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seisai_no_resonance:sce04_01_11_1
――昼間。
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空き教室に来ていた、特に理由はなかったけれど、
由布達に付いて昼食と御花会の集まりに参加していた。
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ただ、来てから少し後悔する事があった。
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事前に休み時間にパンを買ったのだけど、さすがにパン一つで
私の空腹感を満たすには至らないという悲しい現実を
突きつけられていたのだった……。
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「鼎、どうしたの?」
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「な、なんでもないですっ、末来さん」
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「あら、また片倉先輩の気を引こうとして何かされてるのかしら」
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そんな気は毛頭ありません!(BROKEN:8_20)
私は黙らざるを得ない状況に陥った――。
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空腹の虫が暴れそうな感じがしたのだ、今、下手に動くと
確実にすごい音が響くぞ!(BROKEN:8_20)
かなり恥ずかしい事になりそうな状態だった……。
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「鼎?」
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末来さんは心配して私に触れようとする、私はつい焦って動いて
しまう……その瞬間、ヤツが暴れた。
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腹の虫というヤツが大暴れ、とっても恥ずかしい状態である。
しかも、その音を聞いて思いっきり末来さんが固まる。
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「あらあら、はしたない……」
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三輪さんの冷たい視線が私を突き刺す。
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教室に広がる沈黙……。
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しかし、その沈黙をいち早く破る笑い声が意外なところから
発生したのだった。
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「…………プッ」
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「フフフッ……すごい……音だったわ…………フフッ」
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「か、神住姉様……」
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遠山先輩は堪えれないといった感じに机をバンバンと(BROKEN:8_20)
している。由布は彼女の意外な姿に戸惑ってオロオロしていた。
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「しかたない……、鼎、これをお食べ」
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「末来さん?(BROKEN:8_20)
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「うん、あげる」
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末来さんがお昼に持ってきていたサンドウィッチの残りを
分けてくれる。
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「後で食べるかどうか考えてはいたけど、よく考えると
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「ありがとうございますっ、と、いうか……ごめんなさい」
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「気にしないで、それに恥ずかしいことじゃない。
(BROKEN:8_20)
(BROKEN:8_20)
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「鳴き声……フフッ……面白い表現ですわっ……フフフッ……」
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「姉様ぁ……」
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ツボに入ってしまった遠山先輩は残りの昼休みを笑い地獄という
状況で潰してしまった、末来さんに心配されて縮こまる遠山先輩
という世にも珍しいシーンが見れてしまった。
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それにしても私のお腹も……こんな時にならなくても……。
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「まさか、遠山先輩にあそこまで笑われるとは……」
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まさにトホホだよぉ……。
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「はぁ、まさかアレがツボにはまるなんてね……」
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「神住姉様って普段とっても落ち着いてるけど、たまーに、
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「意外な感じでビックリした」
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「意外というか、うん……あの人もどちらかというと天然なところ
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「普段のお姉様ってイメージも好きなんだけど、ああいう、
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「好感度のあがるところよね」
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と、私は由布の変なスイッチを入れてしまったみたい……。
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seisai_no_resonance/sce04_01_11_1.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)