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limit_panic:event3a
3day/イベント3A.ks
Lines: 315
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[Kurumi]
「お姉ちゃん……?」
>

[Kurumi]
「寝てる……よね?
>

ベッドにお邪魔しても、
>

いい……よね」
>

ぎしぃ。ぎしぃ。
>

[Kurumi]
「お姉ちゃんの寝顔だ。
>

フフフッ、かーいいなぁ……」
>

ぎしっ……。
>

[Kurumi]
「さっきは……ごめんね。
>

胡桃、お姉ちゃんをケガさせるつもり
>

なんてなかったのに……」
>

[Kurumi]
「あのメイドが、邪魔するから……。
>

お姉ちゃんの綺麗な肌、
>

傷つけちゃったね……。
>

ごめんね」
>

[Kurumi]
「髪さらさらだし、
>

肌もキレイだし……。
>

姉妹なのにどうしてこんなに違うんだろ……むぅ」
>

[Kurumi]
「唇だって……ぷっくりしてて、
>

……おいし、そう、だな」
>

[Kurumi]
「ちょっとくらいなら……
>

黙ってキスしちゃってもいいよね?」
>

[Kurumi]
「ん……」
>

[Kurumi]
「ひゃぅあっ!?」
>

[Kurumi]
「な、なんだ……。
>

携帯電話のアラーム機能か。
>

びっくりしたなぁ、もぉ」
>

[Mana]
「んぅ……」
>

[Kurumi]
「――っ!」
>

[Mana]
「ん……すぅ……すぅ……」
>

[Kurumi]
「あぶなかった……かも。
>

もう少しでキスしようとしてるところ見られて……って胡桃なにやってるんだろ」
>

[Mana]
「すぅ……すぅ……」
>

[Kurumi]
「お姉ちゃんが、悪いんだよ?
>

胡桃はこんなに胸が苦しいのに、
>

お姉ちゃんったら全然……!」
>

[Kurumi]
「ずるいよ……不公平だよ。
>

なんでアイツはお姉ちゃんの友達で
>

胡桃だけお姉ちゃんの『妹』なの?
>

そんなの……イヤだよ……」
>

[Kurumi]
「はぁっ、はぁっ……。
>

だ、ダメ……。
>

胡桃、我慢できない、かも……。
>

もうキス、しちゃうから、ね?」
>

[Kurumi]
「お姉ちゃん……。
>

はむっ……ん……」
>

[Mana]
「ん……ぅん……」
>

[Kurumi]
「はぁ……はぁ……。
>

しちゃった……。
>

お姉ちゃん、起きちゃった?」
>

[Mana]
「んむぅ……すぅ……」
>

[Kurumi]
「まだ、寝てるの?
>

胡桃のキスじゃ目が覚めないの?
>

昔は、胡桃が起こしに行けば
>

すぐ起きてくれてたのに……」
>

[Kurumi]
「もう、胡桃のことなんて、
>

どうでもいいんだ、お姉ちゃんは。
>

そうなんだ。
>

胡桃なんかより……あの女の方がっ!」
>

ぎしっ。
>

ぎしっ。
>

ん――?
>

だれか……きた?
>

あれ?
>

なんだか、口元が……。
>

[Mana]
「んっ……んむぅ……」
>

私――キス、されてる?
>

だって、唇に、これって……。
>

唇の感覚です。
>

[Kurumi]
「お姉ちゃん……お姉ちゃんっ!」
>

[Mana]
「ぅんぐっ!」
>

[Mana]
「がっ……はっ……!」
>

[Kurumi]
「あはっ!
>

お姉ちゃんようやくお目覚め?
>

遅いよ、いつもいつも。
>

いつもいつもいつもいつもいつも!」
>

息がっ、できない!?
>

[Kurumi]
「お姉ちゃん苦しい?
>

苦しいよねぇ。
>

寝顔もかわいかったけど、もだえ苦しむお姉ちゃんの顔もステキよ?」
>

な――なんで?
>

なんで胡桃が!?
>

[Kurumi]
「あははっ。
>

パニくってるよね?
>

怖い? ねぇお姉ちゃん怖い?
>

だって息できないもんね?」
>

[Mana]
「うっ……」
>

[Kurumi]
「死んじゃいそう?
>

でもまだダーメ。
>

胡桃にお願いして?
>

殺さないでくださいって、きゃは!」
>

[Mana]
「や……え……てっ」 
>

[Kurumi]
「んー? ちゃんと言ってくれなきゃ聞こえないよ?」
>

[Mana]
「やめ……てっ」
>

[Kurumi]
「ちがうでしょ?
>

やめてください、お願いします。
>

はいっ」
>

[Mana]
「も……やめ……。
>

おね……が……い、じま……」
>

[Kurumi]
「きゃははっ!
>

お姉ちゃん情けなーい!
>

妹にお願いしちゃってるんだー!
>

でも、だぁめ。フフフッ」
>

[Mana]
「がっ……おぇ……」
>

[Kurumi]
「あぁもぉ、お姉ちゃんよだれが垂れちゃってるじゃない。
>

胡桃がぁ、なめてあ・げ・る。
>

んぅ~」
>

[Mana]
「かはっ!
>

ぜぇっ、はぁっ、はぁっ!」
>

胡桃の体が動いたことで、
>

絞められていた手が外れた。
>

ここぞとばかりに息を吸ったせいか、
>

呼吸が逆に整わない。
>

[Kurumi]
「あれ?
>

手離してあげたのに、逃げないの?
>

お姉ちゃん?」
>

そうだった。
>

逃げ、ないと。
>

[Mana]
「はぁっ、はぁ……んっ!」
>

ひどい目まいで、
>

ベッドから起き上がることも
>

ままなりません。
>

[Kurumi]
「きゃははっ!
>

ぶざまだねぇ、お姉ちゃん?
>

妹に馬乗りになられて起き上がれないなんて。きゃはははっ!」
>

[Mana]
「くっ!」
>

ありったけの力を両腕にこめて、
>

やっと上体が浮き――
>

[Kurumi]
「逃がさないけどね!」
>

[Mana]
「ぁがぅっ!?」
>

再び首をつかまれ
>

ベッドに抑え込まれてしまう。
>

[Kurumi]
「さぁ、今度はどこまで耐えて――」
>

[Mana]
「やめ……て。
>

も……ゆる……して……」
>

[Kurumi]
「っ!?
>

な、なに泣いてるのよ!?」
>

一瞬胡桃の力が弱まる。
>

[Mana]
「かはっ! はぁ、はぁ。
>

胡桃……もぅ……許して……」
>

[Kurumi]
「く、胡桃は……。
>

お姉ちゃんを……」
>

[Mana]
「もぅ……やだよ。
>

ひどいこと、しないで……」
>

[Kurumi]
「く、胡桃は、胡桃はっ!
>

違う! こんなことっ!
>

これじゃアイツと……」
>

[Mana]
「くる、み?」
>

[Kurumi]
「うわああああぁぁぁぁ!?」
>

[Mana]
「はぁ、はぁ……。
>

助かりました、けど」
>

けれど、胡桃が。
>

ちらりと時計を見る。
>

[Mana]
「もう、シンデレラリミットは、
>

終わってるハズなのに……」
>

今まではいくら無茶をしたとしても、
>

シンデレラリミット、
>

真夜中0時までだったのに……。
>

[Mana]
「……追いかけないと」
>

胡桃を見失い、
>

別荘を走り回っていると、
>

[Mana]
「はぁ……はぁ……鏡香」
>

[Kyouka]
「あら。息があらいけれど、
>

どうかしたのかしら、まな?」
>

井上さんが教えてくれた、
>

鏡香の過去。
>

私が鏡香にとって唯一、
>

ありのままに接することの
>

できる相手だった。
>

私だって、鏡香が私に寄せる好意が、
>

普通のそれと違うことくらい、
>

薄々気づいていた。
>

けれど……。
>

[Mana]
「胡桃も……そうだったのかな」
>

ノドをなでると、
>

まださっきの違和感が残っている。
>

[Kyouka]
「本当にどうしたの、まな?」
>

[Mana]
「あ、ううん。
>

ちょっと、く――」
>

言いかけて口をふさぎました。
>

鏡香の前で胡桃の名前は出さない方がいいはずです。
>

下手をすればさっきのようなことに
>

なりかねません。
>

[Kyouka]
「ちょっと、どうしたのかしら?
>

こんな場所で、それも一人で」
>

いつの間にか、すぐ近くに鏡香が立っていた。
>

考え事をしていたせいか、
>

全く気付きませんでした。
>

[Kyouka]
「あら?
>

まな、この首に残ってるアザ、
>

なにかしら?」
>

[Mana]
「あ――っ」
>

いけない。
>

鏡香に感づかれたら、
>

また胡桃と……殺し合ってしまう。
>

[Kyouka]
「誰かに絞められたような。
>

そんな跡に見えるけれど」
>

[Mana]
「ちっ、違うの!
>

これはその……」
>

[Kyouka]
「あの害虫がまさか
>

そんな行動に出るとは、
>

思いませんでしたわ」
>

あぅ、バレちゃいますか、やっぱり。
>

[Kyouka]
「私のまなに傷をつけて……。
>

ただでは済ませませんわ。
>

腹立たしい!」
>

[Mana]
「ちょ、ちょっと鏡香!
>

お願いだから、もう――」
>

[Kyouka]
「そうね。そうだわ。
>

あははっ、
>

どうして気付かなかったんでしょう?」
>

[Mana]
「え? 鏡香?」
>

[Kyouka]
「あんな害虫に
>

まなを壊されるくらいなら、
>

私がこの手で
>

殺してしまえばいいんでした」
>

[Mana]
「――え?」
>

なに言ってるの?
>

鏡香、おかしいよ?
>

なんで、みんな、
>

そんな簡単に殺すとか、壊すとか。
>

[Mana]
「なんなの!?
>

どうしてそこまでするの!?」
>

[Kyouka]
「本当は傷一つ付けたくない
>

のだけれど、仕方ないわね。
>

傷は後でいくらでも補修できるから
>

安心してね、まな」
>

[Mana]
「――っ!?」
>

時計の音と同時に一変する鏡香の表情。
>

シンデレラリミットは、
>

とうの昔に終わっているのに!?
>

目が完全にすわっている。
>

私をおもちゃとしてしか見ていない。
>

[Kyouka]
「はぁ、良い顔よまなぁ。
>

もっと良い表情を良い声を
>

私にちょうだい!」
>

早く逃げないと!
>

けれど、どこに!?
>

慌てて周囲を見渡すも、
>

井上さんも胡桃もいるはずがない。
>

[Kyouka]
「そぉれ!」
>

[Mana]
「っく!」
>

まるで猫がじゃれついてくるように
>

飛びかかってくる鏡香。
>

もっとも、捕まったが最後。
>

じゃれる程度で許されるはずもない。
>

[Mana]
「おかしいよ! 鏡香おかしいよ!」
>

[Kyouka]
「ウフフッ、逃げないでよぉ、まぁなぁ。
>

私もう、がまんできないんだからぁ」
>

[Kyouka]
「まなの表情、声、髪の毛、吐息、
>

ぜぇんぶ、私だけのモノ。
>

ヒヒ、ヒヒヒヒヒッ」
>

ゆらゆらと近づいてくる鏡香。
>

[Mana]
「どうしよっ、どうしよっ!?」
>

とにかく、
>

こんなに見通しの良い中庭だと危険。
>

別荘の中へ逃げ込まないと!
>

[Mana]
「はぁっ、はぁっ!」
>

[Kyouka]
「逃げないでよぉ、まぁなぁ。
>

ヒヒ、怖い? 私が、コワイの?
>

フフフフッ」
>

[Mana]
「来ないでぇっ!」
>

とっさに周りにあった物を鏡香めがけて投げつける。
>

[Kyouka]
「いっつ!?」
>

[Mana]
「っ!?」
>

落とした何かが割れ、
>

破片で鏡香が手を切ったらしい。
>

[Mana]
「ご、ごめん」
>

追われていることを忘れて、
>

とっさに謝ってしまっていました。
>

[Kyouka]
「あぁ……イイわよ、まな。
>

このキズはアナタが私につけた傷。
>

はぁ……」
>

悦に入った鏡香と視線が重なる。
>

[Mana]
「――ひっ」
>

[Kyouka]
「こぉんなにドクドクして、気持ちぃ……」
>

ダメだ。
>

にげないと。
>

もう目の前の相手は話が通じるようなモノじゃない。
>

[Mana]
「うわぁぁっ!」
>

背を向けて全力でかけだす。
>

方向も向かう先も知らない。
>

一刻も早く、
>

ここから遠ざからないといけない!
>

[Kyouka]
「あっはっははははは!
>

――逃がさないんだから」
>

[Kyouka]
「とおせんぼー」
>

[Mana]
「ひぃっ!?」
>

ドアと私の間に割ってきた鏡香。
>

まさか、頭上を飛び越えて、きた?
>

[Kyouka]
「ほぉら、見てぇ、まなぁ。
>

アナタにつけられた傷。
>

こんなに、血が出て……ドクドクしてる」
>

[Mana]
「ちょ、ちょっとやめて!
>

鏡香っ! 痛っ!」
>

鏡香の爪が腕に食い込む。
>

細身からは想像も出来ない力。
>

このままじゃ……。
>

[Kyouka]
「まなの血も見せて。
>

あはっ、私と同じ色してる!
>

真っ赤でキレイ……」
>

[Mana]
「やだってば!!」
>

[Kyouka]
「!?」
>

鏡香をつき飛ばすようにして、
>

ようやく逃れたけれど。
>

[Kyouka]
「……私を拒み、
>

あの女を選ぶのね? あはっ!
>

今度こそ殺されちゃうかも?」
>

[Mana]
「う……」
>

深層心理にうったえかけるような
>

鏡香の視線からは、
>

どうあっても逃れられず、
>

[Mana]
「っ!」
>

その場から逃げ出すことしか
>

できませんでした。
>
limit_panic/event3a.txt · Last modified: 2014/05/25 12:55 (external edit)