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seisai_no_resonance:sce04_01_13_1
なんとなく目が覚めて、なんとなく廊下に出て、なんとなくロビー
まで来てしまった……。
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仕方なく……と、いうか、お茶でも飲んでから部屋に戻ろうかな、
などと考えていると、食堂から見覚えのある姿が現れる。
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彼女はあからさまに嫌そうな表情で私を見て固まる。
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「こ、こんばんわー」
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「なぜ、あなたとこんなところで出会ってしまうのでしょう……」
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「ツイてない、その一言につきますわね」
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「そんな風に言わなくてもいいじゃない……こっちだって、
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「だから、ツイてないと言ったのですけど?」
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「確かに、そう言われれば、そうだけどさ……」
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「それにあなたとは、仲良くする意味もありませんし、
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私も別に今、彼女と仲良くする気はないけど……。
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うん、そうだ……面と向かって言われるとなんだか
モヤモヤするけど、彼女にも嫌われてるんだから、
無理に仲良くなる必要もない。
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で、いいのかな……。
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「何を百面相してるのかしら、私は部屋に帰らせていただきます」
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「あ、うん」
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「フンッ」
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あいかわらず、嫌な感じだなぁ……。
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と、とりあえず、お茶でも飲んで、落ち着いて早く寝ようっと。
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乾いた喉を潤して、静かに部屋に入って、ベッドに潜り込んで、
数分した頃……。
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世界が震えるような感覚が伝わってくる……。
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あれ、揺れてるのかな?
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小さな地震……たぶん、震度も1とかそんなレベルかなぁ……。
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チラリと由布の方を見ても、ぐっすりと眠っている様子だった。
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大丈夫かな……。
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一応、大丈夫なのはわかっているけれど、まわりの安全を確かめて
から私は眠りについた……。
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「それは私だって、別に無理に仲良くなろうとは思ってないけど、
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と、言いかたけた瞬間、小さく地面が揺れる。
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「じ、地震!?」
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三輪さんは小さな揺れに、これでもかって、思うくらいに驚き、
恐怖の色を見せる。
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「ああ、ダメっ……」
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「えっ、ちょっ……三輪さん?」
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思いっきり抱きつかれてるんだけど……。
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それに、もう揺れは収まってるし……。
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「地震……ダメ……早く…………終わって……」
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「三輪さん、もう揺れてないよ……そんなに抱きつかれても……
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「も、もう……揺れていませんの?」
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「揺れてないから……その離れて……」
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「!?」
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彼女は私に思いっきり抱きついていた事に気がつき、思いっきり、
後ろに飛び退いた。
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「べ、べ、別に……怖くなんか…………えっと……」
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「別に誰にも言わないから、その今にも泣きそうな顔しなくても、
いいからさ……」
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「ぜ、絶対ですわよ……や、約束ですからねっ」
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「三輪さんは地震が苦手っと……あ、本当に誰にも言わないから」
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「くっ……ぜ、絶対ですわよ…………」
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「うんうん、絶対だって、言わないから」
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「まさか……こんな失態……本当にツイてないですわ……」
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そう言いながら、彼女はフラフラと二階へと続く階段の方へ行き、
二階へ上がっていった……。
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「………………」
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意外と可愛いところ……あるんだ……。
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っと、感心してる場合じゃないや、お茶飲んで早く部屋に戻ろう、
さっきの地震で由布が起きてたら、色々と文句言われそうだし。
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喉を潤して、静かに部屋に入ったけれど、由布は何事があった事も
気がつかずに眠っている感じだった。
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「おやすみ……」
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私は小さく呟いて、ベッドに入って目をつむった……。
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seisai_no_resonance/sce04_01_13_1.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)