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atelier_no_koibito_tachi:s011
;//S011「璃紗のママは問題児!?」
#savetitle 璃紗のママは問題児!?


;**教室
#bg bg04a
#wipe fade


;♂MP12
#bgm 0 bgm12


#mes on
#system on


#voice mobjyoa_0011
【Girl A】「璃紗さん、ごきげんよう」


#cg 1 tri01s 400 0
#wipe fade



#voice risa_0923
【Risa】「ごきげんよう、皆さん」
#voice mobjyob_0010
【Girl B】「春休みは、どちらに行かれました?」
#voice mobjyoa_0012
【Girl A】「わたくしは海外に。家族旅行に……」
春休みが終わり、私たちは二年生になった。
といっても、実はそんなに変化はない。
ミカ女は幼稚舎から通っている人が多いから、周りのメンバーもそんなに変わっておらず。
ただ学年が一つ、上がっただけだった。
なので教室内はまったりと、一年の時の延長線のような雰囲気になっていた。


#cg 1 tri02s 400 0
#wipe fade



#voice risa_0924
【Risa】「美夜は……うんうん、今日はちゃんと自分の席にいるわね」
始まりの季節くらいは、ちゃんとしてもらわないとね。
#voice mobjyob_0011
【Girl B】「そういえば璃紗さんは今回も、クラス委員長に立候補するおつもりですか?」


#cg 1 tri01s 400 0
#wipe fade



#voice risa_0925
【Risa】「ええ、他にやりたい人がいなければ、ですが」
#voice mobjyoa_0013
【Girl A】「そんな方はおりませんわ。今年も1年間、クラスは璃紗さんにお任せするつもりですわ。ねっ、皆さん」
その場にいた全員が、うんうんと頷き合う。
一年間って……もう私の続投は、このクラスの決定事項になっているのかしら。
ミカ女の委員は3ヶ月ごとに、代わっていくのに……
#voice mobjyoa_0014
【Girl A】「雪組の委員長といえば、璃紗さんしかいませんわ」
#voice mobjyob_0012
【Girl B】「ええ、美夜さんが璃紗さんのことを『委員長さん』とお呼びしているのも、よく聞きますし」


#cg 1 tri03s 400 0
#wipe fade



#voice risa_0926
【Risa】「……へっ?」
なんでここに、美夜が出てくるの?
確かに美夜は揶揄するとき、私を委員長呼ばわりするけれど。
#voice risa_0927
【Risa】「あ、あの、皆さん……」
#voice mobjyob_0013
【Girl B】「きっと美夜さんも、恋人である璃紗さんが委員長にふさわしいと認めていらっしゃるのよ」
#voice mobjyoa_0015
【Girl A】「あれは一年前……授業をお休みになることが多い美夜さんを、クラス委員の璃紗さんが心配なされて」
#voice mobjyob_0014
【Girl B】「きゃ―――っ、そこからお二人は、急接近されたのよね♪」
#voice risa_0928
【Risa】「………………はぁ〜」
もう、困っちゃうわ。
なんだか話がどんどん、ずれていってるし……

;//SE:チャイムの音
;♀SE001
#se 0 SE001


#voice mobjyos_0000
【Girl A】「あら、もう授業の時間?」
#voice mobjyos_0001
【Girl B】「それでは、この続きはまた後で……」
チャイムの音で、それぞれが席に戻っていく。
#voice risa_0929
【Risa】「……た、助かったわ」
あのまま話が進んでいったら……
相当恥ずかしい話を聞かされるはめになりそうだった。
#voice risa_0930
【Risa】「でも……私が、委員長だったから……」
美夜と話すようになったのよね。
その点については、今でも良かったと思っているわ。


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;**中庭
#bg bg21a
#wipe fade


#mes on
#system on


二年になって初日の授業、なんと美夜は一回もサボらず、全部出席していた。
昼休み、美夜とランチをとりながら、私は驚きの声を上げていた。


#cg 1 tri04s 400 0
#wipe fade



#voice risa_0931
【Risa】「す、すごいわ……やればできるのね、美夜」
普通なら、当たり前のことなんだけど。
美夜に対しては、私は大分ハードルが下がってきているみたいだった。


#cg 1 tri02s 400 0
#wipe fade



#voice risa_0932
【Risa】「この調子で、また明日からも頑張りましょうね♪」


#cg 1 tmi02s 200 0
#cg 2 tri02s 600 0
#wipe fade



#voice miya_0747
【Miya】「くすっ、璃紗ったらまるで、クラス担任の先生みたいね……ううん、違うわ、委員長さんらしいわね」


#cg 2 tri01s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0933
【Risa】「あっ……」
委員長という言葉を、強調される。
#voice risa_0934
【Risa】「教室でのみんなの話、ちゃっかり聞いていたのね、美夜」


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0748
【Miya】「聞こえちゃったのよ……いいじゃない。みんなに委員長はお任せしますって言われて」


#cg 2 tri03s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0935
【Risa】「それは、そうだけど……」


#cg 1 tmi02s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0749
【Miya】「また一年間、色々とお世話になりますね、委員長さん\001」


#cg 2 tri08s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0936
【Risa】「そうくると思ったわ……」
ふくれる私に、美夜はくすくす笑う。


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0750
【Miya】「それで、委員長さん……」


#cg 2 tri03s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0937
【Risa】「だからもう、委員長はいいって」
#voice miya_0751
【Miya】「今日は真面目に授業出たのだから、わたくしにご褒美を下さらない?」


#cg 2 tri04s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0938
【Risa】「えええっ、ご褒美!?」
それって前に言っていた、授業1時間につき1分間、私の胸を揉むってヤツ!?


#cg 2 tri03s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0939
【Risa】「もしかして……5分間、揉むつもりなの?」
5時間授業の時は5分だって、美夜は言っていたわよね。
#voice miya_0752
【Miya】「璃紗がそれでいいって言ってくれるのなら」


#cg 2 tri08s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0940
【Risa】「だめよ、却下っ」
#voice miya_0753
【Miya】「ええ、そうね。却下ね」


#cg 2 tri01s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0941
【Risa】「あら……随分とあっさり引き下がるのね、美夜」
#voice miya_0754
【Miya】「わたくしも、それじゃ少なすぎると思っていたのよ」


#cg 2 tri04s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0942
【Risa】「えぇっ!?」


#cg 1 tmi02s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0755
【Miya】「もっとちゃんとしたご褒美、もらうわ\001」


#cg 2 tri05s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0943
【Risa】「あっ……ぁん、美夜……ひゃっ!?」


;※EV013 中庭のベンチに並んで腰掛けながら、璃紗の口元に付いたクリームソースを舐め取る美夜。
#cg all clear
#bg EV13
#wipe fade


いきなり美夜が、私の口元をペロッと舐めてきた。
#voice risa_0944
【Risa】「な、なななな……何するのよっ」
一瞬、キスをされたのかと思ったけれど。
ギリギリ、唇の横だったみたい。
#voice miya_0756
【Miya】「クリームソースがついていたわよ……ごちそうさま」
#voice risa_0945
【Risa】「あっ……ぅぅ、もう……」
私のお弁当に入っていた、エビクリームコロッケ。
そのクリームが口についていたようだった。
#voice risa_0946
【Risa】「教えてくれれば、自分で拭いたのに」
#voice miya_0757
【Miya】「わたくしが舐めてあげた方が、早いじゃない」
#voice risa_0947
【Risa】「で、でも……こんなところ、もし誰かに見られたら……」
キスをしているようにしか、見えないはず。
#voice miya_0758
【Miya】「大丈夫よ。璃紗が大きな声を出さなければ、誰も気づかないわ。ここはわたくしたちの愛の語らい場でしょう?」
#voice risa_0948
【Risa】「ううっ……それはそうだけど」
中庭に私たちがいる時、ここは愛の語らい場だから、周りの方たちは遠慮してなるべく近づかないようにしているって聞いた事あったけれど。
それでも何も知らずに、来てしまう人がいるかもしれない。
#voice risa_0949
【Risa】「だめよ、美夜……こういうことは、もう止めましょうよ」
#voice miya_0759
【Miya】「そう言いながらも、璃紗はドキドキしているんじゃないかしら」
美夜が怪しく、舌なめずりをする。
私は……そんな美夜を拒めずにいた。
また美夜の顔が近づいてくる、今度こそ本当にキスされるかもしれない……
#voice miya_0760
【Miya】「……ね、璃紗」
#voice risa_0950
【Risa】「こ、ここじゃ……ダメ……ぁっ\001」
何故か体が、ビクっと大きく震えた。
この興奮……私は春休み中、美夜と観覧車でしたエッチを思い出した。
逃げられない、ゆっくりと動く観覧車の中で、周りに見つからないようにした、あのエッチ。
ああ……あれってものすごく、刺激的だったわ。
#voice risa_0951
【Risa】「はぁ、はぁ……み、美夜……ぁぁ\001」
私はあの時に感じた刺激を、再び求めていた。
美夜も私の中のスイッチが切り替わったのがわかったみたいで、どこか嬉しそう。
#voice miya_0761
【Miya】「一年前はわたくしたち、ここでいつも喧嘩をしていたのに……今は璃紗が、こんな可愛い顔でおねだりしてくれるのね」
#voice risa_0952
【Risa】「お、おねだりなんて、してないわよ……」
#voice miya_0762
【Miya】「そうなの? じゃあ、わたくしの気のせいなのかしら……」
唇が近づいてきて、触れそうになる。
どうしよう、このまま流されちゃったら、私……


;++選択肢(4)
;『こんなところでは、エッチできない』×
;『このまま流されてしまいたい』○
#label select04

#select select04_1 select04_2
こんなところでは、エッチできない
このまま流されてしまいたい


;『こんなところでは、エッチできない』×
#label select04_1


……やっぱりダメよ、こんなところでエッチなんてできないわ。
どんなに心の奥底で望んでも、ここでしてしまったら、イケナイ世界に堕ちてしまいそうだから。
ジリジリ後ずさりしようとする、私……でも美夜の唇は、更に迫ってきて……


#goto select04_end


;『このまま流されてしまいたい』○
#label select04_2


流されるのは怖い、堕ちていくのは怖い。
でもあの快感が、あの興奮が、また味わえるなら……美夜と一緒なら、怖くない。
そう考えてしまう私がいた。
全てを美夜に委ねて、湧き起こる欲望のままに……


#set f1 f1+1


;++選択肢終了
#label select04_end


;//SE:物音
#se 0 SE009

;ガサガサ、ガサッ

;♀SE009


;※EV013P1:(周囲に人の気配を察し)きゃっと驚く璃紗、お預けに拗ねた美夜の表情パーツ。
#bg EV13P1
#wipe fade


#voice miya_0763
【Miya】「っ!?」
#voice risa_0953
【Risa】「きゃあっ!」
私は慌てて、美夜から顔を離した。
愛の語らい場とはいえ、誰も来ないって決まっているわけじゃないんだわ。
人の気配を感じた私は、食べ終わったお弁当箱をかかえて立ち上がった。
#voice risa_0954
【Risa】「わ、私……次の授業の準備、するから……」
#voice miya_0764
【Miya】「あっ、璃紗……もう」


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



#mes on
#system on


逃げるようにして、私は中庭から走り去った。


;**廊下
#bg bg05a
#wipe fade


#cg 1 tri03s 400 0
#wipe fade



#voice risa_0955
【Risa】「ふうううっ……ああ、危なかったわ」
まさかあのタイミングで、人が来るなんて……
#voice risa_0956
【Risa】「アトリエならともかく、中庭じゃやっぱりダメよね……はぁ〜」
今度からは、気をつけないと……


#cg 1 tri09s 400 0
#wipe fade



#voice risa_0957
【Risa】「……って、今度なんてないわよ! それにアトリエでそういうことするのも当たり前のように思っているなんて、どうなのよ?」
自分のこととはいえ、呆れるわ。
でも……美夜に迫られてしまうと、断りきれないのよね。


#cg 1 tri05s 400 0
#wipe fade



#voice risa_0958
【Risa】「……だって、イヤじゃないんだもの」
私の心臓はまだ、ドキドキとうるさく鳴っていた。


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;**並木道
#bg bg18a
#wipe fade


#mes on
#system on


その日の帰り道。
そんな心とは裏腹に、私は昼間のことを美夜に怒っていた。


#cg 1 tri09s 400 0
#wipe fade



#voice risa_0959
【Risa】「ちょっと、ちゃんと人の話を聞いているの、美夜!?」


#cg 1 tmi01s 200 0
#cg 2 tri09s 600 0
#wipe fade



#voice miya_0765
【Miya】「ええ、聞いているわよ。意気地なしの璃紗さん」
#voice risa_0960
【Risa】「もぉ……しょうがないじゃない! 誰かに見つからずに済んだから良かったけれど、これからは学校でああいうことするのは禁止よ?」
#voice miya_0766
【Miya】「別に見つかっても、わたくしはかまわないのに……」


#cg 2 tri07s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0961
【Risa】「だめったら、だめっ」
#voice miya_0767
【Miya】「お堅いのね、璃紗……あのまま続けたいって、思わなかったの?」


#cg 2 tri03s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0962
【Risa】「そ、それは……ぅぅ……」
思ったわよ、残念だって。
でもそんな恥ずかしいこと、絶対に言えないわ。


#cg 1 tmi08s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0768
【Miya】「せっかく授業に全部出たのに……わたくしのご褒美は、なしってことかしら」
別にご褒美をあげるって約束、していたわけじゃないんだけど。


#cg 2 tri04s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0963
【Risa】「……あっ」
美夜が突然、私の手を握り締めてきた。


#cg 2 tri03s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0964
【Risa】「美夜……?」
#voice miya_0769
【Miya】「璃紗……」
ぎゅっとつかみながら、真剣な顔になる。
そして……顔が近づき、そのままギリギリで止まった。
キス、されるかと思ったわ。


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0770
【Miya】「璃紗、昼間の続きだけど……璃紗の部屋でしましょうよ」


#cg 2 tri02s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0965
【Risa】「美夜……うん\001」
今度は私も素直に頷いていた。
だって本当に、イヤじゃないし……美夜が、欲しかったから。


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;**ダイニングキッチン
#bg bg02a
#wipe fade


#cg 1 tmi01s 400 0
#wipe fade



#mes on
#system on


#voice miya_0771
【Miya】「……お邪魔します」


#cg 1 tmi01s 200 0
#cg 2 tri01s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0966
【Risa】「どうぞ……」
ドキドキしながら、私は家に戻って来た。
この後、美夜と二人きりで……ここで、ゆっくりと……


#cg 2 tri02s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0967
【Risa】「……ふふふっ」
思わず、小さく笑みがこぼれてしまう。


#cg 2 tri01s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0968
【Risa】「お茶をいれてくるから、先に私の部屋に行ってて……んっ」


#cg 1 tmi03s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0772
【Miya】「どうかしたの?」


#cg 2 tri03s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0969
【Risa】「いえ、なんか……うーん……」
どこか部屋がおかしい、違和感がある。
ティーセットを出す前に、部屋の中をグルリと見回す。


#cg 2 tri04s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0970
【Risa】「………………あっ、これね!」
テーブルの上に、何か置いてあった。
今朝、出かける時にはなかったはずのもの。


#bgm 0 stop 1000

#bgm 0 bgm15


#cg 2 tri03s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0971
【Risa】「……ママ、ね」
#voice miya_0773
【Miya】「お母様……?」
そこに置いてあったのは、置き手紙だった。
私が学校に行ってるうちに、ママがここに戻って来ていたのね。
私は取り急いで、その内容に目を通す。


#cg 2 tri09s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0972
【Risa】「……な……なによ、これは!?」
思わず声を荒げてしまった。
私のその乱れた様子に、美夜はなんとなく状況を把握しているように冷静だった。
#voice miya_0774
【Miya】「璃紗、その手紙、お母様からなの?」


#cg 2 tri07s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0973
【Risa】「そうよ。勝手にこんなことをして……ぅぅ」
私は美夜に、その手紙を手渡した。
#voice miya_0775
【Miya】「これ……わたくしが読んでもいいのかしら?」


#cg 2 tri08s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0974
【Risa】「ええ、かまわないわ」
美夜は控えめに声を出しながら、それを読み始めた。


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0776
【Miya】「璃紗へ。前から何度も電話しているし、留守電にも入れてあるのに、あなたから全く連絡が来ません」
#voice risa_0975
【Risa】「フン……当たり前じゃない」
最近は頻繁にかかってくるので、私は居留守を使って、ママからの電話を無視し続けていた。
#voice miya_0777
【Miya】「こうでもしないと聞いてくれないと思い、手紙に書きます……ママは今、再婚を考えています」
#voice risa_0976
【Risa】「……クッ……くぅぅ……」
#voice miya_0778
【Miya】「璃紗にもちゃんと認めてもらった上で話を進めたいので、その相手に一度、璃紗にも会って欲しいの」


#cg 2 tri07s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0977
【Risa】「……知らないわよ、そんなの。私はそんなの、絶対に認めないからねっ!」


#cg 1 tmi03s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0779
【Miya】「璃紗、貴女そんなに……」
手紙から顔を上げた美夜が、心配そうに私を見る。


#cg 2 tri08s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0978
【Risa】「ママ……もう、信じられないわ」
勝手に再婚する?
だから相手に会って欲しい?
ふざけないで、冗談じゃないわ。
#voice miya_0780
【Miya】「璃紗……少し落ち着いて」


#cg 2 tri07s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0979
【Risa】「ああ、もう最悪だわっ」
グッと頭を抱える。
さっきまでの楽しい気持ちやドキドキが全部、吹き飛んでしまった。
もうエッチどころの気分ではなくなっていた。


#cg 2 tri03s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0980
【Risa】「美夜、ごめんなさい。今日のご褒美だけど……」


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0781
【Miya】「わかっているわ。それより璃紗、お母様は……」


#cg 2 tri07s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0981
【Risa】「あんな人、どうでもいいわよ。何でも好きにすればいいんだわ」
荒れている私に美夜は淡々と、完全に落ちついた声で言った。
#voice miya_0782
【Miya】「わたくし、前に璃紗に言われて、不仲だった両親と話し合ってきたわ」
#voice miya_0783
【Miya】「今でも好きでもないし、理解しあえていないけれど、少なくとも拒絶はしていない。意志はちゃんと伝えあえるようになったわ」


#cg 2 tri08s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0982
【Risa】「美夜……」
#voice miya_0784
【Miya】「璃紗、わたくしはその事を、あの時わたくしの背中を璃紗が押してくれた事を、本当に感謝しているのよ」


#cg 1 tmi03s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0785
【Miya】「そんな璃紗が、わたくしと同じ事で悩んでいるのはおかしいわ。そう思わない?」


#cg 2 tri03s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0983
【Risa】「そ、それは……そうかも、しれないけど……」


#cg 1 tmi01s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0786
【Miya】「ね……璃紗も一度、ちゃんとお母様と話し合った方がいいんじゃないかしら?」


#cg 2 tri08s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0984
【Risa】「……イヤよ、今のママとなんて話したくない、口も聞きたくないわ」
いくら美夜の頼みでも、そればかりは聞けなかった。
#voice miya_0787
【Miya】「璃紗……それならせめて、どういう経緯でこんな風になったのか、どういうお母様なのか、それだけでも聞かせて」


#cg 2 tri03s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0985
【Risa】「えっ……?」
#voice miya_0788
【Miya】「以前、璃紗からお母様と喧嘩して、一人暮らしをしているって話は聞いたわ。でも詳しいことはまだ、話してもらっていなかったわよね」
#voice risa_0986
【Risa】「でも、それは……」


#cg 1 tmi03s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0789
【Miya】「話して……くれないの?」
#voice risa_0987
【Risa】「だって……言いたくないっていうか……」
私が話すのを嫌がっていると、美夜はぴしゃりとキツく言い放つ。


#cg 1 tmi09s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0790
【Miya】「何よ、璃紗……ウチの話にはあんなに口を挟んできたのに、わたくしには関わらせてくれないの!?」
#voice risa_0988
【Risa】「み、美夜……だって、私……美夜には迷惑、かけたくないから……」


#cg 1 tmi07s 200 0
#wipe fade



#voice miya_0791
【Miya】「かけなさいよ、素敵な恋人のわたくしに、いくらでも迷惑かけてよっ」
#voice risa_0989
【Risa】「美夜……アナタ……」
いつもクールで、どこかつかみ所のない美夜が、熱くなっていた。
珍しく、シリアスに怒っていた。
#voice miya_0792
【Miya】「璃紗、貴女がこの件に関して、どうしても話したくないのなら……わたくし、諦めて帰るわ」
#voice miya_0793
【Miya】「でもね、璃紗。わたくしは諦めたくない……璃紗が心配でたまらない、放っておけないからよ」


#cg 2 tri08s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0990
【Risa】「美夜、そんなにも……私の、こと……」
美夜の言葉からハッキリと、強い意志が感じられた。
これほどまでに、彼女は私のことを心配してくれている。
これ以上、美夜をごまかすことはできない。
#voice risa_0991
【Risa】「……分かったわ、美夜。全部話すから、聞いて……」
今までの、私とママとの関係。
その全てを、私は美夜に話す事にした。


;**暗転
#mes off
#mes clear
#system off
#bg black
#cg all clear
#wipe fade



;**璃紗の部屋
#bg bg01a
#wipe fade


#cg 1 tmi01s 200 0
#cg 2 tri01s 600 0
#wipe fade



#mes on
#system on


#voice risa_0992
【Risa】「うちのママは今、大手企業……って言っても、美夜の家と比べたら全然大したことないけれどね。そこの女性管理職に就いているの」
#voice miya_0794
【Miya】「そうなの……でも女性で管理職なんて、この日本ではすごい事よ。よほど才能があるか、努力家なのね」
#voice risa_0993
【Risa】「それは、まあ……すごいとは思っているわ。離婚した後は、娘である私を一人で養っていく為に、必死に働いていたわ」
#voice miya_0795
【Miya】「そう……苦労されていたのね」
言葉少なげに、美夜は私の話を聞いてくれた。
#voice risa_0994
【Risa】「お金だけはかなり稼いでいるから、私の食費や生活費も結構もらっているの。ミカ女にだって、通わせてくれるくらいだし」
#voice risa_0995
【Risa】「でね、この家には少し前まで……ちょうど2年くらい前までかしら、二人でずっと住んでいたの」
#voice risa_0996
【Risa】「だけどママ、最近は仕事がかなりキツくて、会社に泊まったり、帰って来ても寝るだけの生活をしていたわ」
#voice miya_0796
【Miya】「本当に大変なのね……それで、今は? わたくしがこれだけ遊びに来ていても会わないのだから、あまり帰ってきていないとは思うけれど」
#voice risa_0997
【Risa】「そうよ。今は会社の近くに、寝るためだけのワンルームを借りてるのよ」
#voice miya_0797
【Miya】「そう……璃紗はずっと離れていたのね、お母様と」
ママと私の現状は、そんなところだった。
#voice miya_0798
【Miya】「お母様が今どうしているのかは、わかったわ。次は璃紗ね」


#cg 2 tri03s 600 0
#wipe fade



#voice risa_0998
【Risa】「私? 私が何??」
#voice miya_0799
【Miya】「璃紗はお母様のこと、今までどう思っていたのか……それを知りたいわ」
#voice risa_0999
【Risa】「どう、思っていたかって……言われても……」
私は黙って、考える。
今まで逃げてきた問題を整理するように、ただ考える。
#voice risa_1000
【Risa】「ママのことは……好きよ。今でも多分、好き……でもママは、離婚をしてしまったの」
#voice risa_1001
【Risa】「だからママは、私のことは嫌いなのかも……ううん、邪魔だと思っているかも知れないわ」


#cg 1 tmi03s 200 0
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#voice miya_0800
【Miya】「どうしてそんな事を言うの、璃紗。まさかお母様本人から、そう言われたわけではないでしょう?」


#cg 2 tri08s 600 0
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#voice risa_1002
【Risa】「ええ、言われてはいないわ。でも……私はパパとママの子供、二人の愛の結晶のはずなのに、その愛はもう壊れてしまった」
#voice risa_1003
【Risa】「もう両親二人に、愛はない……だったら私も、いらないんじゃないかって。ママは母親としての義務で、懸命に私を育てていたんじゃないか、って」


#cg 1 tmi08s 200 0
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#voice miya_0801
【Miya】「璃紗……やっぱり貴女は真面目ね、生真面目すぎるわ。深く考えすぎよ」
#voice risa_1004
【Risa】「私をこんな風にしたママは、パパと離婚したママは、好きになれないわ」
#voice miya_0802
【Miya】「……好きだけど、好きになれない……複雑なのね、璃紗の心は。そこに今度の再婚話が来たってわけね」


#cg 2 tri07s 600 0
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#voice risa_1005
【Risa】「パパとの愛が消えて、再婚しようとしている……新しい愛を得ようとしているのよ。そんなママに、もう私は必要ないじゃないの」
#voice miya_0803
【Miya】「璃紗……璃紗が複雑な気持ちを抱えているのはわかったわ。でも……」
憤る私に対して、美夜はなだめるように言った。
#voice miya_0804
【Miya】「それでもあえて言うわ。わたくしも両親と話し合って、本音をぶつけて、少しだけ分かりあえたわ。だから璃紗も……」
#voice risa_1006
【Risa】「ママと話し合え、って言うのね、美夜。でも……イヤよ、イヤなのよ」
勝手にパパと離婚して、あの時どんなに私がショックだったのか、知りもしないで。
それで再婚なんて、信じられない。


#cg 2 tri08s 600 0
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#voice risa_1007
【Risa】「とにかくママにも、その再婚相手にも、私は会いたくないのよ……」


#cg 1 tmi03s 200 0
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#voice miya_0805
【Miya】「璃紗……」


;**暗転
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#cg all clear
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#mes on
#system on


……その後も美夜は、私をどうにか説得しようと、色々と意見を言ってくれた。
でも私の方はまったく、聞く耳を持たなかった。
それほどまでに私は、ママの再婚が許せなかった。


;**璃紗の部屋
#bg bg01c
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#cg 1 tmi08s 200 0
#cg 2 tri08s 600 0
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#voice miya_0806
【Miya】「……わかった、無理強いはしないわ……でもね」
美夜は再び、真剣な眼差しを私に向けてきた。
#voice miya_0807
【Miya】「璃紗はウチの家庭問題に口を出して、勝手に解決したのよ。だから今度は、わたくしの番よ」
きっぱりと、美夜はそう宣言する。


#cg 2 tri03s 600 0
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#voice risa_1008
【Risa】「で、でも……」
#voice miya_0808
【Miya】「わたくしを璃紗のお母様に会わせてくれるまで、わたくしは口出しを続けるから。いいわね?」
#voice miya_0809
【Miya】「そしてきっちり和解するまで、いつまでも協力するつもりよ」
#voice risa_1009
【Risa】「美夜……ありがとう、でも……きっと、無理よ……」
美夜の気持ちは嬉しい、本当に嬉しい。
でも今は、ママとの和解なんて、とても考えられそうもなかった。


;**暗転
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;♂MS
#bgm 0 stop 1000


;//END
#next2 S012

atelier_no_koibito_tachi/s011.txt · Last modified: 2013/06/01 22:49 (external edit)