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seisai_no_resonance:sce04_01_12_2
「ハ(BROKEN:8_20)
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倒れ込んだ八弥子さんの方を見る。
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「…………うん、なかなかやるねぇ」
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「!?」
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八弥子さんはさっきまでの戦闘が何事もなかったように立ち上がり
ニヤリと楽しそうな笑顔を見せる。
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「予想してたより、強かったよ、誉めてあげるっ!」
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再び風が巻き起こり、八弥子さんはこちらに向かって来る。
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あの鉄球を喰らうわけにはいかない……。
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そう思い、すばやく身構える。
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「鼎っ!」
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由布がすかさず後方から八弥子さんを遮るように支援砲撃を行う。
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「甘いっ!」
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八弥子さんは由布の放つ光弾を鉄球で弾きさらに突進してくる。
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「ウソッ!?」
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「そぉーれっ!」
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地面から風が急激に渦巻き、衝撃を伴った竜巻が発生する。
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すごいスピードで竜巻が私に向かって進んで来るが、防御姿勢を
とっていたにも関わらずそのまま体を持っていかれる。
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「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
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「鼎っ!!!」
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私は高く吹き飛ばされ、あまりの衝撃に意識さえも持っていかれ
そうになる……。
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このまま……じゃ…………。
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地面への衝撃に耐える為に身構えなければいけないのに、身体が
いう事を聞かず、遠のく意識を保つだけでも精一杯な状況だった。
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まるでスローモーションのような時間だけが過ぎて行き、急速度で
地面に向かっているのにゆっくりとした映像に見える。
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そして、私は柔らかい何かに抱きとめられ……。
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え?
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「ふふーん、カナカナげっとねー」
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「ナイスキャッチ、八弥子」
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「位置も完璧だったよ、いい飛び具合だったよー」
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私を抱きかかえながら、八弥子さんはサラリとそんな事をいった。
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「ケガとかしてない?(BROKEN:8_20)
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「えっと、大丈夫です……と、いうかおろして貰えませんか?」
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「えー、どうしよーかなー」
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「八弥子、おろしてあげて」
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すかさず末来さんが口を挟む。
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「仕方ないなぁ~、立てる?」
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「あ、はい……よっと」
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確かに八弥子さんの持つ強さは本当に驚くほどすごくて、
羨ましくもあるけれど……。
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本気を出して貰えてなかった、というのは少し悲しい気がした。
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「あの……」
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「なぁに?(BROKEN:8_20)
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「今度は本気で戦ってもらえるように頑張りますっ!」
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「おっけー、楽しみにしてるから♪」
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seisai_no_resonance/sce04_01_12_2.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)