会への反抗が意味するところは非常に危うい。
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「平気平気、ヤヤの家に何か出来る人を探す方が大変だよ」
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「ええと……どんな家なんですか?」
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「んー、簡単に言うとね、みんな強い」
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とても簡単な答えを頂けた。
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以前、奈岐と喧嘩した時に言われたこととか関係してるんだろう
けど……そこには触れにくいし。
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「だから平気。カナカナは身の安全を優先しよう」
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「あの、家は平気でも……八弥子さんは?
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そう訊ねると、八弥子さんがベッドから降りて、
椅子に座った私に近づく。
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「わっ」
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そして、何故かハグ。ぎゅっと抱きしめられてしまう。
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私が座っているから、顔がボリュームのある胸に埋もれて――。
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「大丈夫だよ、ヤヤも強いから」
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「ええと……」
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「カナカナ、心配してくれてありがと」
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心地良い圧迫感の中、八弥子さんの優しい声を聞く。
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頼りになる先輩だと思う。
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でも、そう思えるからこそ……。
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「強くても……かなり迷惑かけてしまいます」
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「ふふっ、カナカナはいい子だなぁ」
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「八弥子さん……?」
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「このまま巫女候補でだらだらしながら、学園生活が終わるのは
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「カナカナには大変かもだけど」
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それは自分が考える以上に、前向きな言葉だった。
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そこまで言ってもらえると、さすがに何も言えなくなる。
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「あはは、少し大変な方が私も燃えてきます」
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「さすが、カナカナ。そうこなくっちゃね」
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八弥子さんの胸に頭を預けながら、頼もしい声を聞いた。
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しかし、それにしても。
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この圧迫感というか、もちもちした感触……
羨む段階を通り越した何かがある。
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奈岐の髪のもふもふに通じるものが、
この双丘にはあるような気がした時――。
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「カナカナのお母さんのこともあるし、どうする?
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八弥子さんが私から離れ、そう言ってニコリと笑う。
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「うーん……」
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確かに考えないといけないことは多いし、問題も多い。
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でも、今はそれ以上に気になるというか、惹かれるというか。
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視線が八弥子さんのそれに釘付けになったまま離れない。
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「ひとまずですね、八弥子さん、触ってもいいですか?」
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「うん?(BROKEN:8_20)
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「おっぱい、大きいですよねっ」
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「うん、大きいねー」
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「ちょっと揉ませて下さい」
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我ながらおバカなことを言ってるなあ、と思いつつも、
今の私はそれなりに本気だ。
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だって、まだ視線が離れないし。
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「いいよー、どんっと来い」
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とても爽快な返事を頂ける。
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なので、ここは遠慮無しで行こう。
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「いただきますっ」
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「はぅ……この弾力、やっぱり……」
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「んー?(BROKEN:8_20)
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掴んだ指の隙間からこぼれるほどの量感――。
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そして何よりも……この弾力、もちもち感はとても危険なほど
魅力的で、私の手が離れてくれない。
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「八弥子さんのおっぱい、揉み心地が危険ですっ……
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「おー……?(BROKEN:8_20)
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「やばいです、危険です……!(BROKEN:8_20)
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引き続き、私は本気だ。
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「あはは、カナカナ、それはさすがにつけて歩けないよー」
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「でも、指が離れないんですよっ……魔性ですっ!」
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「なんだか、大げさだなー」
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からっと笑いながら、八弥子さんは言うけれど、
このまま数日、揉み続けても平気なぐらい指が離れてくれない。
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奈岐の時もそうだったけど、これは誰かが止めない限り、
延々と八弥子さんの胸の虜にされ続けてしまう。
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私はまだこの島で色んなことをしないければいけないのに。
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とりあえず横に置いておいて、おっぱいを堪能していれば、
それで幸せみたいな――そんな気分になってきている。
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このままじゃ、私は……冗談ではなく、本当に……!
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「おい、どういう状況だ……これは?」
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「はっ……!?」
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背中のリボンを引っ張られて、僅かに正気が戻ってきた。
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だけど、手はまだ八弥子さんの胸に吸い付いたまま。
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「はぁ……一悶着あったと聞いて急ぎ駆けつけたら、
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「だって、おっぱい……!」
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「意味がわからん」
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「あはは、カナカナがおかしくなった」
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「まったく……禰津、笑ってないで鼎を引き離せ」
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「はーい、カナカナ、また今度ねー」
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八弥子さんと奈岐の二人がかりで私の手が離されていく。
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「あっ……」
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指先が離れ、温もりのある弾力が遠のいていってしまう。
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また今度――八弥子さんはそう言ってくれたけど、
名残惜しさが溢れて、再び手を伸ばそうとして。
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「カナカナ、どうどうー」
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「ええいっ、落ち着けっ!」
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二人に押さえ込まれてしまった。
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無念さから、ずるずると私はその場に崩れ落ちていく。
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「これは何なのだ……?」
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「カナカナ、おっぱい大きいの好きなの?」
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八弥子さんの純粋な疑問に私は顔をあげる。
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「好きでした……でも、大好きに変わりましたっ!」
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「わー、カナカナ、正直者だー」
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「禰津、安易に触らせるなよ……若干、鼎がおかしくなっている」
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つい力説してしまった私に対して、
冷静な二人の声が降りかかった。
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若干切なくなるけれど、この気持ちに嘘は無いので、
もう一度だけ言葉にしておく。
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「大きいの素敵ですっ!(BROKEN:8_20)
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「……前言撤回しよう。かなりおかしくなっている」
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奈岐の半眼がとても冷たかった。
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seisai_no_resonance/sce06_03_10_1.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)