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sapphism_no_gensou:2122

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[Anne Shirley] 杏里、これを。

[Narration] アンシャーリーの差し出した黒みがかった粉末を、杏里はいくぶんうさんくさい面もちで眺めた。

[Anri] ……なんだい、これ?

[Anne Shirley] 気持ちが良くなるおクスリよ。

[Anri] やばいものじゃないだろうねぇ?

[Anne Shirley] ──?クスリはクスリよ。

[Anne Shirley] クスリには、良く効くよいおクスリと、効かないよくないおクスリしかないんだわ。

[Anri] ……それで、これは?

[Anne Shirley] よいおクスリよ。

[Anri] ………………。

[Narration] アンシャーリーからクスリを受け取ると、杏里はそれを眼前まで持っていった。

[Narration] ふと、動きを止める。

[Anri] これ、どう使うの?少しずつ吸ったりするのかな?

[Anne Shirley] 飲みやすいようにハチミツを混ぜてあるから、そのまま舐めてしまっていいわ。

[Anri] 子供の風邪薬みたいだね。

[Narration] 苦笑しながら、杏里は無造作に口の中へ放り込んだ。刺激のある独特の甘みと苦みを感じる。

[Narration] アンシャーリーはそれを見届けて、自分も同じように用意したクスリを一気にあおった。

[Anne Shirley] すぐに効いてくるわよ。

[Narration] 邪気のない顔でにっこりと笑う。

[Narration] ──数分後──

[Narration] ふたりは百花繚乱と咲き乱れる花園のまっただ中にいた。

[Anne Shirley] 杏里、すごいでしょ?ほら、一面の花畑なのよ!

[Anri] ああ、見える……ボクにも見えるよ!

[Narration] もはや杏里にも現実と幻覚の区別などまったくなかった。

[Narration] 肌には風を感じるし視界の届く限りには草原と花びらがそよいでいる。

[Narration] ふたりは生まれたままの姿でその幻想的な世界を飛んでいた。

[Anne Shirley] 来て、杏里。ここなら、誰も邪魔なんかしない。

[Anri] ああ──アンシャーリー!

[Narration] ふわふわとした感覚の中で、確かに感じるお互いの身体を抱き寄せると、ふたりは空中でからみ合った。

[Anri] どうしたんだろう、身体が熱い。全身が、敏感になっていて……。

[Anne Shirley] こすれただけで、痛いでしょう?あたしもそうよ、杏里。

[Narration] 互いの身体をまさぐり、抱きしめるだけで痛みと快感がひろがる。

[Narration] アンシャーリーは杏里の胸先から腰まで乱暴ともいえる愛撫をすすめる。

[Anri] あっ……こんな感じ、初めてだよ。

[Anne Shirley] 杏里、あたしすっかり濡れて……もういつでもいいわ……。

[Anri] ボクもだ。なんだか勝手が違うけど、あふれてしまってる。

[Anne Shirley] ほんとう?見せて、杏里。

[Anri] キミのもね、アンシャーリー。

[Narration] ふたりは互いに前後──上下だったかもしれない──を入れ換えてからみ合った。

[Anne Shirley] すごいわ……こんなになってしまうのね、杏里ったら。

[Anri] キミもさ。ほら、クリトリスがこんなに自己主張して……。

[Anne Shirley] ああっ──杏里!そこ、もっと!

[Narration] 敏感な花芯をころがされ、アンシャーリーが嬌声をあげた。

[Anri] 気持ちいいんだね?

[Anne Shirley] 良すぎる……わ。

[Anri] かわいそうなぐらい固くなって……はりつめて痛いだろう?

[Anne Shirley] ええ……ええ、杏里!あっ、だから……もっと、激しくしてもいいから!

[Anri] こんな風にかい?

[Narration] 杏里は彼女の花弁に吸い付きながら、魔性の指をすべらせた。

[Narration] 洪水のように密の湧き出てくる泉から、その後ろにすぼまる穴まで、杏里の指はすべてを逃さず愛撫を続ける。

[Anne Shirley] あっ、ううん……ダメよ杏里……そんなところまで……。

[Anri] ダメ……?どこがダメなんだろう。ここかな?

[Narration] 杏里の細い指がぐしょぐしょになった密壺をかきまぜた。

[Anne Shirley] あっ、ああーーーっ!

[Anri] それとも……こっちかな?

[Anne Shirley] いやっ、杏里……ちからが抜けてしまうわ……!

[Narration] さらに後ろの恥ずかしい部分までなぶられて、アンシャーリーは嬉しそうに悲鳴をあげた。

[Anri] どっちもダメなのかな?

[Narration] 答えはハアハアという荒い息づかいだけだった。

[Narration] その間も杏里の愛撫は休む暇なく続けられている。

[Anne Shirley] 杏里……あたしも……。

[Anri] くっ……、うわ……。

[Narration] 今度はアンシャーリーが杏里の秘唇に舌を這わせた。

[Narration] はしたない音をたてつつ、彼女からあふれ出したものを啜っていく。

[Anri] アンシャーリー……ダメだ……乱暴すぎるよ……。

[Narration] 荒い息を吐きつつ、杏里がつぶやく。しかし、アンシャーリーはより一層激しく責めたてた。

[Anne Shirley] でも気持ちいいでしょう、杏里?だって、あたしもそうだもの。

[Anne Shirley] すごく感じて、感じすぎて……少し痛いぐらい強くされないと、切なくてたまらない……!

[Anri] ううっ、あああっ……!はあっ、はあっ、は……ああっ!

[Anne Shirley] ね、杏里、あたしも。もっともっと、強く……お願い。

[Narration] 自分の悦楽に溺れそうになっていた杏里は、その言葉で引き戻された。

[Narration] 眼前で揺れるアンシャーリーの敏感な部分に指を這わせる。

[Anri] いくよ、アンシャーリー……。

[Narration] 返事を待たず、杏里は激しくそこを擦りあげた。

[Anne Shirley] うっ、うああんっ、いいよっ!

[Narration] アンシャーリーの唇から、悲鳴のような歓喜の叫びがあがった。

[Anne Shirley] もっと、苛めて……っ!あたしのクリトリスっ!

[Anri] 感じていいよ、アンシャーリー。ほら、滅茶苦茶にしてあげる……。

[Narration] 普通なら痛みしか感じないであろうほど強い愛撫を加える。

[Narration] クスリのためか、それほど乱暴な愛撫であっても、どちらの口からも喜びの声しか出なかった。

[Anne Shirley] ああ、杏里……杏里っ!もっとして、もっと──!なにしてもいいわっ!

[Anri] アンシャーリー、ボクもだよ!キミの好きなようにしてっ!

[Anne Shirley] ひっ──ううんっ、あっ、あっ、あっ……!

[Narration] 杏里の指は痛々しいほど大きくなった花芯を押しつぶし、はしたなく開いた淫唇を更に押しあける。

[Anne Shirley] 気持ちいいっ……気持ちいいよ、杏里!

[Anne Shirley] あたしもっ……、あたしも、してあげるっ!

[Narration] アンシャーリーもまた、杏里への愛撫を一瞬も休むようすはなかった。

[Narration] 先ほど杏里がしたように、後ろのすぼまりまで愛撫をのばし、こねまわす。

[Anri] はっ……はあっ、はあっ……いいよ、アンシャーリー……。

[Anne Shirley] ああ……杏里も気持ちいいのね!

[Anri] うん、すごい……こんな風になったのは初めてだよ!

[Anne Shirley] 杏里……あたし、もうっ……!

[Anri] イキそう?そうなんだね、アンシャーリー。

[Anne Shirley] うん、もう……。もう、イキそう……。

[Anri] ボクも、もうすぐ……。一緒にイける?

[Anne Shirley] うん……我慢する……だから、杏里もはやく、はやくね……!

[Anri] うん、わかった……。はっ……あ、あ、あ……!

[Narration] アンシャーリーが愛撫を早めた。

[Narration] 秘芯を爪で擦り、後ろのすぼまりに指を突きたてる。

[Anri] ああっ、アンシャーリー!それはっ……!

[Anne Shirley] イこう、杏里?一緒にイこうね?

[Anri] あっ、ああっ、うーーーっ!!!

[Anne Shirley] あっ、はあっ、あぁーーーっ!!!

[Narration] ふたりは重なり合うように絶頂の声をあげ、同時に果てた。

[Narration] ぐったりとした身体に、先ほどまでの浮遊感が消えてゆくのを感じる。

[Narration] 重力にとらわれて落ちていく感覚を覚えながら、ふたりの意識は暗闇に吸い込まれていった……。

[Narration] 目を覚ますと、すでに身繕いを整えたアンシャーリーが杏里の寝顔をのぞき込んでいた。

[Anri] ……やあ、アンシャーリー。ボク、そんなに長く寝てたかな?

[Anne Shirley] ううん、十五分ぐらい。

[Narration] 杏里は身を起こすと、自分もまた衣服を身につけているのを見て眉をひそめた。

[Anri] ……あれ?

[Anne Shirley] どうしたの、杏里?

[Anri] アンシャーリー、ボクら……したよね、さっき?

[Anne Shirley] ええ──あたしは覚えてるし、杏里だってそうでしょう?

[Anri] うん……そうなんだけど……。

[Narration] それにしては、じっとり汗ばんではいるけれど、あの狂態の後らしきものはどこにも発見できない。

[Anri] どこまでが現実で、どこからが夢だったんだろう……?

[Anne Shirley] 良いおクスリは、そういう境目を見せないのよ。

[Anri] そうなの?

[Anne Shirley] ええ!

[Narration] 杏里はなにやら納得のいかない顔をしていたが、すぐに気持ちを切り替えた。

[Narration] 彼女にはまだまだやるべき事があったのだ。

[Anri] ありがとう、アンシャーリー。それじゃあ、ボクは行くよ。

[Anne Shirley] じゃあね、杏里。

[Narration] 見送る笑顔はまぶしくて、とてもさっきの痴態を感じさせるものではなかった。

sapphism_no_gensou/2122.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)