User Tools

Site Tools


sapphism_no_gensou:2492

Place translations on the >s

[Alma] きゃあっ!?

[Narration] 杏里はアルマを背後から抱きすくめ、倒れ込むように木の根本へ座り込んだ。

[Alma] 杏里様っ……な、何をなさるんです!?

[Anri] だから、ボクの得意なものを教えてあげるんじゃないか。

[Narration] か弱いアルマの抵抗など歯牙にもかけず、杏里は自分の膝の間に彼女を固定した。

[Alma] そ、それは、まさか……。

[Narration] アルマの顔が青ざめる。

[Narration] 何も知らない箱入りだったアルマも、杏里との出会いからこっち、知識だけはそれなりに仕入れている。

[Narration] 隔離されていた自宅とは違う。その気になれば、年頃の少女が集まるこの学園では、いくらでも耳年増になれるのだ。

[Narration] もともとの知識が貧弱だったので新しい情報をすべて理解しているとは言い難いが、これから何をされるかは、おぼろげながら理解したらしい。

[Alma] い、いけません、こんな明るいうちから、不健康ですっ!

[Anri] そうかな、清々しいソレイユのもとで愛し合うなんて健康的だと思うんだけど。

[Alma] そのような問題では……あっ、ダメです!

[Narration] 杏里のたくみな指先は、アルマが気がつかないうちに彼女のズボンのボタンを外していた。

[Narration] それをあわてて抑えようとすると、今度は上着の裾に手が入り込む。

[Alma] ダメです、ダメですっ!いやっ、脱がさないでくださいっ!

[Narration] あまりに素早い行動に、アルマはパニックになっていた。

[Alma] いけません杏里様、やめてください!こんな、こんなこと、外でしてはいけないのです!

[Anri] じゃあ、更衣室の中ならいいのかな。それとも、レストハウスに戻る?

[Alma] そのような意味ではありません!こ、こんなことを外でするのは、ベテランの方でないといけないのです!

[Narration] 頓狂な説得を叫ぶ。なんとなく意味は理解したので、杏里は耳元に囁いた。

[Anri] 平気さ、ボクはベテランだもの。アルマは静かに身を任せてくれればいいんだ。

[Alma] いけません……いけません……!

[Narration] 腿のあたりまで降ろされたズボンを引き戻しながら、アルマは決死の抵抗を続ける。

[Narration] 杏里はあくまで乱暴になりすぎないよう、あわてた彼女が怪我などしないよう優しく押さえつけながらことを進めた。

[Narration] ──やがて、抵抗に疲れたアルマは肩で息をしながらぐったりした。

[Narration] それでも背中を亀のように丸めて身を守る姿に、杏里は苦笑する。

[Anri] アルマ、そんなに怖がらないで。

[Narration] アルマの胸のふくらみをそっと包む。アルマがびくっ、と反応した。

[Anri] わかる、アルマ?ボクのドキドキしてるの。

[Alma] え……。

[Narration] 杏里はアルマを抱きしめた。アルマの背中に杏里の胸が押しつけられ、早くなった鼓動が伝わる。

[Alma] あ……は、はい……。

[Anri] 愛し合うときはね、みんな不安になって、こんな風にドキドキするんだ。

[Alma] そう……なんです……か?

[Anri] そう。アルマもすごくドキドキしてるよね。

[Narration] アルマの胸は、杏里の倍は早く鼓動を打っていた。

[Narration] それは暴れて息が切れたのも原因なのだが、混乱したアルマは単純に杏里の言うとおりだと思った。

[Alma] わたしも、ドキドキしている……。

[Narration] おとなしくなったのを見て取って、杏里は押さえつけていた力をゆるめた。

[Anri] ねぇアルマ。少しだけ、ボクにまかせてみない?

[Anri] 痛かったり、不快になったりしたら、すぐ言ってくれれば、ボクはやめるよ。

[Alma] でも……。

[Anri] ボクはキミに教えてあげたいことがたくさんある。こうして愛し合うことも、そのひとつだよ。

[Alma] ええ、でも……。

[Anri] もし、キミがどうしても嫌だというのならここでやめておくよ。

[Anri] キミのぬくもりを感じてしまってやめるのは、とても辛いけどね……。

[Narration] アルマは逃げるでもなく考え込んだ。表情に、不安と迷いが交錯している。

[Narration] もし断られたなら、無理強いするつもりは杏里にはなかった。

[Narration] 時間はいくらでもあるし、そのうち彼女も自分を愛してくれる──という楽天的な思考こそ、杏里の杏里らしい考え方だったのだ。

[Alma] ……あの……。

[Narration] どれだけ、じっとしていただろう。

[Narration] もうダメかな、と半ば諦めていた杏里の耳に、アルマの呟きが聞こえた。

[Alma] わかりました……でも、やめてとお願いしたら、やめてくださいね。

[Anri] 約束するよ。

[Narration] 杏里はアルマのうなじにキスをした。

[Alma] きゃ……!

[Narration] アルマがびっくりした隙に、杏里は素早く動き出した。

[Narration] 左手を下着にすべらせ、下腹部のふくらみから、あわい茂みまで一気に侵入する。

[Alma] ああ……。

[Narration] そのまま、杏里の手のひらはアルマの大切な部分をすっぽりと包み込むかたちになった。

[Anri] 自分のを見たりする?

[Alma] えっ!?……し、しません。

[Narration] 一瞬、何のことかわからなかったのだろう。アルマは遅れて真っ赤になった。

[Anri] よくないな、自分の身体のことは知っておいた方がいい。

[Narration] 杏里の細い指が、アルマの閉ざされた亀裂をかきわけた。

[Alma] ああっ……!

[Narration] アルマの口から諦めたような声が洩れる。

[Anri] ここを触ることの意味は、もうわかるよね?

[Alma] はい……わかります。

[Anri] 気持ちいいとか、そんな風に、感じる?

[Alma] よくわかりません……恥ずかしいだけで。

[Narration] アルマはためらいながらも、杏里の恥ずかしい質問に律儀に答える。

[Narration] アルマのそこは怯えに縮こまっていて、とても快楽を感じるような準備はできていなかった。

[Narration] 精神的な抵抗がまだ強いのだろう。

[Anri] アルマみたいな子は、自分でここを触ったりはしてないと思うけど……。

[Anri] どこかに押しつけたり、シャワーのお湯を押し当てたりして、気持ちよくなったことはないかな?

[Alma] よ、よくわかりません……。

[Narration] 杏里は嘆息した。痛みを感じさせないよう穏やかな愛撫を続けているが、いっこうにアルマの様子はかわらない。

[Narration] ひたすら恥ずかしがっているばかりだ。逃げないのがせめてもの救いだが、これでは教育に燃える杏里としては立場がない。

[Anri] ちょっと強くするよ。

[Alma] え……きゃあっ!?

[Narration] 杏里の指が秘裂をかきわけ、中の肉ひだをくすぐった。更に爪先が包皮の上から真珠をはじく。

[Alma] い、痛いです、杏里様……。

[Anri] うーん……。

[Narration] どうやら、彼女の方がその気になってくれなければ進展はないようだ。

[Narration] いささか強引にすぎてムード造りを怠ったのを、杏里は今更ながら後悔した。

[Anri] 仕方ない、色々と試してみよう。

[Alma] まだ、するのですか……?

[Narration] 不安そうにアルマが訊く。

[Narration] 杏里はまず、首筋にキスをしてからアルマの胸をゆっくりと揉んだ。

[Narration] あくまで優しく、丁寧に。アルマが慣れるのを待つようにしてやる。

[Anri] かわいいよ、アルマ。

[Narration] 耳元で囁き、息を吹きかける。

[Narration] 自分の熱くなった体温を伝えるように、より身体を密着させる。

[Alma] はぁ……。

[Narration] 少しは効果があったのか、アルマが湿ったため息をついた。

[Narration] 手のひらを押し当てたままの秘部も、潤うにはほど遠かったが、熱くなりはじめている。

[Anri] 痛くはないだろう、アルマ?

[Alma] はい、痛くはないです……。

[Narration] もじもじと身を揺すりながら、アルマは居心地悪そうに答えた。

[Narration] 杏里の目が妖しく光る。

[Narration] 胸を揉んでいた指の先で、さっ、さっ、と先端をかすめてやる。

[Narration] そのたび、アルマはぴくっ、と反応したが、痛がりはしなかった。

[Narration] ただじっとしているのを厭うように、秘部に押しつけられた杏里の手から逃れようと腰を浮かす。

[Narration] 逃がさないよう、アルマの動きにあわせて自分も動く杏里。

[Narration] そんな攻防がしばらく続くうち、杏里の指先にかすかなぬめりが感じられた。

[Alma] あっ……!杏里様、お願いです、手を……!

[Anri] どうしたの?

[Alma] 手を……手をおはなしください!

[Narration] アルマの秘裂の奥から、ほんのわずか、秘蜜がにじんでいた。

[Narration] 指をたてて軽く押し込むと、ぴちゅ、という濡れた感触が伝わる。

[Narration] アルマがかっ、と頬を染めた。

[Alma] い、いけません、わたし変なのです!

[Anri] 変じゃない、普通だよ。

[Narration] フィンガーテクに絶対の自信をもつ杏里にしてみれば、逆にこうなるのが遅すぎたほどだ。

[Anri] 女の子は気持ちよくなると、ここが濡れてくるんだ……って、知ってるんでしょ?

[Alma] あ、……それは……でも、こんな……。

[Narration] 潤滑油を得て、杏里の指は俄然活発に動き出した。

[Alma] あっ、やだ……変です……!

[Narration] アルマの声にも艶っぽいものが混じり始め、杏里はホッとしていた。

[Narration] この期を逃さず一気に攻め落とそうと、自慢の指テクを加速する。

[Alma] うっ、うぅーん……。はあっ、……あっ、いや……っ!

[Anri] アルマ、抵抗しないで。そのまま身を任せるんだ……。

[Alma] ああ……こわい……。

[Anri] ボクがついてる。

[Narration] アルマの初々しい反応にすっかり気をよくして、杏里は本格的な愛撫にうつろうと、体を起こしかけた。

[Wells] お嬢様ーっ!

[Narration] びくうっ! ……とアルマが硬直した。

[Narration] 遠くから大声で叫んでいるのは、間違いなく彼女のお目付役ウェルズだった。

[Anri] なんてことだ、これからって時に……。

[Narration] 恨めしそうに杏里がぼやく。その間に、アルマはあわてて立ち上がり、乱れた衣服を整えはじめた。

[Alma] きゃあっ!

[Narration] 濡れた下着の貼り付く気持ち悪さに小さく悲鳴をあげつつ、ズボンをあげる。

[Narration] そそくさと体裁を整えたところへ、大股でウェルズが乗り込んできた。

[Wells] お嬢様、ここにいらっしゃいましたか。ずいぶんお捜ししましたよ。

[Anri] 捜さなくていいのに……。

[Wells] なにか?杏里様?

[Anri] いえ、まさか──!

[Narration] 愛想笑いを浮かべて、あわてて誤魔化す杏里。

[Narration] ウェルズはジロリと睨んで、視線をアルマに戻した。

[Wells] お嬢様、お体が弱いのですから、あまり激しい運動はよくありません。

[Alma] え、そんな……激しい運動なんて……?

[Wells] ずいぶん息を切らせていらっしゃるし、お顔も真っ赤ではございませんか。

[Alma] それは、あの……。

[Narration] しどろもどろになるアルマを怪訝そうに見て、ウェルズはふと鼻を鳴らせた。

[Wells] はて……妙な匂いが……。

[Anri] えっ、……そ、そうっ!?

[Alma] あの、夢中でゴルフをしていましたから、ちょっと汗くさいのかもしれませんわ!

[Anri] あ、そうそう、すっかり汗かいちゃって。いやーははは……。

[Wells] ………………。

[Narration] ウェルズの目つきは険しかったが、それ以上は追求してこなかった。

[Wells] とにかく、これ以上はお体に毒です。さ、戻りましょう。

[Alma] はい……。

[Narration] 素直に従いながら、アルマはちらりと杏里を見た。

[Alma] 申し訳ありません、杏里様。今日は、これで……。

[Anri] うん、そうだね。続きはまた今度にでも。

[Alma] あ……はい。

[Narration] 先ほどまで何をしていたか思い出したらしく、また赤面してアルマは頭を下げた。

[Wells] さ、お嬢様、お早く。

[Narration] そのまま、ウェルズにせかされて立ち去る。

[Narration] 何度か振り返りながら去っていくアルマに手を振りながら見送って、その姿が見えなくなると杏里はがっくり肩を落とした。

[Narration] まだアルマのぬくもりが残る指先をぺろっと舐めあげて、悔しそうにつぶやく。

[Anri] ──惜しかった!

sapphism_no_gensou/2492.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)