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sapphism_no_gensou:4741

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[Mirriela] うーん……。

[Narration] ミリエラは机にむかい、問題集とにらめっこを続けていた。

[Narration] H・B・ポーラースターとて学園ではあるから、とうぜん授業がある。

[Narration] それは、品位だのマナーだのが必須になっている以外、決して普通の学園と違うものではなかった。

[Narration] ──いや、むしろレベルは高い。

[Narration] 世界の政財界に、主役としてかあるいはパートナーとしてか、いずれ登場する人材を育てる学園である。

[Narration] 馬鹿はもちろん、不用意な発言で旦那を失脚させるような妻など、言語道断なのだ。

[Mirriela] うぅ……金持ちのお嬢様なんて馬鹿ばっかだろうと思ってたら、意外とそうでもないんだなー。

[Mirriela] ちっ……、ちょっと見直した。

[Coe] ミリエラ、なにしてんのー?

[Mirriela] 勉強だよ、見ればわかるだろ。

[Coe] えー、まじめだねー。

[Mirriela] もうすぐ卒業だからって、手を抜いてられないからな。

[Narration] なにしろ、他のふたりは頼りにならないし……あたしがしっかりしないと、とは、さすがに口に出さない。

[Mirriela] 勉強だけしてればいいとは言わないけど、コーもちゃんと将来のこととか考えてるのか?

[Coe] かんがえてるよお!

[Mirriela] ホントかよ……。

[Coe] かんがえてるもん、ミリエラの意地悪。

[Narration] ぷう、とふくれるコーを見て、ミリエラは苦笑した。

[Mirriela] わーかった、って。

[Coe] ジュースおごってくれなきゃ、ゆるしてあげない。

[Mirriela] はいはい。

[Narration] まったくガキっぽいんだから……と、ミリエラは小さくつぶやいた。

sapphism_no_gensou/4741.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)