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sapphism_no_gensou:2461

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[Narration] 風呂からあがった杏里は、全身の水気をぬぐっただけの全裸で、どさっ、とソファに倒れ込んだ。

[Narration] ……どうも、今日の天京院の様子が気になる。

[Anri] かなえさん……やっぱり、ヘンだったな。

[Anri] まったく何の根拠もない直感だけど、女の子が脅迫されていると聞いてからずっと他の事を考えてるみたいだった。

[Anri] いや、考え事にふけるというのは、いつものことなんだけど……。

[Anri] ………………。

[Anri] そうだ……いつも、「そんなこともあるだろうね」って言うかなえさんと違って妙に驚いていたような……。

[Anri] 確かにビックリする事件だけど、でも……。

[Anri] ………………。

[Narration] 杏里は大きくため息をついた。

[Narration] なんとなく、かなえの様子がおかしいのはわかるのだが、では何がと聞かれると自分でもわからない。

[Narration] 彼女は、直感的な洞察を論理的に検証する能力にあまり恵まれていないのだった。

[Anri] ……考えるの、やめた。事件解決に関係あるなら、そのうちかなえさんが説明してくれるだろ。

[Narration] 杏里は、今日はもう寝ることにした。

sapphism_no_gensou/2461.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)