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seisai_no_resonance:sce04_05_08_0
今日は日曜日ということもあって、由布も恵も一時帰宅しておらず
一人で暇な時間を過ごしていた。
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あれ、誰だろう……。
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「高遠、いるか?」
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中村さん……?
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ドアを開け、彼女を招き入れる。
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「すまないな」
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「どうしたの?」
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「今日は忙しいか?」
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「えっと、見ての通り暇だから、部屋にいるんだよ」
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「では、今日は私と過ごさないか?」
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「え、それは……どういうこと?」
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「昨日の模擬戦でも思ったんだ、まだまだ私達は未熟だと、
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「鍛錬……」
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「そうだ、鍛錬だ、お互いの戦い方や戦術、連携なども
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「えっと、それはオッケーなんだけど、外で巫女の力を使うのは
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「確かに、おいそれと使ってよい力ではないが、結界が施された
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「それに、穢れが頻繁に出現する事など、早々あるものではない」
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「そうなの?」
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「ああ、そうだ、出ても一年に一度あるか無いかだ、私たちが
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「そういうのなら……」
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「では、行こう」
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「えっと、ちょっと待って、着替えるから」
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「あ、ああ、す、すまない……」
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「ごめん、おまたせっ」
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「いや、大したことはない、さて……向かうか」
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「うん」
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私達はいつも模擬戦で使っている、場所で装束を纏い、
軽く準備運動をし終え、私はふとした疑問を口にした。
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「そういえば、思ってたんだけど、結界とかってどういう仕組みに
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「いきなりだな……」
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「だって、パッと見は何も無いしさ、前々から気には
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「私も仕組みはよく知らないが、古くから伝えられているらしい、
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「範囲は大体、百メートル前後らしい……」
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「ふぅーん、結局、どんなモノかは分からないってことなのね?」
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「ま、まぁ……そうだな……」
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「高遠、勝手に調べようとするな、もし結界を壊してしまうような
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「た、たしかにそうだね……」
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「お前というやつは……」
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「あはは…………」
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「さて、一戦交えるか?」
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	「くっ、やるな……」
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	「ハ(BROKEN:8_20)
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	「もう一戦するか?」
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	「くっ……ハ(BROKEN:8_20)
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	「まだまだだな、高遠……隙が多すぎる」
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	「お前と私の力は何故か似通ったところが多い、だからかも
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	「私の方が打撃力は高い、その代わりお前の方が速度がある、
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	「なるほどね……」
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	「まだ戦うか?」
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「どうした?」
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「ここで巫女としての力の鍛錬をしてもあんまり意味がないかも
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「…………確かにそうかもしれないな」
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「うん、だから、一度、荒魂、幸魂でやってみようよ」
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「そうだな……」
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「では、私からでいいのか?」
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「いいよ……」
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中村さんは静かに深呼吸をし、それに応えるかのように炎が巻き
起こる、その色は青く静かに……そして荒ぶるように燃え広がる。
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「燃えろ……」
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青い炎が彼女に集まり渦を巻き弾け散り、再び巫女の姿となった、
彼女が現れる。
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「では……行くぞ」
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そう言って、彼女は私の星霊石に触れる。
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「…………」
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石に触れた瞬間、全身に何かが触れたような感じがする。
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勾玉と私の魂が繋がっているという妙な感覚を実感する。
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「燃えろっ、私の魂」
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私の言葉に応えるように、星霊石が暖かな光を放ち、
私の周りに炎が巻き起こり、全身に力が走ると同時に
巫女装束へと変わっていき炎が散り、地に降り立つ。
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今までの変身とは全く違う、違和感が全身に駆け巡る。
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「………………」
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中村さんも何か違和感を感じているようだった。
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「幸魂としてこの姿になった時とはまた違う違和感だな……」
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「そうだね……私もなんだが変な感じ……」
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「風間がペアだった時も同じだったか?」
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「えっと……確か、はじめの時はこんな感じの違和感が
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「そうか……いつもより力が沸くような感覚はあるが、何か、
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「あ、わかるそれ、昨日もそんな感じだった……」
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「そうか……」
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「幸魂は逆に、力がその引っ張られるような感じ……」
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「確かに……力を共有するということか……」
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「でも私達は使えていないって感じがするね……」
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「そうだな……もっと、訓練が必要なのか……」
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「……ハ(BROKEN:8_20)
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「変身を解こう、これ以上は危険だ……」
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「まだ、大丈夫だよ……」
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「お前が大丈夫そうじゃないから言っているんだ」
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「でも……」
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「それに、そろそろ時間だ」
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「時間?」
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「ああ、少し用事があってな、今日はここまでにしておこう」
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「わかったよ……」
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「そうか……わかった」
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「この後はどうするの?」
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「この後か、すまないが少し用事がある」
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「そうなんだ」
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「すまない」
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「え、全然構わないってば」
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「また、付き合ってくれるか?」
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「うん、よろこんで」
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「よかった……では、戻ろうか?」
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「うん」
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seisai_no_resonance/sce04_05_08_0.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)