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okujou_no_yurirei-san:2002

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あの出会いの次の日から、わたしはそれまでよりずっと積極的に、校内を歩き回るようになった。

もちろん、目的は、相原先輩を捜すため!

さすがに、一年生の分際で、三年生の教室がある奥校舎まで行くことは、そうそうできないけど……。

昼休みや、放課後とかに、わたしは校内を歩き回った。

そして、わたしの意気込みはけっこう簡単に報われることになったんだけど……。

なんでかっていうと、それはただ単に、わたし以上に、相原先輩が校内のあちこちを歩き回っているからだった。

それも必ず、誰かからの用事をこなすために。

すぐに先輩を見つけられたのはいいけど、忙しそうにしている先輩を見てしまうと、お礼のために声をかけるのもなんかためらわれる。

それ以上に、先輩の姿を見つけると、なんでか胸がドキドキしだして止まらなくなって、なんだか顔まで赤くなって。

声をかけるどころか、その場から走って逃げ出したくなってしまって。

そんなことをしているうちに、わたしはどんどん、先輩のすごいところを知ってしまうことになって。

相原先輩の名前は、あの日、教えてもらった。相原美紀先輩。素敵な名前。

三年生なのは、知っている。クラスまでは教えてもらわなかったけど。でも、それはすぐにわかった。

もう、とにかく、先輩は有名な人だったんだ。

整美委員会の副委員長。整美委員会っていうのは、学校の美化につとめ、用具や設備の保全をする委員会らしい。つまり、何でも屋なんだそうだ。

相原先輩はその委員会の中でも特に有名で、誰からの用事も引き受けててきぱきと片付けちゃうことから、『城女の聖女』なんて異名まであるらしい。

聖女だって、すごい! 確かにあの日も、先輩はいろんな人から、大きなことから小さなことまで、いろいろ頼まれていた。

それをいちいち、めんどうくさがりもしないで、その場ですませたり、メモをとったりして引き受けていた。

きっと、わたしと別れた後も、いろいろお仕事していたんだろうな……。

そんなことを、先輩を捜して校内を歩き回っているうちに、聞いてしまった。

まだ入学してから何日もたってない、わたしと同じ一年生のクラスメイトにも、すでに名前が広まってきているくらい。

はぁ……、先輩ってすごい人だったんだ……。

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okujou_no_yurirei-san/2002.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)