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seisai_no_resonance:sce04_01_14_2
部屋に戻ってきて、夕飯の時間まで、思い思いの時間を過ごして
いたけれど、ふと放課後の事を由布に聞いてみようかと思い立つ。
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どうしても、由布の物悲しい表情が気になって仕方がなかった。
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「ねぇ、由布、廊下から遠山先輩見てたじゃない?」
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勉強していた由布はペンを置き、こちらに振り向く。
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「だから、なに?」
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なんで、そんな事を聞くのか?(BROKEN:8_20)
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もしかすると、彼女を怒らせてしまうかもしれない。
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でも……。
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「由布が……その、とても悲しそうな顔してたから……」
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「そんな顔してないわよ……まったく、あんたは何見てんの?」
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由布は悲しそうな顔をしていたと認めんばかりに視線を逸らした。
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「遠山先輩と何かあったの?」
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「…………わよ」
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「え?」
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「……だから、何も無い、何も無いわよ」
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「何もない?」
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「そうよ、何もない、鼎みたいに抱きしめてくれたり、
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「神住姉様は私のことを特別扱いはしてくれない……」
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「そんな事はないと……思うけどなぁ」
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「そんなことあるわよ……」
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「でも、いつも、由布に対してすっごく優しいもの……
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「とか、思ってるんじゃないかな……って私は思うんだけど」
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「さすがに、それは……ないんじゃない?」
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「そうかな……」
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「それに、模擬戦の話だったら、恵だってずっと神住姉様に
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「うーん、そう言われてみれば……」
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「でも、私から見てて遠山先輩って絶対に由布のこと
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「そんな事、ないってば……」
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「そんな事、あるから言ってるのに……」
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「そんな事があるんだったら、もっと、撫でてくれたり、その……
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「そういうのは出来る人、出来ない人がいるんじゃないかな……」
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「何よ、八弥子先輩だって、末来先輩も鼎にはしてるじゃない」
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「見た感じ……そういうのも確かに平気そうだけど遠山先輩……」
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「…………」
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「由布から迫ってみるとか?」
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「……は?(BROKEN:8_20)
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「あ、そ、そろそろご飯の時間よ……いかないと…………」
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「着替える時間は……ないわね」
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「制服でも問題ないんじゃない?」
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「まぁ……そうね、夕食時は制服着てる子も多いし……」
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「急ぎましょ……」
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「あら、由布、高遠さん」
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「神住姉様……」
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「いつもギリギリの由布と高遠さんが今日は余裕を持っての登場ね
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「実は……」
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「まぁ、それくらいは大したことでないから、いいわ」
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「ごめんなさい、姉様……」
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「いいのよ、由布、私だってたまに制服の時がありますもの」
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「そういえば、高遠さんも随分ここの生活に馴染んだという
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「え、はい、由布に色々助けてもらったおかげもあって、
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「そう、それはよかったわ……まだこれから御花会の活動も
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「はい」
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「私ももっと片倉先輩のように素晴らしい先輩となりたいですわ」
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「神住姉様は今のままでも……」
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「ふふっ、由布ったら……でも、まだまだですわ……
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「あら、こんなところで立ち話もなんですわね、
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「はい、姉様っ」
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食堂の席は大まかに学年順に座る慣わしがあるため、
遠山先輩は別のテーブルに向かうので食堂に入ってすぐ別れた。
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遠山先輩の方が由布より、名残惜しいような雰囲気だったけど、
由布はそれには気がついていない風に見えた。
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「遠山先輩を引き止めたりとかって考えないの?」
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「なんで、そんなことしないといけないの?
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「無理を言って姉様を困らせるのはダメでしょ」
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「そうだけどさ……」
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「今日はどうしたのよ、鼎ってば……」
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「別にどうもしないけど……」
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「……はぁ、ま、いいわ、私たちも席につきましょ」
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seisai_no_resonance/sce04_01_14_2.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)