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sapphism_no_gensou:4701

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[Anne Shirley] 打ちひしがれた気分であてどなく彷徨っていた杏里の前に現れたのは、アンシャーリーでした。

[Anri] ……アンシャーリー、どうしたの?

[Narration] ずいっ、と杏里の進路を塞ぐように立つアンシャーリーを、杏里は不思議な気分で見つめた。

[Narration] 神出鬼没、行動無意味はいつものことだが、今日はなんというか、瞳に知性か理性の影があるような気がしたのだ。

[Anne Shirley] 杏里、かわいそう。

[Anri] ア、アンシャーリー……?

[Anne Shirley] そんな時はおクスリよ、ガバッといけば気分爽快夢狩人。黄色い線が出てきたら踏まないようにおかわりをどうぞ。

[Narration] どうやら気がしただけらしい。

[Anri] メルシー……でも本当にそんな気分じゃないんだ。

[Anne Shirley] スキあり!すきすき!!

[Anri] うがぼがぼげぼっ!

[Narration] 杏里は大量のクスリを棒で喉の奥まで流しこまれた。

[Narration] いつの間にか意識を失っていた杏里が眼を覚ましたのは、自分の部屋のベッドの上だった。

[Narration] なにかあちこちに違和感を感じ、ふらふらと洗面所に行く。

[Narration] 鏡に映った杏里はパンダのメイクにヒゲをつけ、あちこちに生卵をぶつけられた跡。

[Narration] 頬に口紅までついてる。

[Anri] なにを……何をやっていたんだ……ボクはっ!?

[Narration] がっくりと肩を落とした杏里は、しかしあまりかっこよくなかった。

sapphism_no_gensou/4701.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)