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[Anne Sher] 『アンシャー・リーに聞いてみて! 2.0周年スペシャル!』

[Anne Sher] 今晩は『サフィズムの舷窓』も2.0周年ということで、なんとなんとハワイにやってまいりました。

[Anne Sher] 常夏の楽園、この世の天国ワイハです。デラックスですねえ。

[Anne Sher] 登場ゲストも超ゴージャスでっす。ご期待ください!

[Anne Sher] そんでもってアシスタントはおなじみ、ふかわ・ソヨンと、ガダルカナル・ニコル!

[Soyeon] どーもー!

[Nicolle] え、あ、ども。……なにこれ。

[Anne Sher] ではさっそくいってみましょーか。『サフィズム、オーシャンッ、クイズ!』

[Nicolle] 2周年て?

[Soyeon] はい、では最初のゲストです!

[Soyeon] ヘレナ先輩とおなじく、ロシアからいらっしゃった、美少女デュオユニット二人組───

[Soyeon] 『t.a.T.u.』のおふたりです!ひゅーひゅー☆ パチパチパチパチ!

[Nicolle] クイズ?

[Nicolle] …………で、来ないけど。

[Soyeon] あ、あれ?『t.a.T.u.』のおふたりでーす!

[Nicolle] ……………………来ないよ?

[Anne Sher] どしたの?え、ドタキャン!?な・ん・で・す・と・っっっ!

[Soyeon] あわわわ、どうしましょう〜生放送なのに!

[Nicolle] 生?

[Soyeon] きゃあ〜、苦情の電話がジャンジャンかかってくるですよ!

[Anne Sher] なあに、こんなこともあろうかとちゃんと用意しておいたのだわ。

[Soyeon] さ、さすがアンシャーさんです!

[Anne Sher] ではドタキャンのt.a.T.u.に代わりまして、お呼びしましょう『イライザ・トリマキーズ』!

[Soyeon] ひゅーひゅー☆ パチパチパチパチ!

[Nicolle] …………(やらせっぽい……)

[Sylvie] こ、こんばんは。

[Crimea] ごきげんやう。

[Anne Sher] えー、さてさて、どっちがゴメスで、どちらがメンドーサでしたっけ。

[Sylvie] 違いますっ。私はゴル──じゃない、シルビィです!

[Crimea] クリミアです。

[Anne Sher] そうだ、そうです、そうでした。シルビィさんと、クリミアさんです。

[Crimea] あと、『イライザ・トリマキーズ』なんてふざけた名前もやめてください。呼ぶなら、シルビィ&クリミアで。

[Sylvie] そうよ! 私たちはもう、イライザ様、…じゃなくてっ、イライザ・ランカスターごときとは無関係なんですから!

[Crimea] フリーです。

[Soyeon] まあまあ、おふたりがイライザさんに振られたことにかわりは無いんですから。

[Sylvie] …………っ!

[Crimea] …………

[Nicolle] ……お、おい、ソヨン、泣いてるぞ。いいのか。

[Soyeon] ケンチャナですよ!

[Sylvie] そんなキムチ語でごまかさないで!いいから、とっとと進めなさい!

[Crimea] お願いします。

[Anne Sher] ああ今日は進行が楽です。さあでは第1問目出題していただきましょう!

[Sylvie] 問題です。

[Sylvie] 『がんばれニコル』前編で、授業をさぼっていたニコルが、もごもご食べていたチョコレートの商品名は、いったいなんでしょう!

[Crimea] 中編でも、ちょろっと出てきました。

[Nicolle] お、意外にまともな出題だな。

[Anne Sher] はい、では3つの答えのなかからお答えください。

[Soyeon] ハイ! パネル・オープン!

ニコルが食べてたチョコは?

「森永」

「キンダーサプライズ」

「バッチ」

[Crimea] こんな話があります。ある女性が森永製菓の面接試験を受けました。

[Crimea] 「それでは我が社のCMをなにかひとつ言ってみてください。」

[Sylvie] は、ハイ。え、えーと……

[Sylvie] ちょっこれいと♪ちょっこれいと♪ちょこれいと〜は〜〜(ハッ)

[Crimea] ここで女性は重大な過ちに気付きました。が、時すでに遅し。

[Sylvie] ちょこれいとは〜〜 ちょこれいとは〜〜  ちょこれいとは〜〜

[Nicolle] 壊れたレコードかい。

[Sylvie] ちょこれいとは〜〜森永♪ じゃん♪

[Crimea] ……女性は面接官のウケは取りましたが、試験は落ちたそうです。

[Sylvie] というわけで、不正解です!

[Anne Sher] なかなかオメガ高い!

[Anne Sher] 実はこのチョコ、イタリアのフェレロ社が製造したものを、江崎グリコが輸入販売しています。

[Soyeon] へぇー

[Anne Sher] そして、キンダーサプライズといえば!ライアー作品でもおなじみ、我らが金田まひる嬢ですね!

[Nicolle] なんで?

[Anne Sher] それでは、金田まひる役のルネ・ロスチャイルドさん、どうぞー!

[Nicolle] 逆だ逆。

[Renee] エイオーケィ☆

[Renee] でもさ、あたし音声ついてないけど、いいの?

[Anne Sher] …………あれ?

[Soyeon] (……さん! アンシャーさん!)

[Anne Sher] ……ないの? あれ?

[Soyeon] (ごにょごにょごにょ!)

[Anne Sher] ……えっ! そんな事情が!いやだってあたしゃてっきり……

[Anne Sher] じゃあイゾルデ役のかわしまり……えっマジ! マイガッ!

[Anne Sher] あああ、なんてこった、あたしゃてっきり……

[Anne Sher] すみません。ルネ・ロスチャイルドさんには音声が無い、のが正解です。

[Anne Sher] そういうものだと思って、みなさん脳内補間とかしてプレイしてください。というわけで───

[Renee] なにそれー、ぶー。

[Renee] 残念でした!不正解だよ!

[Anne Sher] (ああ…… 金田ボイスで聞きたかったにゃあ……)

[Nicolle] (いいのか……こんなんで……)

[Sylvie] 正解でーす!

[Crimea] おめでとう!

[Sylvie] 「Baci(バッチまたはバーチ)」とはイタリア語で“キス”を意味する「Bacio(バーチョ)」の複数形なのです。

[Sylvie] サッカーで有名なペルージャ州にある、ペルジーナ社で作られています。かのムッソリーニ親方も大好きだったとか。イタリアみやげの超定番です。

[Crimea] 私はもらったことない。

[Sylvie] 日本でも輸入されてるので、外国のお菓子を扱うお店などへ行くと見つかりやすいです。

[Sylvie] さて、このチョコの最大の特徴は、伊語、英語、仏語、独語、スペイン語の五ヶ国語で記された、“愛のメッセージ”が入っていること。

[Soyeon] おみくじクッキーみたいなものですね。

[Sylvie] そうです。たとえば……2、3個開けてみましょう。……ごそごそ……

[Soyeon] えーっ、チョコの中に入ってるんですか?あ、だからバッチィ。

[Sylvie] 違うってば! ちゃんと説明したでしょ!

[Sylvie] メッセージを印刷された小さな紙片がチョコと一緒に、銀紙にくるまれてるんです。

[Crimea] もう。ええと……「Il tempo non potra` mai distruggere cio` che I'affetto ha costruito.」その意味は───

[Sylvie] 「愛情が造りあげたものを 時間は決して破壊することはできない」

[Crimea] ほかにも「L'amore e` come il fulmine : non si sa dove cade finche' non e` caduto. 」

[Crimea] 「愛は雷のようなもの。 どこに落ちるのか落ちてからでなきゃ 分からない」

[Sylvie] 「L'amore e` una sinfonia in cui i baci sono le note piu` dolci.」「愛はシンフォニー、 そしてキッスはその中で最も甘い旋律」

[Crimea] 「L'amore e` la piu` nobile debolezza dello spirito. 」「愛は、最も高貴な精神の弱さ」

[Sylvie] 「Amano davvero, quelli che tremano a dire che amano. 」「本当に愛している人とは、 愛していると言うのに震える人」

[Crimea] などなど。

[Soyeon] ステキですねえ〜キムチ味のチョコは無いんでしょうか。“愛の辛口メッセージ”なあんて。

[Nicolle] ……え?

[Anne Sher] あーへい、ごくろー様っス。じゃ、そろそろ次の問題いきましょーっか。

[Sylvie] イライザ様!わたしたち、ちゃんと説明できました!

[Crimea] ご覧になってますか!

[Anne Sher] では第2問!

[Soyeon] ゲストはこの方です、どうぞ!

[Soyeon] イライザさんと同室のエリザベス・マーカス、愛称ベスさん!

[Soyeon] ───そして大廊下背景で談笑するその他生徒Aさんです!

[Michelle] ちがいますっ。な、名前あるから!ご立派なのがあるんだから!

[Soyeon] …………どなたです?あ、没キャラですか。

[Michelle] ちょ、ちょっとニコル?この性格悪い子になんとか言ってあげてちょうだい!

[Nicolle] しょーがないよ。普段いい子なもんだからこーゆー番外編の、そのまた番外編ともなると、反動がさ。

[Soyeon] あっ、この方が噂のミシェルさんだったんですね!

[Soyeon] すみません。あたしてっきり、カツラをかぶった杏○さんだとばかり……

[Michelle] 黒い! 絶対に黒いわ、この子!キィーッ!

[Bess] …………

[Anne Sher] 『……フン、クズどもが、 おまえらお人良しを最後に 食い物にしてやるのは、このあたしだ』

[Bess] そ、そんなこと考えてません……

[Anne Sher] 『所詮、とってつけたような個性やイロモノはすぐ飽きられて、最後にはあたしみたいな母性愛と従順さと子供っぽい容姿のキャラに還ってくるんだ』

[Bess] ……う……ふぇ……くすん……

[Nicolle] 泣かすなよ!表情パターンも無いっつのに!いいから出題させてやれよ!

[Anne Sher] や、申し訳ない。今回ほんとラクなもんで。

[Anne Sher] えー、では第2問目、どうぞ!

[Michelle] ハイ。では、問題です。

[Michelle] 2004年2月14日……この運命の日“バレンタインデー”に、ライアーソフト開発室に届いたチョコレートの数は───

[Bess] (!)

[Michelle] ……なんと勿体ないことに4個も!頂いたのですが、さすがに1日では食べきれず、冷蔵庫へ保管しようとしたらそこに在った正体不明物体とは───

[Bess] (!)

[Michelle] ……まあ、案の定昨年の2月から冷蔵庫に入れっぱなしになってた生チョコだったりするわけですが、(ごめんなさい)それはさておき───

[Nicolle] (ひど……)

[Michelle] 日頃からけーこ学園長が口にしているチョコとココアの違いとは───

[Bess] (……)

[Michelle] ……って、そんなのどうでもいいじゃないねえ。目の錯覚よ、そんなの。トリックトリック。まるっとお見通しよ!

[Nicolle] 前フリ長いよ!

[Michelle] ───と肩ならしも済みましたところで、ここで問題! ベス、お願い!

[Bess] え……えと……甘いものといえば、ポーラースターにも出店している“とらや”です。

[Bess] “とらや”といえば、やはり羊羹。

[Nicolle] チョコ問題じゃないのかよ!

[Soyeon] ニコルさんもうちょっとツッコミひねりましょう。バカルディ?

[Nicolle] ……せめて、さまぁ〜ずと……

[Bess] この“とらや”の羊羹を、サードに在籍される天京院鼎さんは、よくお買い求めになるでしょうか?

[Michelle] ○か×かでお答えください!

[Michelle] じゃん、じゃん、じゃんじゃんじゃんじゃん!

天京院は“とらや”の羊羹を?

「○」買う。

「×」買わない。

[Soyeon] 「○」ですね? それでは、ご当人にお答えいただきましょう。天〜京〜院〜先輩〜〜!

[Tenkyouin] …………羊羹?

[Tenkyouin] そんな砂糖のカタマリみたいなものに、あたしが、天才たるこのあたしが手を出すがわけないだろう。

[Nicolle] へえー、やっぱりカナエーも人並みに体重が気になるんだ。

[Tenkyouin] 人並みじゃなく、天才だといっているだろ。

[Tenkyouin] そんなものを食べるくらいなら砂糖をそのまま舐めたほうが効率的だと主張してるんだ。

[Nicolle] ───あ?

[Bess] あの天京院様。おひとついかがですか?

[Tenkyouin] ……だからこれは“とらや”の羊羹じゃないか。

[Tenkyouin] 何度も説明しているように……え?珈琲味なの……? そんなのあるの?羊羹的にオッケーなの?

[Tenkyouin] (ぱく)……(もぐもぐもぐ)……

[Tenkyouin] う、う、美味いっ!そのうえ美味い!!かててくわえて美味い!!!

[Tenkyouin] 生まれてはじめて羊羹丸々一本食べてもいいと思ったっっ!(ひょいぱくひょいぱくひょいぱく)

[Bess] お気に入りいただけたようで。ブルーマウンテンと、キリマンジャロをブレンドした、コーヒーのまろやかな風味と香りをお楽しみください。

[Tenkyouin] “とらや”ってどこだ!?購買部通りの? 黒い瓦屋根の店?そうか。邪魔したな!

[Soyeon] ……スキップしながら退場されてしまわれました。

[Michelle] というわけでご名答!「○」が正解で〜〜す!お・め・で・と。

[Michelle] 「×」! 答えは「×」ね?それではベスさんが一発芸をご披露してくれます!

[Bess] で、では、イライザの物真似を。

[Bess] すぅ……はぁ……(深呼吸)

[Bess] 目覚ましをかけ違えて、ベッドから飛び起き、大あわてで寝間着を脱ぎながら、途中で今日は遅番だったと気がつき、もう一度寝直すイライザ。

[Bess] …………………………………………………………

[Nicolle] わはははははは!

[Anne Shirley] きゃはははははは!

[Soyeon] わ、笑っちゃだめですよ……ぷっ……く……くすっ……くくっ

[Michelle] うふふ。

[Eliza] ………ふふ、楽しそうですね。

[Soyeon] ひっ!わわわ、笑ってません!ニコルよりかは全然っ、笑ってません!

[Nicolle] こ、こらー! ソヨン!

[Eliza] ね、ウケましたでしょう?

[Bess] うん。どうもありがと、イライザ。

[Soyeon] ……あ、あれ?

[Nicolle] (……どこまで本性だよ)

[Michelle] うんうん。仲良きことは琴錦かな。

[Anne Shirley] あーおかしかった。で、いいかげん答えはどうだったの?

[Michelle] あ、不正解でした。ざーんねん。

[Anne Sher] はいはいサクサクいきましょー。

[Anne Sher] 次のゲストは皆さん驚かれるでしょう!

[Anne Sher] 楽屋でも、今か今かと待機してます。もうドタキャンオチは無いですからね。

[Anne Sher] それでは第3問!出題ゲスト、どぞ!

[Soyeon] ハイっ、ゲストはこのおふたり!タレントの伊集院光さんと、漫画家の蛭子能収さんでーす!

[Nicolle] な……んなまさか……

[Jao=Jun] どーもー、伊集院光でーすっ!

[Mercurius] 蛭子能収だ。

[Nicolle] のべっち。

[Nicolle] ちょ、ちょっと待て!ぜんぜん違うじゃないか!ていうか作品も別だし。ユーザー置いてけぼりかよ!

[Jao=Jun] やあね、魔女つながりでしょう。

[Nicolle] つながらん!

[Jao=Jun] じゃ、それともハリサイと、マクシミリアンの暑苦しいペアのほうが良かった?

[Nicolle] そういう問題じゃない!

[Mercurius] ……なんだ貴様は。戯れ事につきあって大魔女が二人も足を運んでやったのに、その言いようは。

[Soyeon] すいません、この人の仕事なもんですから。勘弁してください。

[Mercurius] ……まあ、よかろう。芸人風情におとなげない真似をした。

[Nicolle] にゃにおーっ!

[Mercurius] ところで貴様、なにやら見覚えがあるな。ふむ……

[Nicolle] あたしもなーんか、あんたにゃ無性に腹たつんだけどね。

[Mercurius] 誰が『ネギま!』だとっ!!愚弄する気か!

[Nicolle] 言ってないだろ!!

[Jao=Jun] ふたりとも、スキンシップはそれくらいにしてそろそろ出題に移りましょうかしら。

[Soyeon] お願いします!

[Jao=Jun] ええ。では、私たちはレース問題を出題するわ。

[Anne Sher] そうこなくちゃ。

[Jao=Jun] これから、魔法を使って芸能人を召喚します。

[Jao=Jun] この船の生徒3名に、その芸能人の名前を当ててもらいます。

[Jao=Jun] 有名な人ばかりだし、すぐわかるわ。でも、召喚はほんの一瞬だけ。パッと答えてね。

[Jao=Jun] 誰がいちばん多く、正確に、名前を言い当てられるかを予想してください。

[Nicolle] つまり賭けレースだな。面白そうじゃん。

[Mercurius] では、生徒はこちらで選ばせてもらう。

[Mercurius] 杏里・アンリエット、アルマ・ハミルトン、そして、ニキ・バルトレッティ。

[Mercurius] 以上3名、大魔女メルクリウスの名のもとに、いざ疾く召喚に応じよ。

[Anri] あれっ? サウナは?

[Alma] まあ、みなさんお揃いですね。

[Niki] …………

[Jao=Jun] 用意はいいかしら?よくなくても始めちゃうけど。それじゃ、レディーゴー!

「杏里に賭ける」

「超大穴でアルマ!」

「最後はやっぱりニキが勝つ」

[Anri] ところで、大魔女のおふたり!?(びしっ)

[Mercurius] なんだ。レース中だぞ。

[Jao=Jun] いま、召喚術で忙しいんだけど……

[Anri] いや、ぜひ聞いて欲しいんだよ。ボクは重大な勘違いに気づいたんだ!

[Anri] メルクリウス、貴女は200歳。ジャオジュンに至っては700歳を超えるそうだけど……

[Jao=Jun] 女性に年齢を聞くものじゃないわよ?特に魔女には。

[Anri] CannonBallの世界“セイファート”は遙か未来の設定だっていうじゃないかっ!

[Anri] とゆーことはっ、貴女たちは本来まだ、生まれてさえいないのでは!?

[Mercurius] ふっ、あさはかな。

[Mercurius] 生理年齢や精神年齢というものがあるだろう。

[Anri] 見かけの年齢というのもあるよ。

[Jao=Jun] ねー、だから齢の話はやめましょーよー。

[Anri] つまり貴女たちは、ボクよりもずっと年下ということじゃないかっ!

[Jao=Jun] 聞いてないし。まあ、べつにいいわよ?あなたがそう思いたいなら、それで。

[Mercurius] ふざけるな、ジャオジュン。魔女が子供呼ばわりされるなど───

[Anri] もしかして、ボクの話を全然聞いてないね?

[Mercurius] 貴様こそっ。

[Anri] うううっ……ひどい……

[Anri] カナえもーん!ジャオアンとメル夫がいじめるよ〜!

[Narration] (どどどどどど)

[Tenkyouin] 杏里!

[Tenkyouin] 聞いてくれ、杏里!今、トイレで頭ぶつけて画期的な発明をヒラめいた!

[Mercurius] …………

[Jao=Jun] …………

[Tenkyouin] 名づけて……うーん……そうだな名づけて……

[Tenkyouin] …………ん、誰だ、こいつら?

[Anri] かくかくしかじかで。

[Soyeon] かくかく、と来ましたかっ。ジュラシック死語!

[Tenkyouin] 魔女だと……?そんな非科学的な。

[Tenkyouin] ポーラースターは託児所じゃないんだぞ。帰れ帰れ。

[Mercurius] く……ッ!

[Mercurius] 大魔女を侮辱して、無事生き長らえると思うな!

[Mercurius] 我が手にカドゥケウス、またの名をケリュケイオンあり───

[Jao=Jun] あーあ、もう知ーらない。

[Soyeon] あわあわ、そんなこと言わないで止めてくださーい。

[Mercurius] 結びあえ、対の蛇噴き上がれ、琥珀色のエリクシル!

[Mercurius] …………!

[Tenkyouin] ………………何も起きないぞ。

[Tenkyouin] …………手品か?ああ、つまりマジックだな。なるほど、魔女ね。

[Mercurius] …………(!?)

[Jao=Jun] 優しいのね、メル。手加減なんて。

[Mercurius] い、いや……そんなことは……

[Tenkyouin] それでだ杏里、3つの天京院製カシナート確率ミキサーの共振時に生じるヒッグス場の真空ゆらぎはクォークをフォトン化するばかりかアインシュタイン空間を───

[Anri] ああもう、かなえさ〜んちんぷんかんぷんだよ!

[Soyeon] ちん……またまた死語です!

[Mercurius] ……待て……まさかカシナート駆動機関か?

[Tenkyouin] 駆動?……む、観測器にしようかと考えていたが、そういう手もあるか……ふむ……

[Jao=Jun] あら。こんなところに、作品の境界を越えた因果律が。

[Jao=Jun] だったら長居は無用みたいね。とっととトンズラしようかしら。

[Soyeon] またもや死語です。デスワード、デスワード警報!

[Tenkyouin] ……なんだ。では、きみもミキサー好きか!

[Tenkyouin] 馬鹿にしてすまなかった。コーヒー飲むかい? 飲むよな。

[Mercurius] あああ、は、離せっ、角をつかむな!なぜだ抵抗できない。ああ、やめろーっ! 子供扱いするなっ!

[Tenkyouin] まあまあ、ミルクたくさん入れてやるから。

[Anri] ああっずるいよ、かなえさん!ボクのぶんも!

[Nicolle] (……ぼくのぶん……コーヒーのことか?)

[Jao=Jun] ……みんな行っちゃったわ。あたしまだ召喚中なのにぃ。

[Soyeon] 杏里さん、そしてメルクリウスさんリタイアです!

[Nicolle] ま、だいたい分かってたけどね。

[Alma] まあ。こんにちは。

[Alma] こんにちは。はじめまして。

[Alma] こんにちは、アルマと申します。

[Soyeon] ア、アルマ? ちがうちがう。挨拶するんじゃなくて、召喚された人の名前を───

[Alma] なのですか?

[Alma] でも……困りました。わたしの存じあげない方ばかりなので……

[Alma] あっ、ソヨンさん!今の方はわかりました!

[Soyeon] 名前、名前!

[Alma] パパイヤ鈴木さまです!こんにちは。

[Alma] あ、あれはホンジャマカの石塚英彦さま!

[Alma] それからっ、デーブ大久保さま、伊集院光さま、高木ブー様まで!

[Alma] ああ……なんて素敵な日なんでしょう。

[Alma] まあ、まあ……続々と……KONISHIKIさまに、花田勝さま。

[Alma] ドロンズ石本さま、バウバウ松村邦洋さま、ビッグ・バンベイダーさま、ガチャピンさま、サモハン・キンポーさま……

[Mercurius] ………………(ガチャピン?)

[Alma] ………………

[Alma] …………申し訳ありません。あとの方々はちょっと……

[Mercurius] …………ひとつ尋ねたいのだが、よいか。

[Alma] はい、なんでしょう。

[Mercurius] 貴女の観点から見て、いま召喚された者の共通点を教えてくれまいか?

[Alma] はい、いいですよ。ええと、まず、男性で───

[Mercurius] ふむ……(……ガチャピン?)

[Alma] それから、魅力的で健康的な方ばかりで、どちらかというと丸顔で、それから……

[Nicolle] どちらかというと……

[Mercurius] 丸顔……

[Alma] あっ、そうです!

[Alma] 私が、極秘裏にコレクションしている、ワールドファッティーアソシエイション略してWFAカードに、みなさんお名前を連ねています!

[Alma] なんという偶然の一致でしょう!

[Mercurius] いや、そうじゃなくて。あー……

[Mercurius] いまチラっと出てきた、天童よしみとか、ピンクの電話のみやちゃんとか、くるよ師匠とかを見ても、ピンと来るものはないと。

[Alma] どなたですか?あっ、あれは内山くんさまです!

[Nicolle] くんさま?

[Soyeon] アルマ1ポイント追加……と。

[Mercurius] …………いや、もういい。愚問だった。忘れてくれ。

[Niki] ………………

[Soyeon] あ、ちょっとお待ちください!

[Soyeon] ニキは身振りのほうが得意なので、天京院先輩の発明「ジェスチャー翻訳マシーン」を装着して挑戦しても?

[Jao=Jun] ええ、いいわ。

[Niki] ………………

[Soyeon] よしっ、準備OK、どうぞ!

[Jao=Jun] じゃ、あらためて、レディーゴー!

[Niki] 『……わかりません』

[Niki] 『……わかりません』

[Niki] 『……わかりません……』

[Niki] 『…………ぅ……』

[Niki] 『…………ごめんなさい……』

[Niki] 『…………………………』

[Niki] 『……………………』

[Niki] 『…………………………』

[Niki] 『…………』

[Niki] 『……おすぎ』

[Niki] 『ピーコ』

[Niki] 『おすぎ』『ピーコ』『ピーコ』

[Niki] 『おすぎ』『おすぎ』『ピーコ』『ピーコ』『おすぎ』『おすぎ』『おすぎ』『ピーコ』『美川憲一』

[Niki] 『ピーコ』『おすぎ』『美川憲一』『美輪明宏』『山咲トオル』『美川憲一』『ピーター』『藤井隆』『美川憲一』

[Jao=Jun] …………くっ!まだついてくる……!

[Mercurius] ……や、やめろ、ジャオジュン。それ以上の高速召喚は危険すぎる……!

[Jao=Jun] うるさい! 術の邪魔をするなッ!

[Niki] 『加護』『辻』『加護』『加護』『辻』『加護』『酒井若菜』

[Niki] 『いっこく堂』『パペットマペット』『つぶやきシロー』『マギー司朗』『伊東四朗』『はなわ』

[Niki] 『叶姉妹・姉』『叶姉妹・妹』『姉』『妹』『妹』『姉』『妹』『デビ夫人』『イメルダ夫人』

[Niki] 『ダンディ坂野』『及川光博』『鈴木宗男』『アホの坂田』『岡田真澄』『スターリン』『香取慎吾』『慎吾ママ』『近藤勇』

[Niki] 『荒木飛呂彦』『土方歳三』『宗茂』『宗猛』『宗茂』『宗猛』『宗猛』『宗猛』『宗猛』『宗茂』

[Niki] 『クローン羊ドリー』『ドリーの母羊』『ドリーの娘ボニー』『ドリー』『母羊』『ドリー』『母羊』『ボニー』『ドリー』『ドリー』『ドリー』『ドリー』『ドリー』

[Jao=Jun] ☆★☆◆▼◇★○∨√∮¬νοΤΞгжПЖИРЙр*※‡♪々_#!!!!!

[Mercurius] ジャオジュン! ジャオジュン!もう充分だ、やめてくれ!バルトレッティ貴様の勝ちだ!

[Jao=Jun] ……アハ、アハハハハハ……羊がいっぴく……羊がにぴこ……

[Mercurius] ジャオジュン……帰ろう……セイファートに。

[Mercurius] 所詮、我々はバラエティには向かない人材だったのだ……(とぼとぼ)

[Anne Sher] いやいや。よくやった。感動した!

[Nicolle] 何だったんだよー。

[Soyeon] それでは芸能人名前当てレースの結果発表ですよ!

[Soyeon] 杏里・アンリエットさん、残念ながらリタイア!

[Soyeon] 2位、アルマ・ハミルトンさん!あらららら……

[Soyeon] そして大差をつけてのトップは───ニキ・バルトレッティさんです!

[Anne Sher] うわーんはずれじゃあー

[Soyeon] はずれ馬券の紙吹雪……

[Soyeon] 2位、アルマ・ハミルトンさん!あらららら……

[Soyeon] そして大差をつけてのトップは───ニキ・バルトレッティさんです!

[Anne Sher] うわーんはずれじゃあー

[Soyeon] はずれ馬券の紙吹雪……

[Soyeon] 2位、アルマ・ハミルトンさん!

[Soyeon] そして大差をつけてのトップは───ニキ・バルトレッティさん!正解です!

[Anne Sher] よっしゃあー

[Niki] ………………

[Soyeon] 第4問です!あと残すところ2問!ここが正念場だっ!

[Anne Sher] さ、お次のゲストはこの方です。

[Anne Sher] 一目でわかった方は、サフィズムの神様、ううん、サフィズムの女神様と呼んであげましょう。

[Nicolle] え? 誰?こんなんいたっけ?

[Soyeon] ツインテール?子供アイーシャ?

[Rachel (hiragana)] れいちぇるでう。

[Nicolle] う、うわっ、なんか怖っ!

[Anne Sher] レイチェル・フォックス先生開発中バージョンです!

[Rachel (hiragana)] でう。

[Soyeon] つまり没デザインのひとつですね。

[Anne Sher] うーん子供先生ってのも、なかなかオツなもんだ。

[Soyeon] これはこれで、ぜんぜん別のゲームになってましたよ。きっと。

[Nicolle] コメディリリーフがいたほうがイイって。

[Nicolle] みんなボケ役ばっかりなんだから。あたしを忙殺させる気か?

[Anne Sher] さあ、それはどうかしら?そこで問題です!

[Anne Sher] 「あの名場面」が、この子供レイチェル先生だったらどうなっていたか!?

[Soyeon] わくわくします!

[Anne Sher] では、回想シーンスタート!

[Narration] 二人が部屋を出ようとすると、扉はひとりでに開いた。

[Narration] 学生制服とはあきらかに異なる、サーモンピンクのスーツの小柄な姿がそこに現れた。

[Anri] ───誰だっ!?

[Rachel (hiragana)] でう!

[Soyeon] れ、れいちぇる先生?

[Anri] ………誰……?

[Soyeon] 杏里さん、れいちぇる先生ですよ?

[Narration] 杏里はまだ首をかしげている。

[Narration] れいちぇるは、両のこぶしで前面をガードし、脇をぎゅっと締める。はじめの一歩で云うところの、ピーカブースタイルで構えていた。

[Rachel (hiragana)] …………!

[Narration] ぼっ───ぼっぼっ!

[Narration] ゴングの合図もなく強烈なジャブが杏里に襲いかかる!

[Anri] ──!

[Narration] 杏里は紙一枚を残して左右にステップ。身体をしならせ、そのすべてを避わしきった───が、おそろしく危うい。

[Rachel (hiragana)] やうでう!

[Narration] なお手を緩めず猛追する、れいちぇる。姿勢を崩した杏里の前に、とっさにソヨンが立ちはだかった。

[Soyeon] せ、先生!い、いきなり肉体言語はっ!

[Anri] わ、わあ、いいパンチだったよ。護身術の先生?それともPSの人かな?

[Soyeon] え? れいちぇる先生は、杏里さんの担任じゃないですか。

[Anri] あっ、そうだったね!たしか環太平洋史とかを教えて……

[Soyeon] 違いますよ。先生はズールー語研究の世界的権威じゃないですか。ですよね?

[Rachel (hiragana)] でう。

[Soyeon] すごいバイオレンスな展開ですね。腹がキリキリします!

[Nicolle] ………………えーと。

[Soyeon] それではさらに次のシーン!

[Narration] ギリシア建築風に造られた、どこか異世界のような風景のプールは、その見た目から、水泳以外の目的に使用されることも多々あった。

[Narration] 本日の役目は──陰謀である。

[Narration] もうすぐクレアが、れいちぇるを連れてくるはずだ。

[Narration] コーは頭の中で、何度も何度も行動計画を繰り返していた。

[Coe] (ふっふっふっ)

[Narration] ──と、コーが取らぬ狸の何とやらを妄想していると、クレアとれいちぇるの声が聞こえてきた。

[Clare] すいません、先生。わざわざ案内してもらっちゃって……。

[Rachel (hiragana)] でう。

[Clare] 先生って、話しやすいから……。つい、お願いしちゃうんです。

[Rachel (hiragana)] でうあ。

[Coe] (もーすぐだ……)

[Clare] でも、今日も暑いですね。

[Narration] クレアの口から、準備せよ──のメッセージが放たれた。

[Clare] でも、明日は雨かな?

[Coe] (ここだーっ!)

[Narration] 柱の影から、思いっきりコーは飛び出した。

[Coe] わーい、わーい、れいちぇるせんせーっ!

[Rachel (hiragana)] でうっ。

[Narration] ふいをつかれたれいちぇるはコーに突き飛ばされ、もののみごとにプールに落下した。

[Coe] やったあ!

[Coe] ……えっ……ひゃあっ!

[Narration] れいちぇるの手はしっかりとコーの袖を掴んでいた。

[Narration] ざっぱ──────ん!どっぽ──────ん!

[Narration] 小さな水柱が立て続けにふたつあがる。

[Narration] クレアが小躍りして喜ぶ。

[Clare] やったわ! 大成功!これで、れいちぇる先生はお着替ターイムに……タイムに……

[Clare] あれ、コー? どこー?

[Mirriela] うわわっ、クレアっ……あ、あれあれ!

[Narration] 驚愕の形相でミリエラが水面を指差す。

[Narration] ───と、波がおさまるにつれはっきりしてきたのは水底に沈んだコーと、れいちぇる。

[Narration] れいちぇるは、水底深く横たわったまままったくの無表情で、コーの首を羽交い締めにしていた。

[Narration] もがき苦しむコーは口から泡を吹いて、抵抗しているがみるみる顔色が紫色になる。

[Coe] (がぼがばばばぼば!!)

[Rachel (hiragana)] ………………

[Soyeon] えーと。ど、どうなっちゃうんでしょう。

[Nicolle] なんだありゃ。

[Nicolle] 子供レイチェルとか、そんな可愛いもんじゃなくてすっかり別キャラじゃないか。

[Anne Sher] 子供時代が甘く優しい思い出に満ちていたなんてのは、大人が自分を守るための幻想よ。

[Nicolle] そんなディープな話は聞いとらんっ。

[Soyeon] さ、さてっ、いよいよ次が問題です。

[Soyeon] これからお見せするシーンをご覧になって直後に起こる場面を推理してください!どうぞ!

[Narration] れいちぇるは俊敏な動きでナイフを閃かせ杏里に斬りかかるが、杏里はただ退がるばかりで、まともに切り結ぼうとしない。

[Rachel (hiragana)] あう……でいあう!

[Narration] 表情の険しさに連れて、れいちぇるの声は低く、男性的なものになっていく。

[Rachel (hiragana)] いあああいあおでうあああ!

[Anri] (な、何て言ってるんだろう……)

[Anri] (今度ズールー語の 愛の言葉も勉強しなくちゃ…… でも、今は……)

[Anri] ……れ、れいちぇる!?

[Anri] あなたは……そんなにも、この世界が憎いのか……?どうして受け入れられないんだ!

[Rachel (hiragana)] やるでう!

[Anri] あなたは子供だ───!

[Anri] まるで、自分で作りあげた積み木の城を、壊して喜ぶ子供だ!

[Rachel (hiragana)] ………………でう。

[Narration] れいちぇるは、こくりと頷いた。

[Anri] ……え? 子供なの?

[Rachel (hiragana)] (こく)

[Anri] そ、そっかあ……子供なんだあ……

[Soyeon] さあさあ、杏里さんが絶対絶命の大大々ピンチです!

[Soyeon] このあと、彼女らの身にいったい!何が! 起こったので! しょうかッ!?

1番『れいちぇるがキル(Kill)』

[Soyeon] 1番ですね?

2番『幸せの黄色いれいちぇる』

[Soyeon] 2番ですね?

3番『シベリア超れいちぇる』

[Soyeon] 3番ですね?

4番『妖婆・死棺のれいちぇる』

[Soyeon] 4番ですね?

5番『惑星れいちぇる』

[Soyeon] 5番ですね?

[Soyeon] それでは! 衝撃の!クライマックスシーンを、どうぞ!

[Narration] れいちぇるは、こくりと頷いた。

[Anri] ……え? 子供なの?

[Rachel (hiragana)] (こく)

[Anri] そ、そっかあ……子供なんだあ……

[Rachel (hiragana)] ……でう。

[Narration] れいちぇるは、ソマリア港の汚水まみれの配水口を揺りかごに育った。親などという単語は知らない。

[Narration] 自分の性別が女だと気づくまで、かけられた言葉は「稼ぎはどうした」「殴られてえのか」「行っちまえ!」の3つだ。

[Narration] わずかな金を得るために何でもした。平気で盗み、嘘をつき、仲間を裏切り、ある時はナイフで傷つけた。生きるために。食べるために。

[Narration] ある夜、内港に浮かぶポーラースターの、まばゆい輝きに目を奪われたれいちぇるは、盗んだボートで海へと繰り出した。

[Narration] きっと自分を変えてくれる世界がそこにあると信じて……

[Anri] ……辛かったろうね……そしてこのポーラースターに密航して、先生になったんだね……

[Narration] 杏里の膝枕でおとなしく横になるれいちぇるは、ちいさく頷いた。

[Rachel (hiragana)] …………でう……

[Soyeon] ううう……(涙)

[Anri] ……うつっ!

[Soyeon] え……杏里さんっ!?

[Narration] 杏里は信じられないようにみずからの脇腹に突き立った黒いナイフを見おろした。

[Soyeon] あ、杏里さんっ、アレ!こういう時は、アレを言わないと!

[Anri] アレ……? あっ、あれかっ!

[Anri] な、なんじゃあこりゃあ〜!

[Rachel (hiragana)] でう。

[Narration] れいちぇるが親指を立てる。

[Anri] け、けど……うわあ〜死ぬ死ぬ、死んじゃう〜!

[Anri] ……って夜食のメロンパンに刺さってただけだ。なーんだ。

[Anri] ま、それはさておき。

[Anri] ど、どういうことなんだれいちぇる……ボクは貴女をかなり好きになりかけていたのに……

[Rachel (hiragana)] でう。

[Soyeon] フッ、信じる奴が馬鹿なのさ。───って言ってます。

[Rachel (hiragana)] でいおー。

[Soyeon] 貴様みたいな他人を信じてれば脳内麻薬でしあわせ一杯な幸福豚を七味唐辛子を死ぬほどかけまくった丼にして食い物にしながら俺は面白おかしく生きるのさ───と。

[Anri] ぐっ……ホント……に?

[Soyeon] ……すみません。

[Soyeon] ちょっと意訳というか、日本文化的演出と、その場の思いつきを盛り込んでみました。盛りあがるかな? ……って。

[Anri] 超訳ってやつだね……あっ!

[Narration] れいちぇるは、すかさずソヨンを後ろ手にひねりあげ、引き抜いたナイフをかざした。

[Soyeon] きゃあ───っ!私はどうなってもいいですから早く助けて杏里さーんッ!

[Anri] 言ってることがよくわからないよソヨン!

[Soyeon] ごめんなさい私も動転していて!

[Anri] れいちぇる!豚丼はあとでいくらでも注文していいから、ソヨンを離せ!

[Rachel (hiragana)] でう!

[Soyeon] 「ビールとキムチもつけるか!」──と!

[Anri] つける!

[Soyeon] キムチは特盛りですよ!

[Anri] わかった!

[Rachel (hiragana)] ………………

[Rachel (hiragana)] …………でう!

[Soyeon] 「……駄目だ。やっぱり牛丼の方がいいに決まってる! 豚丼なんざ、豚に食わせやがれブヒッ!」……って、そ、そんな!

[Anri] くうっ、このわからずやめぇ!

[Anri] そうだ、こんな時はかなえさんのくれた発明品で──!

[Anri] こんな時こそ「地球破壊爆弾」!

[Soyeon] それは却下です! 杏里さん!

[Anri] えーそう?じゃあ、とっておきの……

[Anri] 「馬鹿には見えない爆弾」!

[Anri] って……あれ……あれ?……どこやったかな(ごそごそ)

[Soyeon] 杏里さん、今なんか足下でゴチンッて音が!

[Anri] えー? どこー?

[Anri] なんかギュイーンって聞こえるなあ。

[Rachel (hiragana)] で、でう! でうっ!!

[Anri] ソヨン! 今だこっちへ!

[Soyeon] 杏里さんっ!

[Anri] なーんちゃってね、実は「馬鹿にしか見えない爆弾」でした!さっすが、かなえさん!

[Anri] ほら、あげるよ!

[Rachel (hiragana)] で──────ッ!

[Anne Shirley] 答えは『大・爆・発』でした!

[Nicolle] おいっ、推理もへったくれもないじゃんか!

[Anne Shirley] そんな逆ギレされると怖いのだわ。

[Nicolle] マジギレだっ。

[Soyeon] 脚本構成的には、強いて言うと「シベリア超れいちぇる」ですか?

[Anne Shirley] ん〜〜かな?

[Nicolle] こじつけんなっ!

[Anne Shirley] わぁったっすよう。じゃあ、特別に全回答を正解ということにしまあっす。

[Soyeon] わあ〜っ!みなさん正解でーす!得しちゃいましたねっ!

[Nicolle] まだ1問もあるのか……

[Anne Shirley] さて、ついに最後の問題となりました。気をひきしめてまいりましょう。

[Anne Shirley] それでは、最後のスペシャルゲストはこの二人! どうぞ!

[Bonnie] 海賊王に!

[Reed] 俺はなる!

[Soyeon] ………………

[Anne Sher] ………………

[Nicolle] ………………

[Bonnie] おいっ、やっぱ全然受けてねえぞ!

[Reed] あ、あれ……そんな、ヘンだな。この時代なら絶対これでイケるって中国人の占い師から聞いたのに……

[Bonnie] だ〜から「だっちゅーの☆」ってやつで、やろーぜったろー?

[Reed] やだよ、あんなの! 恥ずかしい!

[Soyeon] あ、あの〜〜お取り込み中のところ〜〜

[Nicolle] おたくさんら、ひょっとしてあれかい?海賊ってやつ?

[Bonnie] あ? 海賊以外の何に見えるんだ?

[Bonnie] ピザの宅配人かヒヨコの雌雄鑑定人にでも見えるのか?

[Reed] 雌雄鑑定ならバイトでやったよ。ボク。

[Bonnie] うるせえっ。んなこたどーでもいいんだっ!

[Anne Sher] そうなのです。おふたりには、大事な最後のクイズを出題してもらわないと。

[Bonnie] クイズだあ〜?そんなもん知らん!

[Bonnie] おまえら命が惜しけりゃ身ぐるみ剥いで置いてきやがれ!

[Reed] そうだ!でないと、こいつをぶっぱなすぞ!

[Bonnie] ……そりゃ結構だが、絶対オレの後ろで撃つなよ、リード。

[Reed] 安心して!あなたの背はボクが守るんだ!

[Bonnie] いや、そいつぁ、ありがたいんだがね……

[Soyeon] あ、アンシャーさ〜ん!どどど、ど〜しましょう〜?

[Anne Sher] むむむっ!困った時はカ、カナエを呼ぶのだわ。

[Soyeon] そうですよ!か、かなえさーん!

[Bonnie] そいつなら、あっちで「コーヒーガー」って暴れまわってたぜ。

[Nicolle] あちゃーっ、さすがに酷使しすぎたか。

[Soyeon] では杏里さんを!?

[Reed] そのコーヒーの人を止めようとしてミキサーで殴り倒されてたけど。

[Nicolle] なるほど。

[Anne Sher] ええい、こうなったら……これだけは使いたくなかった!

[Anne Sher] (ポピ〜プ〜〜〜〜♪)

[Soyeon] アンシャーさん!そ、その犬笛はまさかッ!?あの伝説の魔法少女を───!

[Collone] オンオン!

[Nicolle] コロ?おまえ、なにしてんの?背中に載っけてるのなんだ?

[Collone] ウォン!

[Collone] 『アイーシャちゃん、変身だ!』『アイーシャちゃん、変身だ!』『アイーシャちゃん、変身だ!』

[Aisha] サフィズム♪ サフィズム♪  サフィズム♪

[Aisha] サフィでズムズム♪ふたりはサフィズム〜!!

[Aisha] 制服着ててもふたりは〜 むちゃくちゃ百合だしっ!

[Aisha] 時代は今「ふたり」です!このピンチ、私たちにまかせて!

[Nicolle] たち?

[Aisha] 私が白い人を!ニコルさんは黒い人で!

[Nicolle] ありえないありえない。

[Narration] 『アイーシャ、ニコル、変身するメポ!』『アイーシャ、ニコル、変身するメポ!』『アイーシャ、ニコル、変身するメポ!』

[Nicolle] うわっ!? ギャー! マジか!!

[Aisha] 邪悪な闇のしもべたち!

[Aisha] ……邪悪な闇のしもべたち!

[Aisha] …………邪悪な闇のしもべたち!

[Nicolle] ……やるの? あたしも?はいはい、わかったよもう……

[Aisha] 邪悪な闇のしもべたち!

[Nicolle] と、とっととお家にかえんなさい!!

[Reed] うわぁ……どうするボニー、あの人たち本物だよ。

[Bonnie] ヤバイな。首を斬り落とすまで動くのやめないタイプだな。

[Nicolle] 化け物みたいに!

[Reed] 黒いほうが怒った!

[Nicolle] 赤い! 見るからに!

[Bonnie] 面白い、勝負といこうぜ。

[Anne Sher] そういうセリフを吐いて何人の悪役が命を落としてきたことか。

[Bonnie] なにッ!

[Anne Sher] では、ここで問題です!

[Anne Sher] アンとボニーという強敵に立ち向かうニコルとアイーシャ!

[Anne Sher] 海賊を倒す方法がひとつだけあります!正しい答えを選んでください!失敗は2回マデ!

「努力と友情で戦う」

[Aisha] 「努力と友情」で戦いましょう!

「愛と勇気で戦う」

[Aisha] 「愛と勇気」で戦いましょう!

「知性と美貌で戦う」

[Aisha] 「知性と美貌」で戦いましょう!

「神秘と魔法で戦う」

[Aisha] 「神秘と魔法」で戦いましょう!

「クイズで戦う」

[Aisha] 「クイズ」で戦いましょう!

[Nicolle] いやだなあ……

[Bonnie] うるせえ! 撃てリード!

[Reed] うん、撃つ!

[Anne Sher] ア、アイーシャちゃんが!!

[Nicolle] 何が失敗は2回までだ! 死んじまったじゃんか!

[Anne Sher] ……あと1回か……

[Nicolle] ぅおいっ!

懲りずに再挑戦!

「努力と友情で戦う」

[Nicolle] えーい、やけだ!「努力と友情」で戦う!

「愛と勇気で戦う」

[Nicolle] えーい、やけだ!「愛と勇気」で戦う!

「知性と美貌で戦う」

[Nicolle] えーい、やけだ!「知性と美貌」で戦う!

「神秘と魔法で戦う」

[Nicolle] えーい、やけだ!「神秘と魔法」で戦う!

「クイズで戦う」

[Nicolle] えーい、やけだ!「クイズ」……で……戦う?

[Bonnie] うる……ところでクイズって何だ? リード?

[Reed] 撃つよ! 撃つからね! う、ううう───

[Bonnie] おいこらッ!!

[Bonnie] ようし、クイズとやらで勝負してやろうじゃねえか!来いっ!

[Bonnie] うるせえ! 撃てリード!

[Reed] うん、撃つ!

[Anne Sher] では、問題です!気になるクイズの内容は!

[Anne Sher] 『ヘレナしくずしクイズ〜〜ッ☆』!!

[Anne Sher] 杏里の超絶フィンガーテクニックによって、脱いだり着たりさせられちゃうヘレナさんの、下着の色を、憶えて当てるだけ!

[Anne Sher] 色は「白、桃(ピンク)、黄、青(ライトブルー)、緑(ライトグリーン)、紫(ライトパープル)、黒」の7色だ!

[Anne Sher] とってもカンタンね! はいスタート。

[Anne Sher] さあ、答えたまえ猿君!

[Anne Sher] ………………え? 早するぎ?

[Anne Sher] 杏里が脱がすスピードは、こんなもんじゃないのだわ?

[Anne Sher] しょーがないわねー、ほんのちょっとだけ遅くしてあげましょうのことよ。

[Anne Sher] それじゃ本番!!

正解は!?

【白→黄→紫→青→桃→緑→黒】

【白→桃→青→紫→黄→緑→黒】

【黄→白→青→桃→緑→黒→紫】

【白→黄→紫→桃→青→緑→黒】

【黒→桃→紫→青→黄→緑→白】

[Aisha] おめでとう、ブラック☆私、信じてたわ!

[Nicolle] 節操なく生き返んな!

[Anne Sher] それじゃ、晴れて5連続正解となりましたので、賞品をください。

[Soyeon] はれ……?あたしたちが貰えるんですか?

[Reed] えっ!?

[Reed] そ、そんなこと言われても。ぼく、アイーシャにお願いされて来ただけだし……

[Bonnie] だよなあ。こっちが欲しいくらいだ。

[Nicolle] なんなんだ……

[Bonnie] おっ、あれだ!ここはひとつ、脱ぐってのはどうかな!?

[Nicolle] うしろうしろ。

[Anne Sher] なんかない?

[Aisha] それじゃあ、とっておきの秘密情報☆を教えてあげる。

[Aisha] 実はDVDの中にオマケの壁紙フォルダーがあったりしちゃいます。適当に探して使ってみてね?

[Soyeon] わ、わー、ぱちぱちぱち……

[Anne Sher] それでは『サフィズム、オーシャンクイズ!』これにて終了!

[Nicolle] ……疲れた…………

sapphism_no_gensou/7069.txt · Last modified: 2013/06/01 22:49 (external edit)