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atelier_no_koibito_tachi:s013
;//S013「今度はわたくしが、看病してあげるわ」
#savetitle 今度はわたくしが、看病してあげるわ

;//※璃紗視点に戻ります
;**璃紗の部屋
#bg bg01a
#wipe hshutter


;♂MP02
#bgm 0 bgm02


#cg 1 tri03p 400 0
#wipe fade



#mes on
#system on


#voice risa_1021
【Risa】「はぁ〜……新学期になったばかりで、学校を休むことになるなんて思わなかったわ」
朝、学校には連絡したものの。
その後はぐっすり眠ってしまい、何度か美夜から来ていたメールを無視する形になってしまった。
午後になって、目を覚ましたら……心配そうな美夜が、お見舞いに来てくれた。
時間帯的には、サボりなんだろうけど……
#voice risa_1022
【Risa】「今日ばかりは、怒る気にはなれないわ……」
病気の時、誰かが傍にいてくれるのって、とても心強いもの。


#cg 1 tmi03s 200 0
#cg 2 tri03p 600 0
#wipe fade



#voice miya_0850
【Miya】「ん……何か言ったかしら、璃紗?」
#voice risa_1023
【Risa】「な、なんでもないわ……」
そう否定した直後、私のお腹がぐぅ〜と鳴った。


#cg 2 tri05p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1024
【Risa】「あっ……ぅぅ、恥ずかしい……」


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0851
【Miya】「璃紗、もしかしてまだお昼、食べてないの?」


#cg 2 tri03p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1025
【Risa】「う、うん……ずっと寝ていたから」
#voice miya_0852
【Miya】「……そう、なのね」
枕元で私の顔をのぞき込んでいた美夜が、突然立ち上がる。
#voice miya_0853
【Miya】「キッチン、お借りしてもいいかしら」
#voice risa_1026
【Risa】「んっ、喉でも乾いたの? 冷蔵庫にペットボトルのお茶が入っているから、飲んでいいわよ」
#voice miya_0854
【Miya】「いいえ、違うわ……璃紗のご飯を作るのよ」


#cg 2 tri04p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1027
【Risa】「美夜が、ご飯!? 料理なんてできるの、美夜?」
#voice miya_0855
【Miya】「璃紗ができることなら、わたくしだってやればできるわ」
こんなところで負けず嫌いな性格、出さなくてもいいのに……
いくら天才だろうが、料理は別物だと思うけれど。


#cg 2 tri03p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1028
【Risa】「む、無理しないで、コンビニで何か適当に、買ってきてくれてもいいわ」
#voice miya_0856
【Miya】「今日はわたくしが、璃紗のお見舞いに来たのよ。璃紗の世話はわたくしに任せて」
#voice risa_1029
【Risa】「う、うん……わかったわ」
思いっきり、不安なんですけれど。
#voice miya_0857
【Miya】「じゃあ、シンプルにおかゆでいいかしら」
#voice risa_1030
【Risa】「本当に、無理しないでね」
#voice miya_0858
【Miya】「ええ。璃紗はおとなしく、できあがるのを待っていればいいのよ」
#voice risa_1031
【Risa】「わ、わかったわ……」
;#voice risa_1032
;【Risa】「あっ、その前に……」
美夜がフッと、私のおでこに手を置いた。
冷たくて、気持ちいい……
#voice miya_0859
【Miya】「またちょっと熱いわね。熱サマシート貼った方がいいんじゃないかしら?」
#voice risa_1033
【Risa】「じゃあ、自分でやるわ」
立ち上がろうとする私を、美夜が制する。
#voice miya_0860
【Miya】「寝ていていいわ。わたくしが全部するから」
#voice risa_1034
【Risa】「そ、そう……」
美夜の気持ちは、本当に嬉しい。
でも……やっぱり、ものすごく不安なんですけど。


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;**璃紗の部屋
#bg bg01a
#wipe fade


#cg 1 tmi03s 400 0
#wipe fade



#mes on
#system on


#voice miya_0861
【Miya】「うーん、うまく貼れないわ。待っててね、もう一度……ああ、なんで曲がっちゃうのかしら」


#cg 1 tmi03s 200 0
#cg 2 tri03p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1035
【Risa】「別に曲がってもいいし、適当でいいわ。その前に……部屋、かたづけてもらえないかしら」
救急箱の場所を教えた後、何か色々なものがひっくり返る音がしたのよね。
#voice miya_0862
【Miya】「黙って、璃紗。1ミリのずれも許さず、わたくしがきっちり熱サマシートを貼るんだから」
#voice risa_1036
【Risa】「う、うん……」
おでこに貼るものの、何を基準で1ミリのずれとか言ってるのかしら?
結局はうまく貼れなくて、しぼったタオルで頭を冷やすことになった。
#voice risa_1037
【Risa】「天才のこだわりって……凡人にはやっぱり、理解できないわ」


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;**璃紗の部屋
#bg bg01a
#wipe fade


#cg 1 tmi01s 200 0
#cg 2 tri03p 600 0
#wipe fade



#mes on
#system on


#voice miya_0863
【Miya】「そういえば……」
#voice risa_1038
【Risa】「なっ、何かしら……」
#voice miya_0864
【Miya】「具合悪い時って、すりおろしたリンゴを食べさせると良いって、何かで見たわ」
#voice risa_1039
【Risa】「いいわ、いらないわ」
#voice miya_0865
【Miya】「ご飯作るの時間かかりそうだから、先にリンゴを……」
#voice risa_1040
【Risa】「別にいいわよ。美夜、やったことないでしょう? あれって簡単そうに見えて、すりおろすのが大変なのよ」


#cg 1 tmi03s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0866
【Miya】「そう……なの?」
実は、そうでもないけれど。
すりおろしという言葉が怖いのよ。
料理をしたこともない人が、それを作る場合……スプラッタで真っ赤な、すりおろしリンゴが出てきそうで恐い。


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0867
【Miya】「じゃあ、普通に切ってきてあげるわ。それなら皮を剥くだけよね」
#voice risa_1041
【Risa】「リンゴ剥いたこと、ない……わよね?」
危ないわ、そんなの絶対、美夜にはやらせられない。
#voice miya_0868
【Miya】「ないけど、このわたくしができないはずないわ……確か、ウサギの形にしたりするのよね?」
やったことないのに、どうしてそういう知識だけはあるのかしら。
#voice miya_0869
【Miya】「ウサギの形……彫刻刀でも使うのかしら。何だか芸術的なのね、料理って」
美夜の中では、リアルにウサギの形をしたリンゴが浮かんでいるのかもしれない。
そんなのいちいち作っていたら、どれだけ時間かかるかわかったものじゃないわ。
#voice risa_1042
【Risa】「リンゴは後で、100パーセント果汁のジュースでも買ってきてくれればいいわ。その方が飲みやすいし」
#voice miya_0870
【Miya】「なるほど、わかったわ。ジュースを後で買ってくるわね。それじゃご飯を作りに行って……」


#cg all clear
#wipe fade



部屋を出て行こうとした美夜の動きが、ピタッと止まった。


#cg 1 tmi03s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0871
【Miya】「すこし、片付けた方がいいかしら?」
さっきの件で部屋の中が汚くなってしまった事に、ようやく気付いてくれたみたい。


#cg 1 tmi03s 200 0
#cg 2 tri03p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1043
【Risa】「簡単でいいから、適当にやっておいてくれる?」


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0872
【Miya】「ええ、わかったわ。璃紗の掃除や片付けのルールはよくわからないから、とりあえずまとめておくだけでいいかしら」
#voice risa_1044
【Risa】「ええ、それで十分よ」


#cg all clear
#wipe fade



ようやくホッとする。
自分の部屋が汚いのと、キチッとしているのでは、全然違うもの。
元気になったら、また掃除はするけれど……今日のところは美夜に任せようかしら。


#cg 1 tmi01s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0873
【Miya】「散らばった本は、ここにまとめて」
#voice miya_0874
【Miya】「CDはCDでここに」
#voice miya_0875
【Miya】「ぬいぐるみは、ぬいぐるみで……」
うんうん、何とかうまくやってるみたいね。
まだ熱でクラクラしているから、少し休んでいようかしら……


#cg 1 tmi03s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0876
【Miya】「ここはもう少し、角度を変えて……そう、絶妙なバランスで」
バランス?
片付けにそんなもの、必要かしら。


#cg 1 tmi02s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0877
【Miya】「ふふふっ、こっちはこうすれば、綺麗なシンメトリーになるわ」
なんだろう……イヤな予感しかしない、この感じ……
やっぱり、おちおち寝ていられないわ。
起き上がって、部屋の様子を確認すると……


#cg 1 tmi02s 200 0
#cg 2 tri03p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1045
【Risa】「な、何をしているのよ、美夜……」
美夜は私の部屋のモノたちを、タワーのように積み上げていた。
本のタワー、CDタワー、小物タワーが、美夜の周りにそびえ立つ。
どれも少しでも触れたら倒れそうな、微妙なバランスで成り立っていた。
#voice miya_0878
【Miya】「はぁ、うまくいったわ。途中、危ないこともあったけれど、わたくしの手にかかればこんなことくらい、簡単に……」
美夜の体が、ふらっと揺れる。


#cg 2 tri04p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1046
【Risa】「あ、危ない……」


#cg 1 tmi03s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0879
【Miya】「えっ?」

;//SE:積んだものが崩れる音
;がらがら、がっしゃーん
;♀SE014
#se 0 SE014


一つのタワーが、ちょっと美夜が触れただけで倒れて。
それに続いて、他のタワーもどんどん連鎖で倒れていく。


#cg 2 tri03p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1047
【Risa】「けほっ、ごほっ……美夜……埃がたっているわ」
閉めきっている部屋の中で、もわっと埃が舞う。
#voice miya_0880
【Miya】「大変だわ、部屋がぐちゃぐちゃに……あっ、璃紗が咳き込んでるわ。えっと、お水お水……」
美夜が近くに置いてあった、私の飲みかけの水を渡してくれるけど、そこももちろん埃が入っている。
#voice risa_1048
【Risa】「新しいの、持ってきて……ごほんっ」
#voice miya_0881
【Miya】「ああ、璃紗が苦しそうだわ……そうよ、窓を開ければ空気が入れ替わるわ」
すっかりパニックになっていた美夜は、いきなり部屋中の窓を全開にした。
埃は出て行くけど、外から冷たい風が吹きぬけていく。
#voice risa_1049
【Risa】「さ、寒いわよ〜、ごほっごほっ」
#voice miya_0882
【Miya】「どうしたらいいの、このままじゃ余計に璃紗の熱が上がってしまうじゃない」
窓を閉めようとして、ためらって。
完全におろおろしている、美夜。
#voice miya_0883
【Miya】「まだ部屋の埃は出て行かないし、でもその間、璃紗は寒いし……あああっ、そうだわ、いいこと思いついた。これなら璃紗を暖かくできるわ」
#voice risa_1050
【Risa】「げほっ……ごほっ……ん?」


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0884
【Miya】「もっといっぱい、璃紗に布団をかけてあげればいいんだわ」
#voice risa_1051
【Risa】「……あ、あの、美夜……」
#voice miya_0885
【Miya】「大丈夫よ。全部わたくしに任せて、璃紗」
美夜は押し入れから、予備用の布団をひっぱりだそうとしていた。
普段は使ってないから、奥の方にぎゅうぎゅうにつめてあるんだけど。
あんなの、無理して出さない方が……


#cg 1 tmi04s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0886
【Miya】「きゃああああっ!?」


#cg 1 clear
#wipe fade


#voice risa_1052
【Risa】「やっぱり……うぅぅっ」
布団が雪崩を起こして、美夜の上に落ちてきた。
#voice risa_1053
【Risa】「美夜……大丈夫?」


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0887
【Miya】「平気よ、これくらい。今日は全部、わたくしに任せてって言ったでしょう」
むくっと美夜は立ち上がり、その布団を私の上にかけた。
#voice risa_1054
【Risa】「お、重いわ……何も全部、かけなくたって……」
布団が私の上で、山盛りになっている。
#voice miya_0888
【Miya】「この隙に、埃を外に出さないと……」
私の机の上にあった下敷きをパタパタとあおいで、窓の外に埃を追い出そうとしていた。
#voice miya_0889
【Miya】「うーん、なかなかうまくいかないわね」
#voice risa_1055
【Risa】「うううっ……重いし、けほっ……喉が苦しいわ……ごほっ」
美夜が何かすればするほど、悪循環になっているようだった。
#voice risa_1056
【Risa】「美夜……お願いだから、もう何もしないで〜」


#cg 1 tmi08s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0890
【Miya】「恋人として、そうはいかないわ! わたくしが璃紗をしっかり、看病するのよ」
#voice risa_1057
【Risa】「ああ〜、ミカエルさま……お助けください」
いつまでも美夜は、私の部屋で一人ドタバタを繰り広げたのだった……


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;**安曇家ダイニング
#bg bg02a
#wipe fade


#mes on
#system on


そしてようやく騒ぎが収まると、美夜は今度こそ……と、キッチンに向かった。


#cg 1 tri03p 400 0
#wipe fade



#voice risa_1058
【Risa】「美夜は見に来ないで、って言っていたけど……やっぱりダメ、気になって寝られないわ」
美夜に見つからないように、そっとキッチンを覗きこむ。
#voice risa_1059
【Risa】「うっ……なんで寸胴鍋なんて使っているの? あああっ、野菜なんて入れなくていいのに……」
まるでラーメンスープでも作るように、ポイポイとネギや玉ねぎ、ニンジンなどを投げ込んでいる。


#cg 1 tmi03s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0891
【Miya】「なかなか煮えないわね……もう少し火を強くした方がいいかしら」
美夜は私が貸した料理本を、真剣に読んでいる。


#cg 1 tri03p 400 0
#wipe fade



#voice risa_1060
【Risa】「火が強すぎるわよ、危ないじゃない……どうして料理本ばかり見てるの?」
ハラハラしていると、鍋が吹きこぼれる。


#cg 1 tmi04s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0892
【Miya】「きゃっ、熱っ! いつの間にこんなことになっちゃったのかしら」


#cg 1 tri03p 400 0
#wipe fade



#voice risa_1061
【Risa】「美夜が料理から目を離したからよ」


#cg 1 tmi03s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0893
【Miya】「……ああ、ダメだわ。下の方がこげついてる……もう一度最初っからやり直さないと」


#cg 1 tri03p 400 0
#wipe fade



#voice risa_1062
【Risa】「ううううっ……ちゃんと食べれるもの、できるのかしら」


#cg all clear
#wipe fade



美夜は苦手な事や嫌いな事でも、一度やり出したらとことんやりぬく性格みたいで。
その後も、試行錯誤を繰り返して。
なんとかおかゆを作りあげた。
でもキッチンの惨状は、ものすごいことになっちゃったけれど……


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;**璃紗の部屋
#bg bg01a
#wipe fade


#cg 1 tri01p 400 0
#wipe fade



#mes on
#system on


#voice risa_1063
【Risa】「ごちそうさまでした……美味しかったわ、美夜」


#cg 1 tmi02s 200 0
#cg 2 tri01p 600 0
#wipe fade



#voice miya_0894
【Miya】「璃紗に喜んでもらえて良かったわ」
美夜の作ってくれたおかゆは、最終的にはシンプルな梅干しだけのやつになったけど。
あの一生懸命な姿を見ちゃったら、どんなおかゆより美味しく思えた。


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0895
【Miya】「はい、水と薬ね」
#voice risa_1064
【Risa】「ありがとう……ごくっ」
美夜に世話をしてもらうなんて、なんか不思議だわ。
でも、ちょっと嬉しいな……


#cg 2 tri03p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1065
【Risa】「ふぁ……ふわぁぁ〜」
大きなあくびが出てしまった。
薬、効いてきたのかも……
#voice miya_0896
【Miya】「璃紗、汗かいてない? 着替えた方がいいんじゃないかしら」
#voice risa_1066
【Risa】「う……ん、そうだね」
着替えたいけど、眠い。
だんだん頭が働かなくなってきた。
#voice miya_0897
【Miya】「着替え出してあげるわ、どこ?」
#voice risa_1067
【Risa】「そこのクローゼットに……」
普段なら、そこまではさせないけど。
起き上がるのが面倒くさくなってきて、私は美夜に着替えのある場所を教えた。
#voice risa_1068
【Risa】「そこに替えの下着が……すう……すう」


#cg 1 tmi03s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0898
【Miya】「璃紗……寝ちゃったの?」
そのまま私は、眠りに落ちていった。


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;**璃紗の部屋
#bg bg01c
#wipe fade


;がさがさ、がさ……
;♀SE015
#se 0 SE015


#mes on
#system on


んっ……何の音かな。
部屋の中で物音がする。


#cg 1 tmi02s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0899
【Miya】「ふふふっ、どれも可愛いわね\001」
美夜の声?
そうだわ、美夜がお見舞いに来てくれて……
私美夜と話している最中に、薬のせいで寝ちゃったんだわ。
美夜、一体何をしているんだろう?
私はゆっくりと瞼を開ける……すると美夜の背中が見えた。
私のクローゼットの前で、何か取り出している。
#voice miya_0900
【Miya】「これが……璃紗がいつも使っている下着たちね、ふふふっ\001」


#cg 1 tri04p 400 0
#wipe fade



#voice risa_1069
【Risa】「っ!!」


#cg 1 tmi01s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0901
【Miya】「思った通り、可愛いフリフリばかりね……あらっ、これはバレンタインエッチの時のショーツだわ……んっ?」
璃紗が、私の方に振り返ろうとする。
咄嗟に寝たフリをしてしまった。


#cg 1 tmi03s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0902
【Miya】「視線を感じたような気がしたけど……きっと、気のせいね」
薄目で美夜の様子をうかがうと……


#cg 1 tri03p 400 0
#wipe fade



#voice risa_1070
【Risa】「あっ……美夜……」
美夜はなんと私のショーツを自分のカバンにしまった。


#cg 1 tmi01s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0903
【Miya】「これだけギッシリしまってあったら、もう数枚は無くなっても気がつかないわね」
気づくわよ、ばかっ!!


#cg 1 tmi03s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0904
【Miya】「あとは……んっ、これは、バックプリントに変なクマの絵……色気がないわね」
なくて悪かったわね。


#cg 1 tmi01s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0905
【Miya】「でも璃紗っぽくていいわ、くんくん」
に、匂いかいでるわ〜
それにまた、しまっているし。


;#cg 1 tmi02s 400 0
;#wipe fade



;#voice risa_1071
;【Risa】「こういうのも、コレクションの一部としては貴重よね」
;な、何のコレクションなのよ。
あまりの変態っぷりに、私の心の中でのツッコミが追いついていかない。


#cg 1 tmi02s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0906
【Miya】「それと、璃紗のブラジャー……あの大きな胸を包み込んでいるだけのことはあるわ、どれも大きいのね」


#cg 1 tri03p 400 0
#wipe fade



#voice risa_1072
【Risa】「ぐっ……」
大きいの、気にしているのに……


#cg 1 tmi01s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0907
【Miya】「これも一個くらいはいいわよね。この間のアトリエエッチの時のをもらっておくわ」
あげるなんて、誰も言ってなーい!!
それに何でいちいち、エッチした時に身につけていた下着を覚えているのよぉ。


#cg 1 tmi03s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0908
【Miya】「でも、使用済みとはいえ、洗濯してあるものはもの足りないわよね」


#cg 1 tri03p 400 0
#wipe fade



#voice risa_1073
【Risa】「……えっ?」


#cg 1 tmi01s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0909
【Miya】「脱衣所に行けば、昨日の脱ぎたての下着があるかもしれないわ。熱があったんだもの、洗濯はしてないはずだし……取ってこようかしら」


#cg 1 tmi01s 200 0
#cg 2 tri04p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1074
【Risa】「だ、だめぇぇぇぇー!!」
さすがにこれは我慢できなくて、私は声を上げていた。
#voice miya_0910
【Miya】「璃紗、びっくりしたわ……目が覚めていたのね」
全然、驚いていないんですけど……


#cg 2 tri03p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1075
【Risa】「美夜、何をしていたの?」
#voice miya_0911
【Miya】「璃紗の着替え、出していたんじゃない」
#voice risa_1076
【Risa】「そう……だったらカバンの中のものは、ちゃんと置いていってね」


#cg 1 tmi03s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0912
【Miya】「……今日の記念に、ダメかしら?」


#cg 2 tri01p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1077
【Risa】「だーめ」
#voice miya_0913
【Miya】「そう……仕方ないわね」
カバンから私の下着と、何か紙を取り出した。


#cg 2 tri03p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1078
【Risa】「えっ、その紙は?」


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0914
【Miya】「璃紗の写真、さっき見つけたの。あまりに可愛すぎて……これ、もらってはダメかしら」
それは私が子供の頃の写真だった。
これ、本棚の中のアルバムに入っていたヤツね。


#cg 2 tri08p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1079
【Risa】「私が寝ている間に物色したのね……だめよ、もうっ」


#cg 1 tmi03s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0915
【Miya】「どうしても? 璃紗の下着と一緒に飾ろうと思っていたのに」
#voice risa_1080
【Risa】「そういう変態なのは、絶対やめて」


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0916
【Miya】「わかったわよ……ねぇ璃紗、起きたばかりで喉乾かない?」
そういえば、喉がカラカラだわ。
起き抜けに喋り過ぎだし。
#voice miya_0917
【Miya】「今、お水もってくるわ」


#cg 2 tri01p 600 0
#wipe fade



#voice risa_1081
【Risa】「あ、うん……」


#cg 1 clear
#wipe fade


美夜はおとなしく私の下着や写真を元の場所に戻してから、そのまま部屋を出ていった。


#cg all clear
#cg 1 tri03p 400 0
#wipe fade



#voice risa_1082
【Risa】「やけに素直よね……もう少し食い下がってくるかと思ったけど……」
まぁ、いいわ。
ここで美夜がお水を持ってくるのを待っていれば……


#cg 1 tri04p 400 0
#wipe fade



#voice risa_1083
【Risa】「あっ!」


#cg all clear
#wipe fade



私はベッドから急いで抜け出した。
キッチンではなく、お風呂場へと行く。


;**浴室
#bg bg03a
#wipe fade


#cg 1 tmi03s 400 0
#wipe fade



#voice miya_0918
【Miya】「璃紗の下着、脱ぎたて下着……」


#cg 1 tmi03s 200 0
#cg 2 tri07f 600 0
#wipe fade



#voice risa_1084
【Risa】「もぉ、だめって言ったでしょう」


#cg 1 tmi08s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0919
【Miya】「璃紗、起きあがっちゃだめじゃない、早く戻って」


#cg 2 tri09f 600 0
#wipe fade



#voice risa_1085
【Risa】「その手にしている、下着を離しなさい〜!」
美夜は私に隠れて、下着を制服のポケットにしまおうとしたので、そこでまた大騒ぎに……
ああっ、また熱が上がりそうだわ。


#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
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;**璃紗の部屋
#bg bg01c
#wipe fade


#cg 1 tmi01s 200 0
#cg 2 tri01f 600 0
#wipe fade


#mes on
#system on


#voice miya_0920
【Miya】「璃紗、他に食べたいものはない? フルーツでも買ってくるわよ」
#voice risa_1086
【Risa】「大丈夫よ、さっきゼリー食べたから」
#voice miya_0921
【Miya】「そう、他に欲しいものはないかしら」
#voice risa_1087
【Risa】「ん……平気よ」
#voice miya_0922
【Miya】「あっ、寝ている間に少し汗かいたわよね。今タオルを絞ってくるわ」
#voice risa_1088
【Risa】「……ありがとう」


#cg 1 clear
#wipe fade


困ったことも、いっぱいあったけれど。
一生懸命に看病してくれる美夜を見ていると、嬉しくなってきちゃう。
#voice risa_1089
【Risa】「私の為に頑張ってくれる、美夜か……」
こんな美夜が見れるのなら。
たまに病気になるのも、悪くないかも。
#voice risa_1090
【Risa】「なんてね……不謹慎かしら」


#cg 1 tmi03s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0923
【Miya】「何が?」


#cg 2 tri03f 600 0
#wipe fade



#voice risa_1091
【Risa】「な、なんでもない。タオルありがとう……んっ?」
タオルを受け取ろうとするけれど、美夜が渡してくれない。


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0924
【Miya】「わたくしが、拭いてあげるわ」
#voice risa_1092
【Risa】「でも……」
#voice miya_0925
【Miya】「わたくしが風邪の時も、璃紗がそうしてくれたじゃない」


#cg 2 tri01f 600 0
#wipe fade



#voice risa_1093
【Risa】「あっ……そうだったわね」
美夜が風邪で倒れた時、私は美夜の背中を拭いてあげたんだわ。
あの時、初めて美夜の背中を見て、綺麗だなんて思ったのよね。
本当ならシャワーを浴びてスッキリしたいけど、まだ熱はあるし。
でも美夜に拭いてもらうのは、やっぱり恥ずかしいし……


;++選択肢(5)
;『美夜に拭いてもらう』○
;『やっぱり自分で拭く』×
#label select05

#select select05_1 select05_2
美夜に拭いてもらう
やっぱり自分で拭く


;『美夜に拭いてもらう』○
#label select05_1


私はおとなしく、美夜に従うことにした。
#voice risa_1094
【Risa】「じゃあ、お願いね」


#cg 1 tmi02s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0926
【Miya】「ええ……じゃあ、服を脱いで\001」


#cg 2 tri04f 600 0
#wipe fade



#voice risa_1095
【Risa】「えっ!?」
そう言って、美夜は嬉しそう笑った。


#set f1 f1+1

#goto select05_end


;『やっぱり自分で拭く』×
#label select05_2


#cg 2 tri03f 600 0
#wipe fade



#voice risa_1096
【Risa】「美夜、やっぱり私、自分で……キャッ」
そう言おうとした私に、美夜がギュッと抱きついてきた。
#voice miya_0927
【Miya】「こんなに汗びっしょりよ……すぐに体を拭いて着替えましょう、璃紗」
そう言いながら、美夜は私の服を脱がせ始めた。
もうダメ、美夜には逆らえそうにない。
#voice risa_1097
【Risa】「……わかったわ、美夜。自分で脱ぐから……体、拭いて」


#cg 1 tmi02s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0928
【Miya】「ええ……優しく綺麗に拭いてあげるわ\001」
そう言って、美夜は嬉しそう笑った。


;++選択肢終了
#label select05_end


;※EV014 ベッドの上、全裸の姿の璃紗の背中の汗を拭く美夜。今度は璃紗が熱を出し、以前のお返しに……と言うシチュ。
#cg all clear
#bg EV14
#wipe fade


#voice miya_0929
【Miya】「……どうかしら、熱くない?」
ホットタオルが、背中にじんわりと当たる。
#voice risa_1098
【Risa】「ううん、ちょうどいいわ」
#voice miya_0930
【Miya】「じゃあ拭くから、痛かったら言ってちょうだい」
美夜の手が、優しく背中を拭いてくれる。
痛いなんてとんでもない、とっても丁寧。
#voice risa_1099
【Risa】「暖かい……気持ちいいわ♪」
#voice miya_0931
【Miya】「そう」
気持ちはいいんだけど……
なんで私、全裸になっているのかしら。
この方が拭きやすいからって言われて、従ったものの。
前の方はつい、両手で隠してしまう。
美夜はそんな私にかまわず、相変わらず丁寧にいたわるように拭いてくれる。
美夜は、私の看病を一生懸命しているだけ……なのよね?
#voice risa_1100
【Risa】「恥ずかしいとか、思ったらヘンよね?」
でも、美夜の前で自分だけ脱いでいるのは、やっぱり恥ずかしい。
気持ちいいけど、早く終わってくれないかな。
#voice risa_1101
【Risa】「あっ……」
後ろから、美夜の手が回ってくる。
#voice miya_0932
【Miya】「前も、ちゃんと拭かないとね」
#voice risa_1102
【Risa】「あ、ありがとう……でも前は、自分でやるから」
#voice miya_0933
【Miya】「遠慮しなくていいのよ」
#voice risa_1103
【Risa】「遠慮してない、私の手が届かないところだけお願い」
#voice miya_0934
【Miya】「……わかったわ」
そして、また美夜は背中を拭いてくれる。
ああ、焦った……
でも、美夜はちゃんと私の言う事を聞いてくれた。
やっぱり恥ずかしいなんて思う、私がいけないみたいね。
ある程度拭いてもらったし、後は自分で拭くためにタオルをもらおうかな。
#voice risa_1104
【Risa】「ねぇ、美夜……タオルを……」
#voice miya_0935
【Miya】「あっ!」


;※EV014P1:カットイン、美夜が後ろ手に隠し持った璃紗の脱ぎたてショーツのパーツ。
#bg EV14P1
#wipe fade


#voice risa_1105
【Risa】「な、何しているのよぉぉぉぉ〜」
振り返った瞬間、私が今脱いだばかりのショーツを美夜が持っていた。
#voice miya_0936
【Miya】「今日の、記念に……」
#voice risa_1106
【Risa】「まだ諦めてなかったのね、だめよっ、持ち帰り禁止」
#voice miya_0937
【Miya】「……くっ、まさかここで見つかるなんて、迂闊だったわ」
まったく、油断も隙もないわ。


;※EV014P2:悪戯っぽく微笑む璃紗、ギャグ泣きでしょんぼりしている美夜の表情パーツ。
#bg EV14P2
#wipe fade


#voice risa_1107
【Risa】「とにかく、それは返してもらうからね」
#voice miya_0938
【Miya】「あっ……」
しょぼんとなる、美夜。
こんなところ見ちゃうと、とてもミカ女の天才なんて思えないわ。
でも今日一日の美夜の頑張りを見ていたから、本気で怒る気にもなれなかった。
#voice risa_1108
【Risa】「……ありがとう、美夜」
私は美夜に聞こえないように、小さくそう呟いた。


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;♂MS
#bgm 0 stop 1000


;//END
#next2 S014
atelier_no_koibito_tachi/s013.txt · Last modified: 2013/06/01 22:49 (external edit)