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seisai_no_resonance:sce04_01_07_4
「たっだいまー」
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「はぁ、いっつも思ってたけど、あんたって子供っぽい……」
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「なんでよ、帰ってきたらちゃんと挨拶するのって大切なんだよ、
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「一人でも言ってたら、バカみたいじゃない?」
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「一人だったら……たまに悲しくなるけど、今は一人じゃないし、
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「はいはい、勝手に言ってて……」
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「由布も、ちゃーんと言わないとダメだよ」
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「私はそんな無駄なことはしないんだから」
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「無駄じゃないって、ほら、言ってみてよ」
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「いやよ」
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由布はいつものようにツンと否定する。
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イタズラ心もあって、由布にしがみつきながら、子供っぽく駄々を
こねてみる。
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「ねぇねぇ、言ってよぉ~」
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「いやだってば……もうっ……あんたって人は……」
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「お願いだからぁ~」
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「いやって、言ってるのに……」
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「ただいまって言うだけじゃんっ」
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「………………」
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由布はいつものように呆れた顔をして、仕方ない、と言わんばかりに言う。
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「……ただいま」
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私は由布の言葉に全力で応えるように、満面の笑みで返事を返す。
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「おかえりなさい、由布」
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「………………」
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ピタリと固まるように由布の動きが止まり、
みるみるウチに由布の顔が真っ赤になる。
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その姿がとっても可愛くて、ついついさらにイジメてみたい衝動が沸々と沸き起こる。
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「あれれ?(BROKEN:8_20)
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「う、う、うっさいっ!」
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「無駄じゃないでしょ、ね?(BROKEN:8_20)
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私はそう言いながら、由布の腕にしがみつきながら、
彼女の頬をフニフニと指でつつく。
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「ば……馬鹿……別に、照れなんて無いし、
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照れた由布の可愛さは何だか、私の心を揺さぶった。
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「由布ちゃん、カナちゃん、そろそろ食堂に行く時間だよ?」
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「ひゃぁっ、あ、そ、そうよ、こんな事してる場合じゃないわよ、
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「制服のままでもいいんじゃないの?」
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「そんな事したら、神住姉様に恥をかかせることになるでしょ!」
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「恵、もうちょっとだけ待ってね」
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「う、うん……」
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「なんとか、余裕な感じね」
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「そこまで急ぐ必要もなかったんじゃない?」
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と、由布に言ったものの何となく遠山先輩に恥を云々と言う返事が返ってくる予感がした……。
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「遅れて行くのは論外だけど、ギリギリってのもなんだか落ち着か
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いつもキビキビしてるように見える由布からは想像できない返事で
すこしポカーンとなってしまう。
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「意外でしょ、でもね、部屋の時計が十分早かったり、
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「まぁね、神住姉様と肩を並べても見劣りしないくらいになりたい
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「本当、あの人はすごいよね……遠山家の次期当主って
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「でも、もし巫女に選ばれたら……」
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「そう……だね、でも噂話だし……」
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「神住姉様は当主の話は断った、って言っていたわよ。
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「確かに神住先輩は非の打ち所の無いくらいに完璧……
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確かに、先日の模擬戦で見せた強さもさることながら、成績も
学年トップらしいし、先生からの信頼も厚いって言ってたし、
本当にすごい人なんだろうなぁ……。
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由布が遠山先輩の事で、目の色が変わっちゃうのを見ていると
なんだか、少し寂しい気がした……。
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でも、彼女達はずっとこの島で暮らしてた訳で、
私の方が新参者だから、どうこう言う問題じゃない……。
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なんだろう……このモヤモヤ感……。
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そんな事を思いながら、由布達と食堂入る。
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seisai_no_resonance/sce04_01_07_4.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)