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seisai_no_resonance:sce04_01_07_5
夜の食堂はいつもの(BROKEN:8_20)
当然、御花会の面々も一部の人を除いて当然集まる……。
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ま、まぁ、その中に私も含むのだけど……。
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一応、学年別で固まるのが習わしみたいな感じになっていて、
これだけ人が集まっていると、騒がしい感じがする。
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毎日の風景だから、あまり気にしてはいなかったけど、
今日は不思議と気になってしまった。
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同じテーブルに座っている由布がこちらを不思議そうな顔で
こちらを見ていた。
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「ど、どうしたの?」
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「それは私の台詞……ボーッとして、いかにも考え事をしてました
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「そ、そんな顔してた?」
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「してたよ」
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「別に大したことは考えてなかったんだけど……」
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「多方、今日の献立は何か……とか?」
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「うん、そんなところ……」
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正直、うまく説明ができなかったので、
適当にごまかす事になってしまった……。
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「ほんと、食べるの好きよね」
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「ご飯を毎日美味しく食べれるって事は幸せなんだよ」
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「フフッ、カナちゃんらしい……」
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「本当にご飯を美味しく食べれる時間って大切なんだから、
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「うんうん、わかるよ、ひとりぼっちは寂しいものね……」
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恵はどこか寂しそうな顔でそう言った。
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「確かにそうね、あーとなりが神住姉様だったら、
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「お昼だって、いつも一緒に食べてるじゃない?」
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「それは御花会として集まってるから、他の人だっているし、
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「えっ、そ、そうなんだ……」
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「ま、あの子の場合、本当に色々複雑な事情があるんだろうけど、
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「初等部の時なんて、彼女、自分で学級委員長に手をあげてたし、
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「近寄りがたい感じは昔から変わってないけど」
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「そ、そうなんだ……」
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彼女も本質的に悪い人ではない、という話を聞いて、
少し彼女に興味が湧いてくる。
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なぜ私に対してあんな感じなんだろう……
分かり合える方(BROKEN:8_20)
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		由布は気にしない方がいいような事を言っていたけど、やっぱり、わからないのは何となくモヤモヤするのはヤダ。
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		今度、また……ちゃんと話す(BROKEN:8_20)
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「鼎、そろそろお膳取りにいかないと」
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「うん、そうだね、ごっはんー、ごっはんー」
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とりあえず、中村さんの事は今度また(BROKEN:8_20)
してみよう……まずはこれからの夕食を楽しむ事に集中しよう。
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夕飯の時間も終わり、皆それぞれの時間を過ごそうと、
食堂から出て行く、私たちは少し残っていつものように
お茶を飲みながらゆっくりとしていた。
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「お茶入れてくるけど、由布ちゃん、カナちゃんは何がいい?」
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「私はアールグレイ、砂糖とミルクもお願い」
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「はいはい、カナちゃんは緑茶?」
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「他って何があったっけ?」
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食堂に設置してある給湯コーナーには様々な種類の飲み物があって
消灯時間までは自由に飲むことが出来る。
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こないだ、夜中に来たのでわかっているけど、深夜でも飲むことが
出来るようにはなってる。
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その種類は実に多くて、とても全部を覚えてなんていられない。
私が覚えているのは、緑茶とほうじ茶以外は、コーヒー、紅茶
程度のものだった。
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「うーんとね、中国茶は烏龍茶、ジャスミン、紅茶は本当に種類が
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「ここは冒険してみるのもいいかなぁ……」
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「一緒に見に行く?」
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「……んー、そうする」
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「あー、おいしい……」
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「あんたは年寄りかっ」
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「日本人なら、お茶といえば、日本茶なのっ、それにここのほうじ
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「知ってるわよ……」
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「そりゃそうだよね……」
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「そのほうじ茶って、ここのスタッフがちゃんと緑茶から炒って
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「本当に!?(BROKEN:8_20)
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「京都からわざわざ取り寄せてるらしいわよ」
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「なんだか、贅沢だね……考えてなかったんだけど、学費って馬鹿
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「………………」
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「カナちゃん、そういえば学費って……」
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「え~と……どうなってるんだろね?(BROKEN:8_20)
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「あたしの家はそんな裕福じゃないけど、一応、巫女候補ってこと
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「タダだとか思ってたり……」
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「お、思ってないよ、忘れてた……だけで…………」
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「えーっと、編入手続きの書類とかに書いてなかったの?」
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「えーっと……実はお母さんの事で頭いっぱいで、
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「鼎らしいおバカな話だわね……」
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消灯時間が来て、電気を消し、ベッドに入ったけれど、
学費の事が気になってなかなか寝付けれなかった……。
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由布は私は何か特別扱いされているみたいだから、
驚くようなお金を請求するようなケチくさい事はしない。
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と、言っていたけど……。
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不思議な事に編入手続きの書類にも、金銭面のことに関しては、
なぜだか全く触れられておらず、頭の中に沢山のはてなマークが
飛び交う結果となっていた。
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…………ダメだ、と、とにかく明日、学園長に聞きに行こう。
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もう一度、自身に言い聞かせ、気持ちを切り替えると、今日の一日
の疲れが私の身体を支配し、スーっと眠りに誘っていった……。
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seisai_no_resonance/sce04_01_07_5.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)