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seisai_no_resonance:sce04_05_10_1
「由布っ!!」
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倒れこむ由布を遠山先輩が素早く抱きとめる。
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「ふぅっ……」
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「ここまで……ですわね、由布、大丈夫?」
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「はい……なんとか…………」
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「とても、攻撃的なペアですわね……遠距離で制圧する由布に
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「やったね、中村さん」
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「…………」
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中村さんは恥ずかしそうに視線を逸らす。
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「今日はここまでにしましょう、まだ現在のペアでの戦闘に
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遠山先輩を先頭に学園寮に向かう。
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「ねぇ、中村さん?」
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「どうした?」
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「中村さん、なんで幸魂にこだわったの?」
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「特に意味はない、私の役目だということに気がついただけだ」
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「役目……松籟会に言われたってこと…………」
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「…………その通りだ、しかし、それだけじゃない。
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「でも、中村さんは自分で前に出て戦いたいんじゃ……」
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「そんなことは……ない、今はこれがベストだと思っている」
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「そういうなら、それでも構わないけど……」
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「それでいいんだ」
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夕食後、由布は遠山先輩のところに行ったために、
一人で過ごしていた。
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模擬戦の後、寮への帰り道で話していたことを再び思い出す。
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中村さんが役目と言ったこと……。
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本当に中村さんは私のサポートに徹することを良しと
思っているんだろうか……。
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何か違うんじゃないのかなぁ。
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そんな事を考えながら、ベッドに転がっていると、部屋に誰かが
入ってくる。
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「んっ……」
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「由布、おかえり」
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「うん、ただいま」
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「お早いお帰りで」
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「うっさい……って、まぁ、姉様も用事があるって言ってたから、
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「そうなんだ」
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「そ、まぁ、ちょっと寂しいかなぁ……」
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「ふふっ、私が慰めてあげようか?(BROKEN:8_20)
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「ば、バカじゃないのっ、もうっ!」
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「あはは、冗談、冗談……」
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「こんな時間にこのような人気の無いところに呼び出すなど、
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「まぁまぁ、そう言わない、遠山のお嬢様」
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「不快ですわ……」
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「で、用件は?」
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「わかってると思うけれど?」
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「……あの件に関しては断ったハズですわ」
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「御大もキミならばと思ってると思うんだけどなぁ」
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「諏訪に指示されて遠山が動くと思っているのですか?」
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「どうかなぁ?」
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「やはり不快ですわ……」
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「フッ、不快で結構だね……」
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「でも、考えておいて欲しいなぁ、御大に何かあってからだと
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「どういうことですの?(BROKEN:8_20)
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「考えてはいないよ、ただ鬼子の力を知らないなんてこと
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「まさか……」
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「ま、そういうこと、考えておいてくれると嬉しいなぁ」
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「松籟会を完全に抑えたいというわけですか……」
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「どうだろうねぇ……」
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「クククッ、まぁ、いいや……ま、例の件は考えておいてね」
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「………………」
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seisai_no_resonance/sce04_05_10_1.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)