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seisai_no_resonance:sce04_05_18_2
夜になり、私は彼女がヤツに会いにいくのをつける為に
気配を消して、彼女が通るのを待っていた……。
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「来たか…………」
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今日の昼間と同じく彼女はどこか思いつめたような顔をしていた。
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私は彼女に気がつかれないように、距離をあけて、移動する……。
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彼女が森の小道を進むのを確認しながら、私は道なき道を
彼女の視界に入らないように気をつけながら、移動していく。
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「………………」
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ゆき先もなんとなく分かってきた……。
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彼女が向かうのはアソコだ……。
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私はヤツにも彼女にも気がつかれないように神社の近くの茂みに
身を隠す。
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「やっぱり来たね……」
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「………………」
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「おやおや、そんな怖い顔をするもんじゃないよ、
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「まぁ、ここに来た、という事はボクへ協力を申し出てくれるって
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「いろいろな事について、疑問もあるだろう。
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「!?」
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「そしてキミは思っている、なんでそんな事を知っているのか?」
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「それはボクが人より少し、物分りがいいってことだよ……」
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「ま、そんなことより、協力の話をしないかい?」
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「その前に……あなたはなんで私に彼女の話をしたんですか?」
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彼女?(BROKEN:8_20)
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「そんなことかい?(BROKEN:8_20)
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「似た者?」
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「まぁ、生まれは別として、キミ達二人の共通した行動原理、
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「彼女は見たことも、本当に存在するかも知らない母親を盾に、
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「似た者と言わずしてなんと言おう……」
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確かにそうかもしれない、と思いながら彼らの会話に耳を傾ける。
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「本当なの……昨日の話も…………」
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「本当さ、別にボクは嘘を話す理由もないしね。
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「えっ!?」
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「ただ、今のままでは会えないんだよ、ボクは彼女を助けたいんだ
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「どういう……ことですか…………」
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「この島は長年、ある力で異変が起こっている、彼女はそれを
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「そうして、自ら力を使うことで、島の結界を
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「地震……」
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「そ、壊れてきているんだ、だから、穢れが大量に発生する、
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「これを収める方(BROKEN:8_20)
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「巫女が穢れを祓う時、その魂はどこにいくと思う?」
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「え?(BROKEN:8_20)
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「空ね……残念、魂は再び地に還るのさ、そうして、
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「そんな……」
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「諏訪は遥か昔から鍛冶の位置にあり、巫女達が持つ星霊石を
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「穢れを祓ったら、これを使って魂を封印していって欲しいんだ」
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「………………」
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「使い方は簡単さ、持っているだけいい、巫女として祓えば自然と
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「あと少しなんだ、あと、申し訳ないけど、しばらく諏訪の屋敷に
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「それは……」
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「学園長にもすでに話は通してある、もともと……
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「学園長に……」
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「ああ、まだ説明しないといけないことが沢山あってね、
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「心配なんていらないよ、キミの知ってる御花会の人たちにも
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「そうなんですか?」
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「ああ、ひとまずついて来て」
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「でも……」
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「あまり、ここにいると蚊に刺されてしまうしね……」
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「くっ……私はなぜ、彼女を止めることが……
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「鼎……」
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学園側は元より諏訪寄りだとは分かっていたが……。
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しかし、諏訪はいったい何を考えている……。
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それに、高遠の母親とは……いったい、誰なんだ……。
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「そろそろ、お引取り願えませんか」
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「貴様……」
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「こちらとしては貴女に興味はない。しかし、頼継様への
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「あのお方は貴女がいた事を分かっていらっしゃった。
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「家からも言われていたのではありませんか?」
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「くっ…………」
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「所詮、偽物は偽物……ですが素直に従っておく方が
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「偽物?(BROKEN:8_20)
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「…………」
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男は冷たい雰囲気を残して消え去る……。
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「いったい……いったい……何がどういうことなんだ…………」
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「私は…………」
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seisai_no_resonance/sce04_05_18_2.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)