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seisai_no_resonance:sce04_01_25_1
通りすぎる一年生の子達に挨拶され、手を振り答える。
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いつもの当たり前の行為、みんなから愛されるお姉様像を
演じている私……いいえ、そうありたいと思っている私……。
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それも、そうしようと思ったのは全て、あの子に好かれたい……。
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ただそれだけだった……。
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私は中庭を歩きながら、考える。
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どうすれば、由布は振り向いてくれるのか……。
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彼女……高遠鼎、彼女が来てからだ……由布が変わってしまったのは……。
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由布本人には自覚はないのかもしれない、
けど、今までより明るくなった……当然、魅力的である……。
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今までも……可愛かったけれど、今の由布はもっと可愛い……。
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もっと抱きしめたり……頭を撫でてあげたり……。
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私の尽きぬ妄想が暴走してしまいそうになるのを必死に抑え込む。
だって、私は……皆に愛されるお姉様でいなくてはいけないの
だから……。
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ふと気がつくと、日が落ち始め、夕日に照らされていた……。
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あら、なんてことでしょうか……。
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「神住姉様?(BROKEN:8_20)
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由布……学園にこのような時間まで残って何をしていたのかしら、
彼女達がいない、という事は一人でいたのでしょうか?
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「あ、あら、由布、こんな時間に一人?」
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「あ、はい、図書室で本を読んでたら、遅くなってしまって……」
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「そういう姉様こそ、どうなさったんですか?
(BROKEN:8_20)
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「ちょっとね……」
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「あんまり人に見られたくない時もありますもんね……
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「それはそうなのだけど、たまには……その外で考え事を
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「家の方も大変みたいですものね……」
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ああ……ダメ……私…………。
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私の中で何かが途切れる音がして、私の身体は勝手に彼女を
抱きしめていた。
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「ね、姉様!?」
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由布は驚きの表情で声を上げる、でも私の耳には何かの
フィルターが掛かったようにおぼろげに聴こえる。
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「私……もう我慢出来ないの……由布……由布が欲しいの……」
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「えっ、でも……姉様……あっ…………」
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そう言って私は由布を強引に引き寄せ、綺麗な唇を奪う。
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「んんっ……んっ…………」
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「んっ…………」
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求めていたのはこの唇……由布の体温……。
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私は強ばった由布をさらに強引に攻め立てる、唇に無理やり舌を
差し込み、彼女の舌に絡ませるように下から上へと舐めるように……。
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「ふぁっ……んんっ……んっ…………」
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由布は私の腕から逃れようと身体を引き離そうと力を入れるが、
私は彼女の肩をグっと引き寄せ、それをさせない。
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そうして、彼女の抵抗をよそに可愛らしい胸を制服の上から揉む。
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強く、少し痛みを与えるくらいに。
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唇を塞がれて声にならない声を上げる由布……。
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もっと……もっと……彼女を私のモノへ…………。
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「んっ……ダッダメッ!!!」
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「ゆ、由布…………」
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「あ、あ、その……ご、ごめんなさいっ!」
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由布は足早に逃げていく、そしてすれ違う瞬間、彼女の瞳に
涙がこぼれるのを見てしまう…………。
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何が……何がいけないというの…………。
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由布は私のこと……ずっと好いていてくれたんじゃないの……。
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あの子……あの子のせいなの?
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私は……私は………………。
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seisai_no_resonance/sce04_01_25_1.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)