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seisai_no_resonance:sce04_01_08_2
夕食後の時間を今日は部屋で過ごすことになり、何気ない雑談を
していたのだけど、明日、御花会の活動日という事を思い出す。
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模擬戦の時に感じた違和感の事を聞いておいた方がいいのかな、
などと思いながら、目の前にあるお菓子に手を出す。
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「ん~、このクッキー美味しい」
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「実は今朝に焼いたの、早起きしすぎちゃって、
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「恵は昔っからこういうの作るの好きよね」
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「なんというか、スイッチが入っちゃうとやめれないんだよね」
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「前に食堂の厨房に一日中篭った時があったわね……
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「な、何を作ってたの?」
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と、いいながら、さらにもう一つ。
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ただのバタークッキーだけど、なんとも言えない懐かしさというか
優しい味が口の中に広がる。
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「え、えーっと……」
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「ケーキよ、ケーキ、どうやって食べるの?(BROKEN:8_20)
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「私も確かに美味しそうね、とは言ったけど、まさか、
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由布もそんな事をいいながら、一つクッキーをとって口に運ぶ。
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「だって、本当に美味しそうっだったんよ、それにあんなに大きな
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「神住姉様がみんなに配ってくれなかったら、
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と、いいながらも、由布はまた、ひょいっとクッキーを取って
口に入れる。
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「そ、そうだね……」
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私は大事な事を聞かないいけないと思い出す。
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「ね、明日って御花会の活動日じゃない?」
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「そうね、今日は早めに寝ないといけないわね」
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「それもそうなんだけど、前の模擬戦の時、
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「なんていうか、いつもと違うというか……力の流れ方が違う?
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「……確かにそういうのあったと思う。
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「荒魂、幸魂の関係とか……そういうモノなのかしら?」
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「二人で一つの魂を体現するんだよね……」
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「単純に荒魂に力を与えるみたいな関係だと思ってたんだけど、
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「私の場合、なんていうか……何かに引き込まれるような恐怖感と
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「なんだか、みんな感じたモノがバラバラみたい、私の場合、
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「明日、また模擬戦の後にでも神住姉様に聞いてみるわ」
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「そうだね、八月には祭りの本番があるわけだし、思っているより
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「お祭りまでにお母さんがどこにいるか、探せるかな……」
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「鼎は巫女になる気、満々みたいね」
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「えっ、そういうわけじゃないんだけど……」
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と、否定しようと思ったけど、末来さんに言われた言葉を
思い出して、前言を撤回する。
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「なりたい……じゃなくて、ならないといけないんだ、お母さんに
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「巫女に……って、そもそも末来先輩は何を考えているのか
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「本当、不思議だよね……先輩は誰にでも優しいのは確かだけど、
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「そのことは一度、神住姉様にも聞いたけど、姉様もわからない、
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「あ、私そこもよくわかってないんだけど、学園は松籟会には
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「松籟会っていっても、色々あんのよ、島の古くからの生活を管理
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「えーと、でも松籟会なんだよね?」
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「そうね、この間、チラッとだけど、神住姉様が言ってたんだけど
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「でも、松籟会の祭納衆ってもっとも古い家で集まって、
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「そうよ、遠山と諏訪の家は最も歴史が古い家で、この島では
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「松籟会……私もあまり詳しくはないんだけど、昔から諏訪と中村
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「へぇ……でもなんで中村さんは私のことを……」
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「それは本人に聞かないとわからないけど……
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「そうよね、私たち一年生は巫女に今年選ばれなかったとして、
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「まだ、神住姉様と巫女になるチャンスがないわけじゃない……」
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どこまでも、お姉様が大好きとアピールする由布だけど、
遠山先輩が今年、巫女に選ばれたらどうするんだろう……。
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チラリと恵をみたら、にっこり微笑み返してくる。
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たぶん、恵も同じことを考えたんだろうけど、黙っておくのがいい
ってことなのかな……。
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「あ、もうこんな時間だ、部屋に戻らないと……由布ちゃん、
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「え、うん、分かったわ……お風呂とか入って早く寝ないと……」
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「うん、そうだね」
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私たちは明日に備えて慌ただしく眠りについた。
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松籟会や巫女の力、学園とか……まだまだ気になる事は
沢山あるけれど、今すぐに分かる必要もない……よね?
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またゆっくり分かっていけば……そしてお母さんと会えれば……。
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そうして私は眠りについた……。
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seisai_no_resonance/sce04_01_08_2.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)