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sapphism_no_gensou:6336

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サフィズムの漂流

『蒼い珊瑚礁編』

[Anri] なんという過酷な運命……

[Anri] お医者さまのアンシャーリーさんに続いて、水夫のクローエさんまで病死して、とうとうこの島で生き残っているのは、子供のボクら二人だけになってしまった……

[Anri] 威張り散らしてばかりだった、政治家のヘレナさんでもいい、誰か生きていてくれたなら……

[Nicolle] パパにも、ママにも会えないの……?あたしたち、もう、おうちにかえれないの……?

[Anri] ボクがいるさ、ニコル。ふたりきりだけど、強く生きていこう。

[Narration] 二人の兄妹はひしと抱き合う。

[Nicolle] うん……杏里おにいちゃん……あたし……ショートケーキが食べたい……

[Anri] だから、無人島にそんなもの無いって。

[Narration] どうやら頭の弱い妹という設定のようだ。

[Anri] ニコル! この食料は、大事にとっておかなきゃいけないと、あれほど!

[Nicolle] ごめんなさい、おにいちゃん。ひもじくて、我慢できなかったの……っ

[Anri] ボクが……毎日こんなに苦労しているのに……ニコルは、たき火の起こし方ひとつ、覚えやしないなんて!

[Narration] ぺち、ぺち───杏里はごく軽く、ニコルの左右の頬をはたいた。

[Nicolle] ああ、痛いよ、やめて、おにいちゃん!ニコルがいけないの!ごめんなさい、ごめんなさい!

[Anri] いっ、今だって、何をしていたんだッ!ボクが出かけた隙をみて、来る日も来る日も自慰ばかりしているじゃないか!

[Nicolle] でも、気持ちいいの! ここをいじると気持ちいいのが、止まらなくなっちゃうの!

[Anri] 悪い子だ、ニコル! もうボクらのことは、神様もお見放しになった! 永遠に、助けなんて来ないんだ!

[Nicolle] そんなことないよ、信じていれば、きっと助けはくるよ!

[Nicolle] ああ、いやっ、杏里おにいちゃんッ、やめてぇ……ああっ……やっ……

[Anri] 悪い子だ悪い子だ! ここをこんなに濡らして!

[Nicolle] やぁっ……おにいちゃん……いやあっ……

[Narration] それからの二人は毎晩、日が沈むとすぐに、押しつぶされそうな不安から逃れようとして、肌を重ね合わせた。

[Nicolle] ああっ……あっ…あっ…あっ…あっ……き、気持ちいいよ、おにいちゃんっ!もっと……もっとしてェっ……

[Anri] ああニコル! ボクの可愛いニコル!

[Nicolle] おにいちゃん、おにいちゃんッ!ニコルも、おにいちゃんが好き!

[Nicolle] あたし、おにいちゃんのお嫁さんになるのね! おにいちゃんとケッコンするのね!

[Anri] そうさ! ニコルは誰にも渡さない!ああもう、イクよ、ニコル! ううっ……ハァッ…ハァッ……ハッ…ハッ…ハッ……

[Nicolle] きてっ、きて、きて、おにいちゃんッ!あたしの中にきてえっ! アアっ!アアアアッ、ア───────ッッ!!

[Nicolle] ……ハァッ……ハァッ……ハァ…………

[Nicolle] すっごい……興奮した……

[Nicolle] 杏里……それで…二人は……どうなったの……?

[Anri] ……子供を産むんだ、たくさん。本当に、無人島のアダムとイブになるんだよ。

[Anri] 人口は、どんどんどんどん増えて、千人を超えたところで、国税局の船がやってきて納税勧告を受ける。

[Anri] 神様はお見放しになっても、税務署だけは最後まで見放さなかったっていう、感動的な話なんだ。

[Nicolle] なんだそりゃ

sapphism_no_gensou/6336.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)