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sapphism_no_gensou:2726

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[Anri] あっ、ああ───っ!!

[Narration] 張り型の先端が肉壁を押し広げる痛みが、絶叫となって口をつく。

[Narration] これまで、せいぜい指ぐらいの太さのものしか呑み込んだことのない膣口が、限界を超えてみちみちと裂ける。

[Narration] 杏里の純潔を奪い去ろうと、かなえは静かに腰を突きだしていった。

[Anri] かなえ……さんっ、やめて……!

[Tenkyouin] 杏里、ごめん……。

[Narration] 激痛から身をよじって逃れようとする杏里を愛おしげに抱きしめながら、かなえはうわごとのように謝罪を繰り返していた。

[Tenkyouin] ごめん、杏里……ごめん……。

[Anri] あ……ああっ……いやあ……。

[Narration] 凶器がジワジワと杏里の肉体を引き裂いていく。

[Narration] ろくな愛撫もなく、いきなり処女地を貫かれ、杏里は息もできず喘いだ。

[Anri] やめて……かなえさん、やめて……っ!

[Tenkyouin] 杏里、ごめんね……。

[Narration] かなえは杏里の胸に顔をうずめた。決して大きくはないふくらみに口をつけ、強くそこを噛む。

[Anri] ──いっ、痛いっ!

[Narration] びくんっ、と杏里が身をそらせた。

[Narration] それで、はかない抵抗を続けていた秘洞の力が弱まったものか、張り型の先端がついに杏里の中へ入り込む。

[Anri] あっ、いやっ……あ───っ!!

[Narration] つ……と腿に流れる感覚。それは愛液ではなく、杏里の純潔が奪われた真紅の証だった。

[Tenkyouin] 杏里、せめて力を抜いて……そうしないと、怪我をするよ……。

[Anri] あ、あああっ、……うっ……!

[Narration] 杏里は痛みに耐えるのに必死で、かなえの言葉に反応することもできないようだった。

[Anri] うっ、……うっ、うあっ、あううーっ!

[Narration] かなえは苦しむ杏里を見ながら、なおも無情に腰を突き出す。

[Narration] ゆっくり、ゆっくりと、作り物の男性器は杏里の中へ埋め込まれていった。

[Tenkyouin] 杏里の初めての相手は、あたしだね……。

[Narration] どこか悲しげに、かなえが囁いた。

[Tenkyouin] あんまり時間をかけたら残酷だね。一気に行くよ、杏里……!

[Narration] ぐっ、とかなえが腰を密着させる。

[Anri] いやあ────っ!!

[Narration] 最後の抵抗がかなえを押し返し、あっけなく崩壊した。

[Narration] 血を潤滑油にして、かなえのディルドーはついに根本まで杏里の中に呑み込まれる。

[Anri] あ……、あ……、あ……。

[Narration] 痛みと、なにより埋め込まれたものの圧迫感から、杏里は声もあげられなくなった。

[Narration] かなえは、自分の股間からはえたものが完全に杏里を征服したのを感じ、歓喜とも恐怖ともつかぬ震えが全身を走る。

[Tenkyouin] 杏里……杏里っ!

[Narration] もう、まともな思考はできなかった。

[Narration] かなえはたったいま傷つけたばかりの杏里の秘裂を、無我夢中で蹂躙する。

[Anri] あっ、やめてっ、かなえさん……っ!痛いの、ほんとに痛いっ……!

[Narration] 男がするように、必死のピストン運動を続けるかなえ。

[Narration] 杏里の口から放たれる短い悲鳴に酔いしれながら、かなえは自分が杏里を犯しているという事実に没頭した。

[Tenkyouin] 杏里、ああ、杏里……!あたしの杏里!

[Anri] かなえさん……お願い、かなえさん……もっと優しく……壊れちゃうよっ……!

[Narration] 戒められたまま、杏里の身体が跳ね回る。かなえの動きは滅茶苦茶だった。快感を与えようという動きでも、快感を得ようという動きでもない。

[Narration] ただ機械的に腰を振る。男なら、せめて自分が快感を得られる動きをしようとするのだろうが、彼女はただ激情にまかせて動いているだけだった。

[Narration] そして、彼女の感情は暴走している。

[Narration] いつの間にか、かなえは涙を流していた。

[Narration] それが杏里を征服した喜びの涙なのか、それとも杏里への決別を悲しむ別離の涙なのかは、本人にもわからなかったろう。

[Tenkyouin] 杏里、ごめん、杏里ぃ……!

[Narration] 繰り返される言葉は、いつしか謝罪になっていた。

[Tenkyouin] あたしを恨んでいいから……あたしを憎んでいいから……。

[Tenkyouin] ただ、覚えていてくれればいいから……それだけでいいから……。

[Tenkyouin] ごめん、杏里……あたしは馬鹿だ……大馬鹿だ……。

[Narration] かなえはそうした自分の思いに沈んでいた。そのせいで、しばらく気がつかなかった。

[Narration] いつの間にか、杏里の悲鳴のような声が聞こえなくなっていることに。

[Narration] ただ痛々しい抵抗感だけがあった秘裂が、包み込むようにかなえの凶器を受け入れていることに。

[Anri] かなえさん……。

[Narration] だから、杏里の優しいささやきにも、最初はまったく気がつかなかった。

[Anri] かなえさん、ボクは……恨んだり、憎んだり、しないよ。

[Narration] 断固とした口調に、はっとかなえがおもてをあげる。

[Narration] 杏里の顔は、まだ引き裂かれた痛みと苦しみを色濃く残していたけれど、深い愛情と理解をたたえていた。

[Anri] ボクは、無理矢理されたぐらいで、人に心は渡さない……。

[Anri] そんなことぐらいで愛さないし、憎まないよ。

[Narration] 呆然とするかなえに、杏里は微笑みかけた。

[Anri] せいぜい、怒るぐらいかな。

[Narration] 杏里とかなえがつながった所には、破瓜の血だけではない、ぬるぬると光る蜜があふれていた。

[Tenkyouin] 杏里……どうして……?

[Narration] かなえの無茶苦茶な動きからでも快楽をむさぼられるように杏里が動きをコントロールしていたことに、彼女はいまさら気がついた。

[Narration] 貫かれる痛みこそ初めてのものだったが、愛を交わしあうことなら、杏里には老獪ともいえる経験とテクニックがあったのだ。

[Anri] かなえさん、ヘタなんだもん。すごく痛かったよ……。

[Narration] すでに杏里は自分のペースを取り戻している。

[Anri] でも、こんなことがかなえさんの望みなんだったら、……いいよ。

[Tenkyouin] あ、杏里……。

[Anri] ボクをこうして、かなえさんの気がすむのなら……ボクがそれほど、かなえさんを追いつめてしまったんなら……。

[Anri] これぐらい、平気さ。

[Narration] もう天京院は言葉もなかった。

[Narration] おずおずと手を差し伸べて、杏里の胸にさわる。

[Narration] 杏里はイタズラっぽく笑った。

[Anri] どうせなら、気持ちよくなろうよ。そうじゃないと不毛だよ。

[Anri] ……ね、かなえさん?

[Narration] かなえは、ついさっきまで乱暴に扱っていた杏里の身体に、どう触れていいものかわからないらしく、請うように杏里を見た。

[Narration] 苦笑しつつ、杏里が教える。

[Anri] 少しぐらい乱暴にしても平気だよ。かなえさんが、自分がされた時に気持ちいいと思うことをしてくれれば。

[Anri] その……いまはいってるのも、ゆっくりなら動かしてもいいよ。ようやく、気持ちよくなってきたみたい。

[Narration] ちょっと照れてそう告げると、杏里の秘洞がきゅっと張り型を締めつけるのが伝わってきた。

[Tenkyouin] でも……。

[Anri] いいから。

[Anri] 最後までしようよ。……中途半端だと、気持ち悪いからさ。

[Narration] かなえはしばらく杏里を見つめ、やがて頷いた。

[Narration] ゆっくりと抽挿を再開し、同時に愛撫をはじめる。

[Anri] あ……はぁっ……。

[Narration] 一度中断されたせいで、杏里の性感は敏感になっていた。

[Narration] ゆるやかな動きがはじまると、すぐに肉体も心も高まっていく。

[Anri] かなえさん、いいっ……。

[Tenkyouin] 杏里……あたしは……。

[Narration] 杏里は何か言おうとするかなえの唇を塞いでしまった。

[Narration] そのまま舌をからめ、口腔での愛撫を加えていく。

[Tenkyouin] ん……ふぅ、んんっ……。

[Anri] んあ……はぁ……。

[Narration] とろんとしたかなえから離れ、杏里は潤んだ瞳で彼女を見つめた。

[Anri] もう、いまは言いわけも何もいらないから……このまま、イかせて。

[Tenkyouin] 杏里……。うん……。

[Narration] 室内に、ふたりの荒い息づかいとぴちゃぴちゃという水音が響く。

[Narration] 互いを愛撫する舌の音と、杏里の秘裂から滲む愛液が、いやらしい音をたてていた。

[Anri] かなえさん、ボク……ボク、もう……っ!

[Narration] ぶるぶるっ、と杏里の全身が震える。

[Tenkyouin] 杏里、見せて、あなたのイクところ……。

[Anri] あっ、はっ……やっ、あう……あっ、あっあっあっ……ああーーっ!

[Narration] 胎内のディルドーを締め上げながら、杏里が絶頂を迎える。

[Tenkyouin] 杏里……あっ、あふっ……!

[Narration] それを見届けながら、かなえも静かに達した……。

[Tenkyouin] 杏里……あたし……。

[Anri] もういいよ、かなえさん。ちょっと乱暴だったけど、ふたりで愛し合っただけ……そうでしょ?

[Narration] 戒めを解かれた杏里は、痛む手足をさすりながら、へたり込んだ天京院を励ました。

[Narration] 天京院の方は、今更ながらに自分のしたことを実感したらしく、普段からは想像もつかないほど落ち込んでいる。

[Tenkyouin] あたし……ひどいことを……。なんてことしたんだろう……。

[Anri] だからいいってば。

[Narration] あくまで軽く、杏里は一蹴した。

[Anri] そりゃあ、最初はものすごく痛くて、死ぬかと思ったんだけどね。

[Anri] 入っちゃった……と思った瞬間に、まあ初めてがかなえさんならいいか、と思ったら不思議と気分が軽くなって……。

[Tenkyouin] そんな……。

[Anri] それに、うん……。痛いのが通り抜けたら、意外とその、気持ちよかったかな?

[Narration] 杏里は、まだ何か入っているかのように下腹部を押さえた。

[Narration] じんじんとした痺れに混じって、確かに快感の余韻が残っている。

[Anri] いやじゃなかったよ。うん……これだけは、言っておきたい。

[Anri] かなえさんにされてる時、決していやじゃなかったからね。

[Tenkyouin] う……。

[Narration] 目頭を押さえる天京院の背中を、杏里は強くどやしつけた。

[Anri] やだなあ、湿っぽくなって。ボクはそういうの、昨日で終わりにしたんだから。

[Narration] 天京院が顔をあげた。

[Anri] うん、ボクは昨日で終わりにしたよ。

[Anri] かなえさんに裏切られた……って、すごくショックで、さすがのボクも落ち込んだんだけど……。

[Anri] アルマが、ちゃんとかなえさんに向き合わなくちゃダメだって、言ってくれたんだ。

[Anri] 逃げないで、ちゃんと話を聞かなくちゃいけない……って。

[Tenkyouin] そうか……アルマが……。

[Narration] まだ呆然と座り込んでいる天京院に、杏里は真面目な顔になって尋ねた。

[Anri] ねえ、かなえさん。いまさら何を聞いても驚かないけど、ひとつ教えて。

[Anri] 女の子を脅迫していたっていうのは……?

[Narration] 天京院は力無く首を振った。

[Tenkyouin] それは、あたしじゃない……。

[Tenkyouin] たまたま、あたしが犯人だと知った奴が、便乗犯を気取ったんだよ。

[Tenkyouin] あのデータは、そいつから取り上げたものだったんだ……。

[Anri] じゃあ、アレはかなえさんじゃないんだね。

[Narration] 心底ホッとした様子で、杏里は表情を輝かせた。

[Anri] それだけが気がかりだったんだ。お金が目的なんて、思いたくなかったし。

[Narration] そうしてから、ふと眉根を寄せる。

[Anri] でも、その便乗犯って誰?ボクとしては、そっちの方こそ許せないんだけどな。

[Narration] 天京院は肩をすくめた。だんだん、落ち着いて普段のノリを取り戻してきたらしい。

[Tenkyouin] どっちにしろ、あたしが自首するとき道連れにするつもりだったけどね。

[Tenkyouin] クインシー・ウェルズ……アルマのお目付役だよ。

sapphism_no_gensou/2726.txt · Last modified: 2013/06/01 22:49 (external edit)