User Tools

Site Tools


seisai_no_resonance:sce04_05_05_0
松籟会……いいや、叔母から言い渡された命令……。
>

それはあの高遠(BROKEN:8_20)
>

私は戸惑っている……彼女と仲良くなる……仲良くなれる……。
>

実のところ、分からない、どうすれば彼女との距離をもっと
近づけることができるのだろうか……。
>

そもそも、どれくらいの関係を彼女と築けばよいのだろうか?
>

私には分からない……でも、やらないといけない……。
>

母さんのために……。
>

私はふと、私に近づく人の気配を感じ振り向く。
>

「あら、なかなかやるなぁ、ヤヤの気配を感じるなんて……」
>

「わざわざ気配を消して、人に近づくとは……」
>

「ちょーっと驚かしてあげようかと、思ったのにねぇ?」
>

彼女は頭の上にしがみついている猫に話しかけるように言った。
>

「で、何か?」
>

「いやー、一応ペアなんだし、もう少し親交を深めようかと」
>

「別にあなたと仲良くなって、何かが変わるわけでは……」
>

「そうかな?(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「荒魂、幸魂のことですか?(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
>

「理解できない……か、でも家の命令でカナカナとは仲良く
(BROKEN:8_20)
>

「それが私の使命だから、ライバルとしての関係では意味がない、
(BROKEN:8_20)
>

「ふーん、ヤヤにはカナカナともっと仲良くなるための秘策が
(BROKEN:8_20)
>

「…………取引?」
>

「まぁ、そんなところかなぁ、簡単なことだよ」
>

由布たちが昼の集まりに行っているころ、私はお昼を食べ終わり、
教室に戻ろうと廊下を歩いていた。
>

ふと、窓の外の中庭の様子を見ていると、八弥子さんと中村さんが
話をしているのに気がつく。
>

八弥子さんは誰とでも仲良くなれる雰囲気を持っている。
>

だから、彼女が中村さんと話をしているのを見ても何も
不思議な事はないと思ったのだけど……何か気になって、
彼女たちの事を見ていた……。
>

すると、中村さんが足早に去っていく、八弥子さんは何か
面白そうに笑っていた……。
>

「何を話してたんだろう……」
>

そんな事を考えていると、八弥子さんと視線があう。
>

八弥子さんはニヤリと笑いながら、校舎の中に消えていく。
>

「なんだろ……」
>

教室に戻って中村さんに聞こうと思ったけれど、
中村さんの姿は無く、授業が始まってしまい、
結局聞けずじまいで、放課後になってしまう。
>

仕方なく、由布と寮に戻ろうと思ったけれど、由布は何か用事が
あるようで、教室からさっさと出て行ってしまった。
>

「しょうがないなぁ……」
>

そう思いながら、私は教室を後にした……。
>

廊下を歩いていると、由布と遠山先輩が階段の方に向かって
歩いていくのが見えた、彼女の用事とは遠山先輩と会うこと……。
>

「そういうことなら、そうと言ってくれればいいのに……」
>

私は少し寂しい気持ちになりながら、寮へ戻ることにした。
>
seisai_no_resonance/sce04_05_05_0.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)