User Tools

Site Tools


limit_panic:koroshiai3a-1
3day/殺し合い3A-1.ks
Lines: 64
Place translations on the >s


昼の様子を見ている限り、
>

どちらもまともに私の話を聞いてくれるとは思えないけれど……。
>

[Mana]
「けど、このままじゃホントに……」
>

胡桃か鏡香、
>

どちらかが傷つき倒れるまで、
>

きっと二人は――。
>

[Mana]
「それだけは嫌。
>

それだけは、させません」
>

私を取り合って妹と親友が傷つくなんて、今時恋愛小説でもあるまいし、
>

笑話にもならない。
>

[Mana]
「鏡香ならきっと――」
>

[Kyouka]
「分からないわ」
>

分かって、くれると――。
>

[Kyouka]
「どうして私がまなを
>

諦めないといけないのかしら?」
>

鏡香なら、きっと――。
>

[Kyouka]
「そもそも、
>

あの小娘がいなくなれば、
>

そんな悩みも全てなくなるじゃない」
>

分かってくれると、思ったのに。
>

[Kyouka]
「まなったら、
>

そんなツマラナイことを
>

わざわざ私に伝えにきたのかしら?」
>

[Mana]
「つまらなくなんかないっ!」
>

[Kyouka]
「はぁ……本気だったの?
>

かんべんしてよ、まな」
>

[Mana]
「なっ! 鏡香っ!」
>

鏡香のあまりの態度に、
>

さすがにカチンときました。
>

[Mana]
「私は!
>

あなたと胡桃のことを大切に想って!」
>

[Kyouka]
「まな、あなた勘違いしてるわよ。
>

私達はね、
>

まなに大切に想われたいんじゃないの」
>

[Mana]
「――え?
>

そ、それって、どういう……」
>

じり、と鏡香が近づいてくる。
>

[Kyouka]
「私達はね、あなたが欲しいの。
>

まな。あなたの、全部が欲しいの」
>

――ゾクリ。
>

[Kyouka]
「1か0なのよ。
>

だからお互いに傷つこうとも、
>

たとえ命を落とそうともかまわない」
>

[Kyouka]
「そう、たとえ――」
>

おかしいよ、
>

そんなのおかしいよ、鏡香!
>

[Kyouka]
「あなたを殺してでも……
>

まなの全部が欲しいの!」
>

[Mana]
「やっ……きょ……かっ……!」
>

首にかかった鏡香の腕を振り払おうともがいてみても、びくともしない。
>

[Kyouka]
「フフ、手段も過程もどうでもいいの。
>

まなが私の物になる、
>

その結果さえあれば、私が傷つこうと、他人が傷つこうとかまわない」
>

おかしいよ。
>

そんなの、おかしい……。
>

[Kyouka]
「悔しいかしら?
>

けれどまなにはどうすることも
>

できないの。可哀想なまな。
>

せめて静かに意識を閉じなさい」
>

もう、視界が……。
>

私は、鏡香を救えなかったの?
>

[Kyouka]
「おやすみなさいまな。
>

次に目覚めた時、あなたは私の従順な愛玩具になっているでしょう」
>

私は、誰も……。
>
limit_panic/koroshiai3a-1.txt · Last modified: 2018/05/22 17:15 (external edit)