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seisai_no_resonance:sce04_01_06_1
昼はいつも一人で食堂に来るのが日課になっていた。
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特に大きな理由は……。
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由布も恵も遠山先輩と昼食を取っている。
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何度も一緒に誘われてはいるけど、なんとなく、遠山先輩が悪い
わけじゃないけど、三輪さんや皆が揃っている時は家系や血族の
話になる事が、どうにも好きになれなかった。
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由布や恵とはいつも一緒だし、昼間くらいはいいかな。
って、感じだったのが最近は定着してきたような…………。
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今日のお勧め海鮮丼はイサキ、セイゴ、イシダイで白身魚中心で、
白身魚特有の甘みが口の中に広がりなんだかモヤモヤした気持ちを
どこか溶かしていくようだった。
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「カナカナ(BROKEN:8_20)
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「あ、八弥子さん……ふぁ、ワサビでっ……んーっ……」
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「こらこら、食べながら喋んない、ほら、お茶だよ」
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手渡されたお茶を飲んで、ワサビの刺激を流す。
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「ふぅっ……ありがとうございます」
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「いえいえ、どーいたしまして。ふおっ、今日はセイゴが
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「ガジのはイシダイみたい、贅沢だねー」
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ガジは嬉しそうに皿に盛られた魚を貪るように食べていた。
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「にゃ~」
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とても満足そうな鳴声。
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「おいしいみたいだね、定食はトビウオだったから、
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「八弥子さんもですか?」
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「カナカナもなかなかにやるな?」
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「八弥子さんには敵いませぬー」
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「はっはっはー、よいよい、で、お主今は何を企んでおる?」
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八弥子さん、確かに始めたのは私だけど、ノリが良すぎですよ。
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「ほら、言わないとお主のイサキを奪ってしまうぞ」
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「と、とらないでくださいっ、それに別に何も企んでないですよ」
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「もう、もっとノッて来てくれてもいーじゃん」
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「あ、そういえば、カナカナさ」
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「なんですか?」
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「最近さ、ナギっちを見なかった?」
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「……そういえば、会ってません」
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「そっか……なら、いいんだ」
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「何か、あったんですか?」
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「ううん、特にはないよ、ここ数日出会えてないから、
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「いつも言ってますけど、そんなにモフモフなんですか?」
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「もう、それはそれは……」
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「た、楽しそう……ですね……」
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「よし、もしカナカナがナギっちに出会えたら、
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「ほ、本当ですかっ!」
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「なので、もし見つけたらヤヤに教えてね」
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「了解です、隊長っ」
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「よーし、頼んだぞぉ、って、ことでガジ、戻るよ」
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皿を名残惜しそうに舐めていた猫はいつもの定位置に戻る。
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「にゃにゃー」
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「じゃぁーねー」
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「あ、私も教室に戻りますっ」
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八弥子さんと一緒に食堂を出て、教室に戻った。
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「ふ、ふぇっくしょんっ……」
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「む……誰だ、私の噂をしている愚劣な輩は……」
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seisai_no_resonance/sce04_01_06_1.txt · Last modified: 2014/04/23 18:46 (external edit)