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okujou_no_yurirei-san:3072

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「キュウセイ・ラジ・オ~」

わたしたち三人の息のあったタイトルコールで始まる、いつものお昼の放送。

でも、今日のわたしはちょっとちがう、ひと味ちがう。

一木羽美

みなさん、こんにちは。今日のキュウセイラジオは、夏休み前テストがあったため、一日ずれて、木曜日にお届けしております。

双野沙紗

え、あれ?

一木羽美

みなさん、テストはどうでしたか? いよいよ夏休みも目前に迫ってますね。沙紗さんは、なにか夏休みの予定、立ててますか?

双野沙紗

え、え? 別に、特に立ててないけど……。

一木羽美

あら、それはいけませんね、沙紗さん。学生の本分は勉強ですけど、ちゃんと遊ぶこともしないと。

一木羽美

みなさんも夏休みを、勉強と遊び、両方で満喫してくださいね。

双野沙紗

あ、あー、そうですねー。それじゃ、今日の1曲目、行こう。

一木羽美

え? あら、曲はまだじゃ……。

双野沙紗

いいから、音七、曲出して!

三山音七

オーライ~。

え、なんで? ほんとに曲、始まっちゃった。進行表だったら、もうちょっとトークが続くはずでしょ? 今日のコーナーの紹介とか!

一木羽美

えー、ちょっとなんでいきなり進行変えるの!? ……じゃなくて、変えてしまうんですか?

双野沙紗

いや、なんでじゃないだろ。というか、なんだよ、羽美、それは。

一木羽美

あら、なにかしら?

双野沙紗

そのキモいしゃべり方だよ!

ちょっと、キモいって……。傷つくなぁ。

一木羽美

な、なんのことかしら? わたし、いつも通りですわよ?

双野沙紗

いや、全然、いつも通りじゃないだろ。なんのネタだよ、それ。

一木羽美

失礼ですわね、わ、わたしだってたまには、こんなふうにおしとやかな日もありましてよ。

双野沙紗

それ、おしとやかとかじゃないだろ。なんだよもう、キモいんだからやめてくれって。

双野沙紗

音七、ちょっと、この羽美、なんとかしてよ。

三山音七

ん~……。

あ、音七まで、こっちのブースに来てる。ちょ、ちょっとそんなに、わたしがおしとやかにしてるの、変?

三山音七

ああ、これかな。

双野沙紗

なに? さっきまで羽美が読んでた雑誌じゃん。

三山音七

ここんとこ、読んでみな、沙紗。

双野沙紗

ん? 『あなたの長所をエグリ出す ダメ出し性格診断?』

三山音七

そそ。

うわ、ウソ、なんでわたしの読んでたとこがわかるの!? ……ページ開いて置いてたからか。

双野沙紗

これがどうしたってんだ?

三山音七

羽美が、どこにたどり着いたか、予想してみようか。まず~、ここはイエスでしょ。でもって、ここはノーに進んだんじゃないかな~。

双野沙紗

ああ、なるほど。羽美っぽい。

一木羽美

え、ちょ、ちょっと!?

三山音七

……で、ここはこっちを選んだんじゃないの?そうすると……、結果はここ?

双野沙紗

えーと……、「あなたはとても元気で、まわりを明るい雰囲気にできる人です。でも、ムダに明るくて、時には周囲の人のお肌のくすみまで照らし出してしまうかも」

双野沙紗

「そんなあなたの明るさは、けっこうまわりからウザがられているかも。気を付けましょう」

双野沙紗

………………。

一木羽美

ウソ、なんでわかっちゃうの!?

ほんと、音七って時々、鋭すぎる! というか、わたしの性格診断なのに! なんで音七に完全に読まれちゃうわけ!?

一木羽美

え、えっと……、そのぉ……。

双野沙紗

ここに書いてあること気にして、あんなキモい態度、とってたのか。

一木羽美

だから、キモいって言わないでよ。その、ちょっとおしとやかにしてみせて? ウザいなんて思われたくないっていうか?

一木羽美

わたしの魅力って、明るいだけじゃないんだよーって、証明してみたくなっちゃって……。

双野沙紗

はぁ、バーカ、羽美がウザいなんて今さらだろ。

三山音七

そうそう。ムダに明るいのだってね~。

一木羽美

だ、だから、そういうの気にしてるんだってば!

双野沙紗

今さら気にしてどうすんだよ。気にした結果がそのおしとやかじゃ、そっちの方がヒく。

三山音七

羽美のはもう、改めようとして改まるもんじゃないしね~。

うう、なんか二人ともひどい……。わたしがこんなに、努力してるのに……。

一木羽美

そ、そんなことないもん。わたしだって、がんばればウザくないようにできるんだから……。

双野沙紗

あーもう、めんどくさいなぁ。

三山音七

沙紗、ちょっと、耳貸して。

双野沙紗

え? な、なんだよ。……はぁ? な、なんであたしがそんなこと……!

え、なに? 音七、沙紗となに、内緒話してるの? ちょっと、わたしだけのけ者にしないでよ。それに、沙紗と内緒話、いいなぁ。

三山音七

でないと、羽美、このまんまだよ。

双野沙紗

わ、わかったよ……。あ、あのさ、羽美。

一木羽美

え、な、なに? じゃない、なにかしら?

双野沙紗

あ、あたしは、い、いつも通りの羽美の方が、かわいいと思うんだけど!

一木羽美

え……、え!? そ、そう?

か、かわいい? ほんと、沙紗。いつも通りの方がいいの?

一木羽美

そう、かな? じゃ、じゃあ、仕方ないかな~。

双野沙紗

あ、ああ。ほら、そろそろ曲終わるぞ!

一木羽美

うん!

そっか、なんだ、二人とも、別にわたしのこと、ウザいと思ってなかったんだ!

あれ? ウザくてもいいって言ってたんだっけ? まぁ、どっちでもいいか! いつも通りでいいって言ってくれたんだし!

いつも通りのわたしを受け入れてくれる友達って、最高! そのままのわたしがかわいいって言ってくれる恋人って最高!

わたし、すごい恵まれてない!? もう、この後の放送も、絶好調で進められそう!

一木羽美

はい、それじゃ曲も終わって、本日、最初のコーにゃーです!

双野沙紗

……戻ったとたんに噛んでんじゃねぇよ。

あ、あれぇ!?

grpo

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okujou_no_yurirei-san/3072.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)