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atelier_no_koibito_tachi:s018
;//S018「母子共々、血は争えない……」
#savetitle 母子共々、血は争えない……


;**アトリエ
#bg bg29a
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;♂MP18
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#mes on
#system on


激しいエッチの後、私たちはお互い寄り添うようにくっついていた。
さっきまでの余韻に浸って、二人とも無口だった。
校内に人も少ないせいか、世界の全てがシンとしているような錯覚さえしてしまう。


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#voice miya_1105
【Miya】「ね、璃紗……そろそろ、聞いてもいいかしら?」
美夜が静かに、ちょっと聞きづらそうに口を開いた。
おそらく私とママのこと、聞きたいのよね。
帰ってきて、すぐにエッチしちゃったから、美夜は何も知らない。
おかしなことになってないのは、わかっていると思うけど……
それでもこういうこと、美夜でも聞きづらいのね。


#cg 1 tmi01s 200 0
#cg 2 tri01s 600 0
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#voice risa_1286
【Risa】「ママとのことよね……うん、聞いて」
私はなるべく淡々と、今日の出来事を語り始めた。


#cg 2 tri08s 600 0
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#voice risa_1287
【Risa】「私がカフェに着くと、ママたちはもう先にきていたのよ」
ママの隣りに座っていた人……最初はよく見えなかったけど、とりあえず挨拶をした。
#voice risa_1288
【Risa】「それでね、座って相手の顔を見た時……私、あっけに取られてしまったわ」


#cg 1 tmi03s 200 0
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#voice miya_1106
【Miya】「そんなに吃驚するような顔をしていたの、お相手の方は?」
#voice risa_1289
【Risa】「大きな声で『えっ!?』って叫んでしまったわ」
#voice miya_1107
【Miya】「そ、そんなにすごかったのね、プロレスラー並のマッチョさんとか……」
美夜も動揺しているみたい。
#voice risa_1290
【Risa】「実はね、その相手というのが……」


#cg 1 tmi08s 200 0
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#voice miya_1108
【Miya】「………………」
美夜がすごく真剣な眼差しで私を見つめるから、私も真面目に話してきたけど。
もうダメ、限界だった。


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#voice risa_1291
【Risa】「ぷっ……くすくすくすっ」


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#voice miya_1109
【Miya】「り、璃紗!?」
耐え切れずに吹き出した私に、美夜が目を丸くする。
#voice risa_1292
【Risa】「だって、ママの再婚相手って……綺麗な女の人、だったのよ」
#voice miya_1110
【Miya】「えええっ!?」
クールな美夜が、声を上げて驚いていた。
これってもしかして、激レアな表情なんじゃないかしら。


#cg 1 tmi03s 200 0
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#voice miya_1111
【Miya】「璃紗の、お母様って……」
#voice risa_1293
【Risa】「ふふっ……私たちと同じよね。相手の人はママの、女子校時代の親友だったんですって」
ママもミカ女出身だから、もちろん相手も同じ、元ミカ女の学生。
#voice miya_1112
【Miya】「それじゃ、昔からのお知り合いで……」


#cg 2 tri01s 600 0
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#voice risa_1294
【Risa】「そうなのよ。実はその頃から好きだったんだけど、気持ちは言えずじまいで……諦めたんだって」
#voice risa_1295
【Risa】「ママの中ではもう、思い出になりつつあったんだけどね」
でも昨年、偶然に再会して。
離婚していたママは、封じ込めていた昔の想いが甦ってきて……こういうのを、焼け木杭に火がついた、っていうのかしら。
#voice risa_1296
【Risa】「一緒に飲みに行った時にね、勢い余って告白したんだって。そうしたら……」
#voice miya_1113
【Miya】「……うまく、いったの?」
#voice risa_1297
【Risa】「そうなのよ。実は相手の方も学生の時、ママのことが気になっていたんですって。二人はずっと、両思いだったのね」


#cg 1 tmi01s 200 0
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#voice miya_1114
【Miya】「そう、だったの……」
私もつい、思ってしまったわ。
親子、血は争えないなぁ……って。
#voice risa_1298
【Risa】「その後も、話し合いは続いたわ。最初は吃驚したけど、ママの告白自体はそんなに驚くことじゃなかったし」
美夜とこうなる前だったら、それを素直に聞けたかどうかは、わからない。
今はママの気持ちが、とても良くわかるから……人を好きになる、相手を大事だと思うことが。
#voice risa_1299
【Risa】「それでね、二人の交際も認めてきたわ」
#voice miya_1115
【Miya】「お母様、とても喜んでいたでしょう?」


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#voice risa_1300
【Risa】「ええ。カフェなのに、娘の私が恥ずかしくなるくらい、はしゃいでいたわ」
ママの喜ぶ顔を見ているうちに、ちゃんと話し合って良かったと思った。
話し合いに行くと決めた時から、交際は認めるつもりだったけれど。
ママの相手を見て、その気持ちは更に強くなっていた。
だって……ね。
#voice risa_1301
【Risa】「うふふっ\001」
ママのお相手の人……なんとなく、美夜に似ていたんだもの。
美夜が大人になったら、あんな感じになるんじゃないかなって……少しだけドキドキしちゃった\001
#voice miya_1116
【Miya】「何はともあれ、安心したわ」


#cg 2 tri01s 600 0
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#voice risa_1302
【Risa】「美夜には心配かけたけど、これでもう一件落着かしら……あっ」


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#voice miya_1117
【Miya】「ん、どうしたの?」


#cg 2 tri03s 600 0
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#voice risa_1303
【Risa】「ひょっとすると私、ママが二人になる……の?」
苦笑する私に、同じく美夜も苦笑しながら。


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#voice miya_1118
【Miya】「わたくしもいつかお二人に、ご挨拶に行かないとね」
なんて言い出した。
ママ、美夜を見たら果たして、なんて言うかしら?


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#voice risa_1304
【Risa】「美夜がとっても美人だから、驚くかもしれないわね」


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#voice miya_1119
【Miya】「ええ、それは当然ね」


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#voice risa_1305
【Risa】「当然……なんだ、さすがね」


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#voice miya_1120
【Miya】「こういう時の最初の言葉は『お嬢さんをください』だったかしらね」


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#voice risa_1306
【Risa】「な、ななななな、なによそれっ」
#voice miya_1121
【Miya】「あら、違ったかしら。だったら『璃紗さんをください』の方が良いかしら?」


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#voice risa_1307
【Risa】「……それも違うと思うわ」


#cg 1 tmi02s 200 0
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#voice miya_1122
【Miya】「ふふふっ\001」
くっ……また人をからかったわね、美夜ったら。


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#voice miya_1123
【Miya】「でもそんなお母様なら、わたくし達の事も許してくれるわよね、きっと」


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#voice risa_1308
【Risa】「そうね……きっと」
今回、ママと和解できたことで、ママの愛情に対する疑念も消えていった。
どれだけ私が愛されていたのかを思い出す、良いきっかけになったと思う。
私はいっぱい愛されていた……そう思える事で『愛』というものを今まで以上に信じたいと思えるようになった。
美夜と付き合い始めの頃は、少し愛に臆病になっていたこともあった。
でも自分たちも、ママのようにもっともっと愛し合っていいかもしれない……そう思えたの。


#cg 1 tmi02s 200 0
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#voice miya_1124
【Miya】「……あっ、そうだわ」
急に楽しげな声を上げた美夜は、アトリエの奥から『宝箱』を引っ張り出してきた。
#voice miya_1125
【Miya】「ね、璃紗……前に中断した、これを書かない?」
#voice risa_1309
【Risa】「それは……クロッキーノートね」
代々、このアトリエで愛を育む恋人たちに受け継がれてきた、古いクロッキーノート。
#voice miya_1126
【Miya】「今日こそ二人の愛を『愛の言葉』として、書き残しておきましょう\001」


#cg 2 tri02s 600 0
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#voice risa_1310
【Risa】「そうね……今なら、書けると……思うわ」
私は素直な気持ちで、ノートにペンを走らせた。
『美夜 ずっと一緒よ』
#voice risa_1311
【Risa】「……フフッ、フフフッ」
#voice miya_1127
【Miya】「素敵よ、璃紗……じゃあ、わたくしも……」
その横に美夜も、続けて書いていく。
『永遠に一緒ね、璃紗』
#voice risa_1312
【Risa】「美夜……」
#voice miya_1128
【Miya】「璃紗……」
書き終わって、お互いの顔を見合わせて、小さく微笑む。
そこに開けっ放しの窓から、春風が舞い込んできた。


#cg 2 tri03s 600 0
#wipe fade



#voice risa_1313
【Risa】「うわぁ、ノートがめくれちゃうわ」
立ち上がり、窓を閉めようと窓辺に駆け寄る。
#voice risa_1314
【Risa】「あっ……」


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#bgm 0 bgm05


;※EV020 窓辺に立つ璃紗に、寄り添いキスをする美夜。室内に吹き込む春風に乗って、桜の花びらが舞い散りながら……というシチュ。
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#bg EV20
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私の後を追うように、立ち上がった美夜。
彼女は私に寄り添うように、そっとキスをしてきた。
#voice miya_1129
【Miya】「んんっ、璃紗……ちゅっ\001」
#voice risa_1315
【Risa】「んっ、美夜ぁ、もう……ちゅ\001」
二人の間を、春風に乗って桜の花びらが舞っている。
まるで私たち二人を、いっぱい祝福しているみたいに。
私たちの、秘密のアトリエ。
かつてこの場所にいた恋人たちは、どんな風に愛を確かめ合ったのかしら……
ふとそんなことを思いながら、私は美夜とキスをする。
私達は心と体、その両方で愛を確かめう。
大好きという、素敵な気持ちを……\001


#mes off
#mes clear
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#bg endcut
#wipe fade 5000
#wait key


;**暗転
#bg black
#cg all clear
#wipe fade


;♂MS
#bgm 0 stop 1000


;//(完)
#next2 staffroll

atelier_no_koibito_tachi/s018.txt · Last modified: 2013/06/01 22:49 (external edit)