User Tools

Site Tools


seisai_no_resonance:sce04_01_27_1
「なんとか……勝った…………」
>

「ふぅ……でも、まだ穢れがいるみたい……」
>

「どこ……だろう?」
>

「あそこに倒れてるのは……由布が……あれ?」
>

グッタリと倒れている穢れを指差しながら、何かがおかしい
と思って首をかしげた。
>

「どうしたのよ?」
>

由布は疑問符を浮かべた表情で私の傍にやってくる。
>

「倒れてるって、よくよく考えるとおかしいよね……」
>

再びグッタリと倒れている穢れの方を見ると、すでにそこには
穢れの姿は無かった……。
>

「え、倒れて……!?」
>

由布が穢れが倒れていた方を向くと、すでに攻撃態勢に入っている
穢れがおり、鋭い爪を振り下ろしていた。
>

「グル(BROKEN:8_20)
>

「きゃぁっ!」
>

「由布!!!」
>

由布はとっさに後ろに飛び退こうとするが、穢れの攻撃を受けて、
後方の木まで吹き飛ばされる。
>

私は急いで、穢れに剣を突きつける。
>

肉を貫く感覚が手の先にずっしりと感じる。
>

「グォォォォォォォォォ……」
>

そして、星屑のような光を放ちながら、塵と化して消えていく。
>

「由布っ!(BROKEN:8_20)
>

私は急いで由布のもとへ駆け寄る。
>

「てて……」
>

「大丈夫……由布……」
>

「大丈夫、飛ばされた時にすりむいただけだから……」
>

「ホント?(BROKEN:8_20)
>

「大したこと……ないってば……」
>

「でも、派手に破けてるし……」
>

「破けてるのは穢れの爪が当たったから、別に私に当たった
(BROKEN:8_20)
>

「……本当に?」
>

「ホントだから……」
>

そう言ってから由布は装束を解いた。
>

元の姿に戻ると目に見えていた腫れはほとんどなくなり、
少し赤くなっている程度になる。
>

「ね、大丈夫でしょ」
>

「ホントだ……でも……よくみると打身になって腫れてる……」
>

そう言いながら私も巫女装束を解いて、由布の傍に寄る。
>

「あはは、ここ数日、戦ってばっかだものね……」
>

「鼎もよくみると、沢山、打身とかなってる……」
>

「ホント……」
>

私は由布の足にある打身のところをペロリと舐める。
>

「ちょ、ちょっと……鼎……」
>

「せっかくの白い肌なのに……ちゅっ」
>

「ば、バカ……な、何してんのよ……」
>

「舐めたら治るんだよ……」
>

「嘘つき……」
>

「嘘じゃないもんっ」
>

私は由布の上に覆いかぶさる。
>
seisai_no_resonance/sce04_01_27_1.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)