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sapphism_no_gensou:3061

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[Anri] ヘーレーナー!

[Helena] あら、杏里……? きゃ、きゃあ、いったい何を……!?

[Anri] まーまー、ヘレナ、そんな難しい顔しないでさ。

[Helena] あ、何を……! や、やめなさい、杏里!だめ、や、やめて! あぁ……!

[Anri] うふふふふふ……。

[Helena] あ、あぁ……! だめ、いく、いくぅ……!あぁ……、うぁ、あ、ああああっ……!

[Anri] ふぅ……。

[Helena] うぅ、ううううぅ……。

[Narration] 杏里は通路を疾走する。

[Narration] 自分の勘には自信があった。なにより、多情にまさるまめさこそが、杏里をして、六人もの子猫ちゃんと関係させしめている。

[Narration] この時間に、誰が、どこにいるか。杏里は勉学に使う分とは別の記憶力に、そのデータベースを構築していた。

[Narration] それに従って、走る。目指す子猫ちゃんはすぐに見つかった。

[Narration] ヘレナ・ブルリューカ、気高かさの下に、裏腹な情熱を隠し持つ少女。

[Narration] 情報を聞き出すために彼女を捜していた杏里だが、その姿を見た瞬間に、彼女の中のチャンネルが切り替わる。

[Narration] 勢いそのままに、杏里はヘレナへ猛然と駆け寄っていった。

ヘレナ・ブルリューカが現れた!

情欲のために押し倒す

[Anri] ヘーレーナー!

[Helena] あら、杏里……? きゃ、きゃあ、いったい何を……!?

[Narration] 呼ぶ声に振り返るヘレナに、まともに答える暇も与えず、杏里はヘレナを押し倒す。

[Helena] な、何、どうしたの、杏里! は、離しなさい! いや、離して、離して……!

[Anri] ヘレナ、ヘレナ! ボクはいつでもノンストップさ!

[Helena] 何を言ってるのよ……、あ、だめ、だめぇ……!

[Helena] こ、こんな……、いつ人が来るのかわからないところで……、学園の共有の場所で……。ふしだらだわ、破廉恥な……。

[Helena] 杏里、お願い、やめて!

[Anri] もう、遅いよ。

[Narration] その言葉の通りだった。すでにヘレナの手足は絶妙の力加減で押さえ込まれ、髪も服も乱れている。

[Narration] そして、杏里の責めはもう始まっていた。

[Helena] あ、はぁ、……いやぁ!

[Helena] や、やめて、いやぁ……! あ、ひぁ、杏里、おね……お願いだから……、んあぁ!

[Narration] ヘレナの哀願を無視して、杏里は身体を貪る。そして、ヘレナにとって認めがたい感情の暴走が始まる。

[Helena] あ、あぁ、ん、そ、そこは……、あぁ!

[Helena] い、いやぁ……、だめ、だめよ……! ふぅん、あ、あん、うあぁ……!

[Narration] 舌技に応えて跳ねる腰を押さえるのに杏里が苦労するほど、ヘレナの身体は激しく反応する。

[Anri] さ、ヘレナ、もうすぐだよ。また、素敵な世界を見せてあげる。

[Helena] いや、いやぁ……、あぁ、うあぁ、あ、あん、あんん……!

[Helena] 杏里、お願い、もうやめて……。あぁ! そ、そこは……、あん、あぁん、うぁ! ああっ!

[Helena] いやぁ、つ、強くしないで……、あ……、だめ……。あん! あん、あぁ……!

[Helena] ふあぁ、あ、あ、だめ、いく、いくぅ……!ふ、うぅ、あ、あ……!

[Helena] ああああぁっ……!

情報のために踏みとどまる

[Anri] いや、待て待て! ここでヘレナとHしちゃったら、いつもと同じパターンじゃないか!

[Anri] 確かに、ヘレナの身体は魅力的さ! でも、今は何よりも捜査を進めることが大事なんだ!

[Anri] そのために必要なのは、ヘレナの身体じゃなくてその知性に蓄えられた情報なんだ!

[Anri] ああ、しかし残念だ! こんなにも人気の少ない場所でヘレナに会ったというのに、思う様その身体を味わうことができないなんて!

[Anri] 喉の渇きを癒す瑞々しい果実を目の前にして、忍耐を強いられる砂漠の旅人だ、このボクは!

[Anri] 汲めど尽きぬ泉、ああまさにそう詠うことのできるあのヘレナの身体! 絶えることなく囀り続けるあの鳴き声! 柔らかく暖かく、そして優しく包み込む抱擁!

[Anri] ボクになんの罪があろういうや、神よ! なにゆえに、そこまでの苦難をボクに与えたもうのか! 答えてよ!

[Helena] 何を大声で言ってるんですか!

[Anri] あれ、ヘレナ。

[Narration] いつの間にか目の前に来ていたヘレナに、杏里は怒鳴りつけられる。

[Helena] 公共の場で、はしたない真似はやめなさい!

[Nicolle] まったくだ、よくあそこまで言えるもんだ。

[Narration] 杏里にひっぱりまわされていたニコルが、追いついて感想をもらす。

[Anri] ニコル、キミの発言は不見識というものだよ。一度ヘレナの身体を味わってみれば、あの程度の叙述ではとても言い尽くせないってことは……

[Nicolle] ……別にヘレナと寝たくはないなぁ。

[Helena] 何をしに来たのよ、あなた達は!

[Nicolle] ヘレナが知ってそうなことを聞きにきたんだろ、杏里。まったく、話がまっすぐに進まないったら。

[Anri] まったくだ。ヘレナの身体は、まさに魔性と言うべきだね。

[Helena] ちがいます!

[Nicolle] ……終わったかい?

[Anri] やあ、ニコル。

[Helena] ……!!!

[Narration] ニコルの登場に、くず折れていたヘレナが立ち上がる。目にもとまらぬ速さで、乱れた服をなおし、髪を結い上げ、眼鏡を戻す。

[Nicolle] おー早い早い。

[Helena] ああああら、ジラルドさん。あああ、私としたことが、ちょちょちょっと転んでしまって。

[Nicolle] 杏里と一緒に? 寝転んだ?

[Helena] ちちち、ちがいます! 杏里! あなたって人は! いったい何なんですか!?

[Anri] いやぁ、聞きたいことがあったんだけど、キミの顔を見たらもう、いろいろどうでもよくなって……。

[Helena] どうでもよくなったらああいうことをするっていうの、あなたは!

[Nicolle] ……なにされたのさ?

[Helena] え、あ、あの、そ、それは……。

[Anri] まあまあ、それだけヘレナが魅力的だってことだからさ。

[Helena] へんな結論を出さないで!

sapphism_no_gensou/3061.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)