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seisai_no_resonance:sce04_05_07_2
夕食後、由布たちと部屋に戻ろうとしていた。
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「高遠、少しいいだろうか?」
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「………………」
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「私は先に部屋に戻ってるから」
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「あ、うん……」
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由布は恵を連れて、二階へと続く階段を上っていく。
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「すまないな……」
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「ううん、どうしたの中村さん?」
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「今日の模擬戦はすまなかった……」
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「あやまる事なんて、何もないと思うけど?」
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「そんな事はない、私は自身の思いと現状の違いに苛立っていた
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「お前となら、もっと……より強く輝ける気はしているんだ……」
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「なんだが、褒められると照れるよ……」
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「まだまだ荒削りだが、戦いのセンスはかなりいいと思っている。
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「それは私だって、そうなれると思ってる……」
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「ライバルだから?」
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「ライバル……そう、私はお前と戦いたかった、戦いの中で私達は
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「今回のペア交代に納得できなかった……ライバルとして、お前と
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「なのに、私は自身の想いのせいで、本来の力も出せないような
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「中村さん……そんな気にしなくてもいいよ、今回のことは皆も
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「私もただ戦うだけじゃダメだよね……中村さんのこともっと、
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「私も高遠ももっと強くなれる、そして巫女を目指す……」
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「うん、そうだね、これからも宜しくね」
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「ああ……」
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「でもさ、ライバルでいたいって言う中村さんの言いたいこと、
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「高遠……」
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「強く有りたいって気持ちもわかるし、一人で思っていても、
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「うむ、その通りだ、技は一人で磨けるかもしれないが、戦いや、
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「そういうのあるよね……」
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「そういう意味で、本当に残念だ……」
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「そうだね……」
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「本当に今日はすまなかった、以後は気をつける……」
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「私こそ……」
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「ではな……」
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「うん、おやすみ中村さん」
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「ああ……」
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中村さんは楽しそうな笑顔を見せ、階段を上っていく、よくよく
考えると同じ方向なのに、ロビーで別れる必要は全然ないことに、
彼女を見送ってから気がつき、苦笑しながら部屋に戻った。
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部屋の前に戻って来て、部屋に入ろうと思ったけれど、
由布に妙な心配とかされていないかと不安になる。
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今まで、何度か中村さんと話をしていて、変な心配をされたことを
思い出す。
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「でも、こんなところで突っ立てても仕方ないよね……」
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と、意を決して部屋に入る。
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「ただいま……」
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「おかえり」
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「………………」
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「なに?」
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「え、ううん、なんでもない」
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「何よ、気持ち悪い、別に中村さんとのこと、心配したり
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「仲がいいかと聞かれると微妙な気がするけど……」
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「彼女に普通に話しかけるのって、あんたと八弥子先輩くらい
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「…………言われてみれば、そうかも……」
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「はじめはギョッとしたけど、彼女は巫女としてのあんたのペア
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「そういえば、由布はよく遠山先輩と一緒にいるよね?」
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「まぁね、姉様とはペアにもなったし……もっと一緒に
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「そ、そう……」
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「そうそう、姉様ったら…………」
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由布の楽しそうな遠山先輩談義を消灯時間まで聞くことに……。
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seisai_no_resonance/sce04_05_07_2.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)