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seisai_no_resonance:sce04_01_26_1
森の奥に進むと穢れの気配はするけれど、まったくその姿は
見えなかった……。
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「この間より……気配は強いのにどこにいるんだろう…………」
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「………………」
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相変わらず冷たい空気が流れている……。
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「いるのは……確かなのに…………」
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「うん…………」
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「もう少し、向こう側行ってみようか?」
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「うん」
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いつもより、とても暗く感じる。まるで昼間の森ではなく、
夜の森のよう。
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ただ、少しづつ、その黒い気配が強くなっていくのは確かだった。
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「!?」
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その時、どこかで誰かの力が解放されたのを感じる。
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「これは……神住姉様……」
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「穢れと対峙したのかな……」
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「そうみたい……こっちも力を!」
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「うん、そうだね……」
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巫女の装束を纏い、近くに感じる気配に備える。
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「いるのは……確かなのに……」
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ジリジリと暗い気配が周囲から這い上がるように……。
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這い上がる?
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「鼎っ!(BROKEN:8_20)
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「グォォォォォッ!」
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「!?」
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突(BROKEN:8_20)
速度で疾る。
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「くっ……」
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身体を反らせ紙一重でそれを躱す。
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「くらえっ!」
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由布は素早く反応し、穢れに銃弾を撃ち込んでいく。
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「ガ(BROKEN:8_20)
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穢れは吹っ飛びながら星屑のようにキラキラとした粒子となって
消えていく。
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「やった!」
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「でも……まだ……まだいる…………」
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森の奥から、まだ複数の黒い影がこちらの様子を伺いつつ、
警戒の声を上げながら、ジワリ、ジワリと近づいて来ていた……。
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「…………鼎」
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「うん…………」
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私達はやるしかないと視線を合わせ、穢れに向かった。
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seisai_no_resonance/sce04_01_26_1.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)