User Tools

Site Tools


limit_panic:event1a-1
1day/イベント1A-1.ks
Lines: 78
Place translations on the >s


ここは姉として、
>

しっかりと叱っておかねばなりませんな!
>

[Mana]
「とはいえ、
>

なんて言って叱ればいいのやら」
>

私ってば、
>

人を叱ったりするの苦手だからなー
>

胡桃をまともに叱ったこともないかも。
>

[Mana]
「いやいやいや!
>

今日こそはきっちりと……
>

えーと、なんだっけ?」
>

補導……じゃなくて、
>

愛のムチ……でもなくて、えーと。
>

[Mana]
「そう! 
>

教育的指導!
>

というやつをですね!」
>

……ん?
>

[Mana]
「えと、
>

きょーいくてきしどうって、
>

どう、すればいいんだろ……」
>

ダメダメじゃん、私。
>

うあーっ、こんなんじゃ姉失格です!
>

[Mana]
「とっ、とにかく!
>

『一人で寝る努力をしましょう!
>

いつまでも甘えていてはいけませんよ!』
>

っと」
>

うわ。なんだか小学生の通信簿にあるコメント欄みたい。
>

とはいえ、それ以上いい文句も
>

おもいつかなかったので、
>

ピピピッ、と送信。
>

[Mana]
「さっきのケンカ……のこともあるし、
>

ちょっと強めのお灸をすえないと、ね」
>

ここは心を鬼にして!
>

お姉ちゃんだって怒ってるんです!
>

胡桃のためを思ってですね、
>

う、うーむ、むむむ。
>

[Mana]
「ちょ、ちょっと冷たかったかな。
>

ごめんねのメール送っておこ……」
>

大抵こういう文面のメールは、
>

送った後に言い過ぎたかなぁと
>

後悔し始めるのが私の性格なのです。
>

[Mana]
「あ、返事来ちゃった」
>

釈明文を入力途中で受信画面に。
>

送り主は当然、胡桃から。
>

[Mail]
『FROM:くるみ SUB:Re:無題
>

 ――――――――――――――――
>

今、部屋のドアの前』
>

[Mana]
「――え?」
>

部屋のドアの前、って、私の?
>

[Mana]
「……胡桃?
>

いるの?」
>

……………………。
>

……………………。
>

ドア越しに声をかけてみるも、
>

返事はない。
>

けれど、誰か人がいるような、
>

そんな気配は確かにある。
>

[Mana]
「そ、そんな、拗ねなくてもいいじゃない?
>

一人で寝れるようにならないと、
>

鏡香に笑われちゃうわよ?」
>

……………………。
>

……………………。
>

[Mana]
「ね、ねぇ?
>

胡桃ってば」
>

返事もしなければ、物音も立てない。
>

まして泣いているような音も
>

聞こえないし……。
>

[Mana]
「胡桃?
>

そこにいるんでしょう?」
>

なんだか気味が悪くなって、
>

少し大きめの声で呼びかけてみる。
>

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ。
>

[Mana]
「っ!?」
>

ポケットにしまった携帯が震えていた。
>

[Mail]
『FROM:くるみ SUB:Re:無題
>

 ――――――――――――――――
>

イマ、おネエちゃんのウシロ』
>

[Mana]
「え――――」
>

ザクリ。
>
limit_panic/event1a-1.txt · Last modified: 2014/05/25 12:55 (external edit)