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seisai_no_resonance:sce04_01_18_1
放課後になり、由布は遠山先輩のところへ行くといって、
教室を出て行く。
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恵も気がつかないウチに教室を出て行ってしまったようで、
どうしようかと考えていた……。
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学園内をブラブラするのもなんだし……今日はまっすぐ
帰ろうかな……。
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「………………」
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廊下を曲がり階段に差し掛かったところで、上の階から降りてきた
三輪さんと出会う。
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彼女はいつものように、あからさまに嫌そうな顔をする。
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「あはは……三輪さんも寮に戻るの……かな?」
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「そうですけど、別にあなたとは一緒に戻りたいなんて、
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「いつもながら、ハッキリというよね……」
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「そもそも、あなたと長話する気もありませんから……じゃ」
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「………………」
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「で、なんでついてくるんですの?」
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「それは同じ方向だから……」
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「そんなことは当たり前ですけど……ちょっと、時間をあけるとか
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「わざわざ、そんなことしたくないし……それに、一人で帰るより
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「私が迷惑なんですけど……」
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「だって……」
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「はぁ……あなたといると本当に調子狂いますわ……」
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「あはは…………」
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「別に喋ったりしませんからね……」
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「私は独り言いうかもしれないけど、
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「独り言も言わなくても結構です」
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「えー、それくらい……いいと思うんだけど」
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「前にも言いましたけど、あなたと仲良くなる気は全くもって
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「私の素性がよくわからないから?」
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「それもありますけど……って、私は喋ったりしないって、
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「それもありますけどって、ことは他にもあるってこと?」
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「………………」
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「なんだろう……」
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「…………立ち話する気はありませんから……」
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「あ、ごめんごめん……」
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「別について来なくても……」
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「で、結局、他の理由ってなんなの?」
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「何度も言ってますでしょ、答える義務はありまん」
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「気になるんだけど……」
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「勝手に気にしてて、もう寮についたので、それでは……」
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「ちょっと、待ってよー」
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「…………って、言わないと何度も言ってるでしょ、全く……」
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「だって、気になるし……その御花会のよしみでさ」
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「……同じ巫女候補である、という自体、私は認めたくないので、
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そう言って、彼女は走って逃げるように階段を上っていく。
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「走ってたら、怒られるよ……」
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仕方ないから部屋に帰ろう……。
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「ただいまー」
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「………………」
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「あ、由布……着替え中だったんだ、今日の下着、可愛いいね」
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「…………さ、さらっとそういうこと言わないっ」
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由布はいそいそと着替えて、大きな溜息をつく。
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「はぁ……もう、鼎ってば…………」
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「遠山先輩のところ行ったから、私より遅いと思ってたのに、
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「あ、うん……なんだか、神住姉様、最近忙しそうなんだよね……
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「家の方で何かあったのかなぁ……」
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「どう思う?」
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「うーん、私に聞かれても…………そういう由布はどう思うの?」
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「わかんないから聞いたのに、質問を質問で返さないでよ」
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「私がわかるわけないじゃない……」
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「それはそうだけどさ……」
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「って、なんでひっつくの……由布?」
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「なんとなく……人肌恋しいというか…………」
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「もう、由布……そんなに引っ付いてたら襲っちゃうよ?」
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「ちょっとだけなら……いいよ」
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「もう、夕食の時間……」
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「あ、残念…………」
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「由布ったら……」
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seisai_no_resonance/sce04_01_18_1.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)