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seisai_no_resonance:sce04_05_03_1
「くっ…………」
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私の攻撃を受け、中村さんはガクリと地面に膝をつく。
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でも、まだ彼女の目は死んでいない、と私は判断し、決めの一撃を
放つために剣をグっと握る。
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「マコマコっ!」
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中村さんの奥から、八弥子さんが放つ巨大な竜巻が私に向かって、
地面を疾走ってくる。
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「くっ!?」
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「鼎っ!!」
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攻撃態勢に入っていたために防御を取るのが一瞬遅れ、ものすごい
衝撃を受け止めざるを得ず、大きく吹き飛ばされる。
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「ふぁ……」
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高く宙に浮いているように感じたけれど、かなりの速度で地面に
向かって落ちている……。
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これは危ないかなぁ……なんて、意外と冷静に考えていた。
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けれど、実際は地面に落ちる衝撃は無かった。
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「あれ?」
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やわらかく懐かしい匂い……。
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ふと見ると、私は末来さんに抱きとめられていた。
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「八弥子、あぶないのはダメ……」
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「あはは、ちょっと飛ばしすぎちゃったね、でもミライっちが
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「でも、マコマコも負けず嫌いはダメだよ、あくまでも模擬戦
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「ま、まだ……戦える…………」
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「真琴、引き際も大切だよ、鼎も戦いの終わりの見極めも大切」
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「私たちは殺し合いをしているわけじゃないんだからね?」
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そう言って、末来さんは私を地面におろしてくれる。
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そして、彼女の『殺し合い』という言葉を聞いて、自分がしようと
していたことに恐怖を感じる。
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私はそれだけの力を持っている……人に向ける力ではないんだと、
ジワジワと実感して、怖くなる。
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「鼎、恐れてはダメ、戦えなくなる。強くなるためには受け止め、
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「マコマコもそうだよ、心は熱く燃やしても、冷静でいること、
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「すまない……」
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「私たちの力は巫女同士で戦うことが目的じゃない、忘れないで、
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seisai_no_resonance/sce04_05_03_1.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)